2015年3月27日金曜日
口金Bagの制作・その8(前ポケット)
前ポケットです。 心配していた”漉き”は、あっさりクリア!
ミネルバボックスとはちょっと違いますが、コツをつかめば何とかなりましたァ~
写真はポケットの外回りを、グルッと一周”斜め漉き”したものです。
そして最初に留め用の「マグネット釦」を付けて・・・・・・
ポケット本体に力が掛かるので、今回は伸び止め用に1枚革を挟んでおきました。
表はこんな感じ・・・・・・
ちなみに、伸び止め用の革は表に響かないよう、中心部だけをボンド付けしております。
っでもって、マグネットの金具が裏地に引っかからないよう、薄い革を貼って予防しておきます。
次に、裏地をボンドで仮止め!
写真を見ると、かなり裏地がひきつって見えますが・・・・・・ これも計算のうち!
ちなみに表はこんな感じ・・・・・・
裏地とは逆で、かなりゆとりがございます。 まぁこれも、計算のうち!
次に、ポケット本体とマチを縫い付けていきます。
今回はミシンも併用しての制作! ミシン縫いで問題の無いところは、こんな風にミシンの”力”を借りて、効率アップしていきます!
ポケットのカタチを整えて・・・・・・
ハイ、計算通り! 表側のゆとりが程よい膨らみになりましたァ~
ちなみに・・・・・・ 引きつった裏地はこんな感じ・・・・・・
こちらも計算通り! 通常に整っておりますね。
洋服作りもそうですが、厚みのある革に裏地を付ける場合は、若干裏地側のサイズを小さく致します。
もちろん、使用する革の厚みや性質、またデザインなどでも色々ですけどね。
この若干ってところは、1~2mmだったり、5mmだったり・・・・・
これこそ、”経験”で身に付けていくものだと考えます。
だから、失敗も大事なのですよ。
(時々なら・・・・・ )