2014年6月30日月曜日

革の手縫い鞄教室(6月28日)


先週土曜日のレッスン、6月最後のお教室

まずはこちら、先ほどベルトが完成し、早速 新しい制作の準備に掛かったところ・・・・・
お題は「オリジナルデザインのトートBag」


こちらがそのトートBag。 お家でクラフトサンプルを作り、大まかなデザインが解かるようカタチにしてきてくれましたァ~ (素晴らしい!)

まずはこのクラフトサンプルを基に、イメージによい近い”カタチ”に出来るよう、本体やポケットの作り方をあれこれ考えていきます。
作り方が決まったら型紙を作り、もう一度クラフトサンプルを組み立てて、そこからまたいろいろ修正していきましょうね。
何も無いところから”カタチ”にしていくのはもの凄く手間と時間がかかりますが、根気よく、頑張っていきましょ~
 

ちなみに・・・・・・
こちらが完成したベルト。 ミネルバボックスのネロ(黒)を贅沢に使ったシンプルなベルトです。


バックルに差し込んでこんな感じ・・・・・・
黒の革に、赤色のステッチが効いています!  (お疲れ様でした。)


そしてこちらも、オリジナルデザインの道具Bagを制作中~
順調に進んでおりましたが・・・・・  大丈夫!ちょっとした間違えなら修正は可能です!
(全く問題無いので、そのまま進めて下さいね)


そしてこちらは革包丁のカバーを制作中~
最後の仕上げ”化粧ネン”を引く準備をしているところ・・・・・

綺麗に引けるよう、何度も何度も繰り返し練習しております。
仕立てた道具を使いこなすのはそう簡単なことではありませんが、練習あるのみ!
根気よく頑張って下さいね。

そして次回はいよいよ初めての課題制作になります。

楽しんでいただけると 嬉しいなァ~



では、皆さんまた来月 お待ちしておりますね。




2014年6月29日日曜日

革の手縫い鞄教室(6月21日、27日)


先週の土曜日、21日のレッスン風景・・・・・・  20日金曜日にミニBagが無事完成したところで、早速次の制作に取り掛かっております。
写真は完成した型紙を使って、クラフト紙でサンプルを組み立てているところ・・・・・
初めてのデザイン、そしてちょっとわかりにく部分があるので、予習を兼ねてクラフトサンプルを作るのですね。




次の制作は写真資料の”眼鏡ケース”  サイズでいくとペンケースも併用できる大きさです。
そして今回のデザインポイントは”アップリケ”  
バラの花になりますが、立体的な作り方で、かなり”動き”があるデザインになります。

現物が無いのが申し訳ないところ・・・・  教室用のサンプルもキッチリ作って置かないといけませんね。


27日の教室では、アップリケの準備に掛かりました。
一つ一つの小さなパーツを、正確にカットしているところ・・・・・・  ひとつのパーツの大きさはかなり小さいものなので(しかも曲線)、写真のようにハサミを使っての作業になります。
カットしたパーツは全て”磨き”を致します。 これはじっくりお家での宿題で・・・・・・  根気のいる作業ですが、頑張って下さいね!


そしてこちらも先週21日の教室・・・・・  紳士用の二つ折れ財布もあともうちょっと!
外回りをしっかり縫い合わせれば、完成~っとなります。
写真は縫い合わせる箇所に、縫い目を菱目打ちを使って穴明けしたものです。


そして”馬”に挟んで、外回りを縫い合わせているところ
縫い合わせて、最後は”磨き”の仕上げ作業をして・・・・・・


ハイ、こんな感じに完成~です!!
小銭入れ後ろの隠しポケットに、鍵が収納できるようにアレンジしました。


開くとこんな感じ・・・・・  カードポケットが4つと、小銭入れ
そしてカードと小銭入れの後ろもポケットになっております。



先ほどの鍵はこんな風に収納すれば・・・・・


ハイ、こんな感じ・・・・・  よく鍵を無くすご主人の為に、デザインしたお財布なのですね。


実は27日の金曜日が結婚4周年目の”結婚記念日”
完成したお財布は27日の記念日に、ご主人にプレゼントするそうです。


無事完成、お疲れ様でした。
そして ”結婚記念日” おめでとうございます! 





2014年6月26日木曜日

プチ整理整頓


昨日から夢中になって”お片付け”をしています。

常日頃、何とかしなければイケないっと、心底おもっていた細かなパーツたちの整理整頓。
そんな時ちょうど無印良品が10%OFF!ってことで、この機会を利用しない手はないと・・・・・  取りあえず ”アクリルケース5段”を2つ、中仕切りと一緒に購入した次第です。

ちょっとずつ買い足して増えていったパーツは、小さな箱や大きな箱にバラバラに保管されていて、一目で何があるのか?全くわからない状態でした。
見ながらアイディアを考えられる一括した保管方法を考えると、これがベストなのかなっと・・・・


まず1つ目のアクリルケースの中身は、次のステップとして制作していく 革アクセサリーを飾るビーズ&スパンコール、そして関連する丸カンやTピンのパーツたち。
一段目のビーズは、以前から使っていた小分けの入れ物をばらしてそのまま使っておりますが、二段目の天然石の段は、入れ物が足りずに手付かずなのが残念・・・・・ 
一番お片付けしたいところだったんですけどね。 (またの機会です。)


そして2つ目のアクリルケースは、革に使用する留め具やスナップなどのパーツ類
ちなみに・・・・・  こちらは教室で買えるように、準備したいと考えております。

こうして見ると足りないものや、逆に多すぎるものなどなど・・・・  本当に一目瞭然ですね。


”こんなもの”や”あんなもの”  
全ての箱の整理が終わったわけではないので、まだまだ いろんなものが飛び出てきそうな予感が致しますが
まぁ何となく”プチ整理整頓”が完了です!


これでアクセサリーの良いアイディアが浮かんでくるのか?


大いに期待したいところですね。
(まるで他人事のようですが・・・・・  )



2014年6月25日水曜日

革の指ぬき(アンティコ×ナポリ)




革の指ぬきが完成致しました。 ミネルバボックスのアンティコ(ピンク)とナポリ(イエロー)を使用

記念に? 7年間使用していたこれまでの指ぬきと、一緒に並べて撮ってみましたョ。
使用していた市販品を基本に新しいものを作りましたが、作り方と高さをちょっと変更してあります。


今回作った指ぬきは、つき合せの”すくい縫い”で縫い合わせした方法
使っていた市販品は、内側に縫い代1mmほどで縫い合わせして、裏革を貼り付けて縫い代との段差を無くした作り方でした。

内側に縫い代がある・・・・・ いったいこの小さな指ぬきを、どうやってひっくり返したのか?
早い話、ひっくり返すのが面倒なので簡単な方法を選択したまでです。


ちなみに、高さを変更した理由は・・・・・

以前の市販品では、中指の第一関節まで覆ってしまい 指の動きが制限されてしまったからです。


手が小さいから、指も短い・・・・・  
残念ですが仕方のないことですね。(これが現実)


それから・・・・・
教室用にサンプルを1つ作っておきましたので、制作するときに高さや大きさなどなど  
色々なアレンジの参考にしもらえると、嬉しいなァ~









2014年6月24日火曜日

指ぬきの制作・その2(裁断&縫い合わせ)


指ぬきの続き・・・・・・ 
表と裏の革を型紙が入る大きさに粗裁ちし、厚みを漉いてから表裏をボンドで仮止めします。
写真は表側に型紙を写し、写した線に沿って裁断したところ


次に、縫い目を作っていきます。
まず ”ネジネン”で縫い線を引き、2本目の菱目打ちを使って縫い目を打っていきます。
 

そしてここからが小技・・・・・  すくい縫いの目の刺し方になります。
まず、打った目に菱ギリを差し込むのですが、写真のように表革の厚みの半分ぐらいに刺すのですね。
決して裏側まで貫通させてはいけません。


縫い目を作ったら、こんどは”縫い合わせ”
写真のように作った縫い目を合わせ、指ぬきの裁断面をつき合せで接いでいきます。  この時のポイントは”糸の引き”  強すぎても弱すぎてもダメなのですョ。 
なので、このポイントは数をこなして、感覚を掴むしかありません!


”すくい縫い”の裏側(内側)は こんな感じ!  裏側もフラットな仕上がりになります。
そして、同じようにもう片側も”すくい縫い”をすれば・・・・・・  完成~~ っとなります!!


写真は完成した指ぬきを、カナヅチで思いっきり叩いているところ

出来たものを壊しているように思えますが・・・・・・
実は指に馴染むよう、叩いて革を柔らかくしているのですね。


決して失敗したので・・・・・  ってことではありませんので
ご安心を。











2014年6月23日月曜日

指ぬきの制作・その1(型紙作り)


かれこれ、7年ほど愛用している革の指ぬき   もうかなりボロボロです。
革に刺繍やアップリケなど、細かな細工の縫いをするときには必ず使う必需品! 
この指ぬきが無いと、痛くて針の抜き差しが出来ないのですね。


右利きの私は こんな風に右手中指にはめ、中指の側面に針の頭を付けて押し出します。(主な使い方)

ちなみにこの”指ぬき” 革刺繍を初めた頃、手芸屋さんで見つけた市販品なのですね・・・・・
そこで、「まぁ、革なら作ってみようか?」 ってことで 初めての指ぬき作りに挑戦することに致しましたァ~


まずは型紙作りから・・・・   指ぬきのサイズを測り、適当な大きさの画用紙を用意
写真のように、中心線を丸ギリで引いて折り線を作ります。(この中心なども目分量でOK!)
次に、横の中心線も同様に作ります。


まず、画用紙を横半分に折って、測ったサイズを基準(参考)にし ”高さ”を引きます。
次に指入れ口になる幅を、革の厚みなどを考慮してサイズを決めます。
幅が決まったら、中心線から半分に振り分け幅線を引き、そのあと指先のカーブ線を描いていきます。

次に、写真のように画用紙を半分に折ったまま、2枚一緒に描いた線をカッターでカットしていきます。


次に、折っていた画用紙を開き、写真のようにもう1つの折り線を半分に折って、先ほど描いたカーブを反対側に写します。
ズレないようにこちらもカッターでカット!


最後に”高さ”をカットすれば・・・・・
ハイ、こんな感じに型紙が完成~   ちょっと面白いカタチになりましたョ。


この後、裁断&縫い合わせで、型紙から1時間ぐらいで1つ目は完成致しました。
っがしかし・・・・・ フィット感がちょっと・・・・ 
それからいくつか作り直した次第です。


実はこの指ぬき、20日の教室に間に合わせようと、19日に制作したものです。
(無事、4つ目で完成しております。)

革刺繍に苦労していた生徒さんにも 翌日 教室で1つ作って頂きました。



活躍してくれると良いなァ~ (気づくのが遅くて、すみません!)





2014年6月22日日曜日

ミネルバボックスの簡単パスケース


母用の”パスケース” 無事完成です。
使用した革はミネルバボックスのパパベロ(赤)で、表と裏を重ねて縫い合わせた、一枚仕立ての簡単なカタチになります。


カタチはシンプルですが、表ポケット口をカーブさせ本体には小窓を開けて、チャージの時などカードが取り出しやすいようにデザイン
一応、母の名前の刻印入りです。


こちら、サイドに挟み込んだループ


そこにコイル状になった”ある”ものを取り付けて・・・・・・


コイル状の先には、しっかりした留め具が付いていて・・・・・・・


この留め具を 鞄の内ポケットに挟んでパスケースを収納すれば、鞄から落ちることもありません!


改札などでカードを使用するときは、コイルがビヨーンっと伸びるので鞄から落とす心配がなく、しかも繋がっているので見つけやすい!
非常に便利なものなのですね。 


ちなみに・・・・・・
このコイル状の便利グッズは、近所の¥100ショップで購入いたしました。


母はさっそく使っております。
本日もバスの乗降が非常にスムーズでしたァ~



またこれで、親孝行の”貯金”ができたかな?




2014年6月21日土曜日

革の手縫い鞄教室(6月20日)




20日金曜日のレッスン風景・・・・・・
Bag口の口巻付けはお家での宿題で済ませ、教室で最初の作業 ”穴明け”が、最終の仕上げになりました~
写真はバックルに三つ編みの持ち手を取り付けているところ


ハイ、こんな感じに無事完成~!! 
無理やりポーズをお願いした 貴重な一枚です。(すみません・・・・) 
長い期間掛かりましたが、完成、おめでとうございます。 お疲れ様でした! 

ミネルバボックスのプルーニャ(紫)に、赤茶色で刺繍したバラが素敵です。お出掛けの時には是非、お使い下さいね。


さてこちらも続きのミニBag。 只今 宿題用に裏地をカットしているところです。
本体の仮止めも進められるよう、お家での宿題分を仕込んでおきます。


そしてこちらが本題の紳士用二つ折れ財布。 最後の工程、本体の組み立て準備に入ったところ
出来上がりサイズを確認しながら、型紙と合わせて表側とセットする位置を決めていきます。


付け位置が決まったら、思い切ってカット!(一部分)
同様に表側の本体もカットしたところで、片側づつボンドで仮止めしていきます。


さて、本日はここまで・・・・・

続きは明日(21日 土曜日)の教室で、最後の縫い合わせに掛かります。


あともう少し・・・・・  頑張って下さいね。





2014年6月19日木曜日

パスケースの制作・その4(縫い合わせ準備)


パスケースの続き・・・・・  写真は”ある”ものを付ける為のループベルト
本体に挟むので、なるべく厚みを無くすように斜め漉きします。


そしてこちらがループベルトを挟み込む位置。  整形時、この挟み込む部分はカットできないので、最初にカットしておきます。


本体の外回りにボンドを5mm幅で伸ばし、先ほどのループベルトは半分に折って、こちらも位置にボンドで仮止めしておきます。


表裏本体をズレないように貼り付けたら、カナヅチを使ってしっかり圧着!


ループベルト部分を横から見るとこんな感じ・・・・・  先にカットしておいた断面を、きっちり合わせるのが なかなか難しいのですね。




次に、整形のカットをいたします。
丸ギリを使って出来上がり線を引いたら、線に沿ってカット!
先ほどのループベルトのところは、写真のようにピッタリ合わさるようになります。


カタチが整ったところで、ネジネンで縫い線を付けていきます。 
これで外回りに 2.5mm幅の線が引けました。


縫い線が引けたら菱目打ちで縫い目を打っていきます。

きれいに縫い目が揃うよう、ループベルトには打ち目が均等に入るよう、最初に”目の位置”を確認しておくことがポイントです。


この後はしっかり縫い合わせて、磨きの仕上げをすれば・・・・・  完成~です!


お披露目はまた後日、”附属品”を付けてご紹介させていただきます。
(たいしたものではありませんが・・・・・  お楽しみに  )