2014年11月30日日曜日
ロングウォレットの修理・その1(革チェーンのサイズ直し)
写真は4年前に甥っ子から頼まれて作った”ロングウォレット”っの付属品、革のチェーンです。
空き時間を利用して、ウォレットの修理を進めたいと思います。
お直しの箇所は2点、一つはこのチェーンのサイズ直し。
二つ目はカードポケットの取り替えっとなります。 毎日使用しているものなので、効率よく進めて行きたいと考えます!
まずは、すぐ出来る革のチェーンから・・・・・・ サイズを約8㎝ほど短く致します。(白テープが巻いてあるところまで)
写真のように金具を取り外して解体!
カナヅチを使って、印の白テープのところで折り癖をしっかり付けておきます。
先ほど解体した金具を通し、解けないようにしっかり糸でくくって縛っておきます。
固定できたら編み込みのテープ先を解いて、長さを揃えて斜めにカット!
ハイ、こんな感じに出来ました。
次に、縛った糸部分を隠すように、共革テープを巻いていきます。
今回は解体した以前の共テープは使わずに、新しい革でテープを作りました。 (色が全然ちがいますねェ~)
新しい共革テープを巻いて、しっかり縫い付けて・・・・・
ハイ、こんな感じに短くなりましたァ~
まずは一つ目のお直し箇所が完了です!
引き続き、時間を見ながらカードポケットの修理を進めていきます。
・・・・・・そして、部屋の模様替えも進んでおります?・・・・・・・。
やっぱり我慢できないのですョ。
いけませんね・・・・・・・。
2014年11月25日火曜日
いろいろ準備中 & バックルも解体中
三連休明け、朝から冷たい雨が降っています。
天気予報によると、このまま明日いっぱいこの状態。 いつもは暖かい家なのに、お日様が出ない分 今日はとても寒く感じます・・・・・・。 (暖房付けようかなァ~)
さて、先日の”編み込みベルト”を無事お渡ししてから、ちょっと一休みしておりましたが、その間いろいろ準備(いろいろとは教室やら、ご注文やら、部屋の模様替えとか?)の為、調べものをしたりして・・・・・ またまた余計なことを考えております。
本当は一番に部屋の模様替えをしたいのですがね・・・・・ そこはちょっと我慢して、教室とご注文の準備。
こちら、バックルのお預かり品。 そして先日の編み込みベルト同様、大事な形見のお品物です。
バックルには”型押し”のグリーンの革が貼り合せてあります。
さて、どんなデザインが合うのか、いろいろ考えながらちょっと観察・・・・・
裏返すと写真のようにネジが2つ・・・・・
表側の文字金具は、ネジで取り外しが可能なようで、さっそく取り外して見ること致しましたァ~
ネジ山を壊さないように、慎重に外していきます。
ネジを2つ外して、バックルを返した状態・・・・・
ハイ、こんな感じに解体出来ました!
ちょっと触ると、バックルの革張りも綺麗に取れるかも?
デザインは、このまま”型押し”を使うか?それとも制作するベルトと同じ革を張り替えるか? 迷うところですね・・・・・
このままなら、ミネルバボックスのオリーバー(グリーン)っと合わせてもいいのかな?
そんなことも考えられますね。
来週の日曜日にはデザインの打ち合わせです。
そろそろ固めていかないと、いけませんね・・・・・・
天気予報によると、このまま明日いっぱいこの状態。 いつもは暖かい家なのに、お日様が出ない分 今日はとても寒く感じます・・・・・・。 (暖房付けようかなァ~)
さて、先日の”編み込みベルト”を無事お渡ししてから、ちょっと一休みしておりましたが、その間いろいろ準備(いろいろとは教室やら、ご注文やら、部屋の模様替えとか?)の為、調べものをしたりして・・・・・ またまた余計なことを考えております。
本当は一番に部屋の模様替えをしたいのですがね・・・・・ そこはちょっと我慢して、教室とご注文の準備。
こちら、バックルのお預かり品。 そして先日の編み込みベルト同様、大事な形見のお品物です。
バックルには”型押し”のグリーンの革が貼り合せてあります。
さて、どんなデザインが合うのか、いろいろ考えながらちょっと観察・・・・・
裏返すと写真のようにネジが2つ・・・・・
表側の文字金具は、ネジで取り外しが可能なようで、さっそく取り外して見ること致しましたァ~
ネジ山を壊さないように、慎重に外していきます。
ネジを2つ外して、バックルを返した状態・・・・・
ハイ、こんな感じに解体出来ました!
ちょっと触ると、バックルの革張りも綺麗に取れるかも?
デザインは、このまま”型押し”を使うか?それとも制作するベルトと同じ革を張り替えるか? 迷うところですね・・・・・
このままなら、ミネルバボックスのオリーバー(グリーン)っと合わせてもいいのかな?
そんなことも考えられますね。
来週の日曜日にはデザインの打ち合わせです。
そろそろ固めていかないと、いけませんね・・・・・・
2014年11月23日日曜日
革の手縫い鞄教室(11月21日、22日)
先週末のお教室の風景です。 まずは金曜日のレッスンから・・・・・・
こちらは前回の続き、口金を共革テープで巻いた”ガマグチ”を制作中~
いよいよ本体と口金を縫い合わせ、合体しているところです!
この作業、簡単そうに見えて、ものすご~く難しいのですね・・・・ 始めてからもう何時間? かなり労力が掛かります。
残りは”宿題”で頑張って下さいね。
そしてこちら、本日からパスケースの制作に掛かりました。
写真は表側にポンチを使って、”窓”を作っているところです。
前回まで制作していたグラスケースは、完成した翌日にご友人の皆さんプレゼント! ご自身のものを含め計4個、大量生産でした。
ところで皆さんの反応は?・・・・・ ガッツポーズ!! 頑張った甲斐がありましたね。良かったァ~
裁断が終了したら、次にポケット口の始末をします。
磨いて、化粧ネンを引いております。
ちなみに今回のパスケースは、お嬢様へのプレゼントになるそうです。(頑張って下さいね。)
そしてこちらも前回の続き、オリジナルトートBagを制作中~
制作の完成目標は・・・・・ 今月末! 時間が無い中、急いで各パーツ付けの仕上げに掛かっております。
写真は前ポケットのカブセに、これまたオリジナルの彫金金具をセットしているとこです。
宿題の持ち手、頑張って下さいね~
こちらは昨日、土曜日にレッスン。
まずは最初に基本の道具の仕立てで、革包丁砥ぎをしております。
この包丁の仕立てを習得しないと、きちんとした品物が出来ない!これからの制作に関わるとっても大事な作業なのですね。
包丁がちゃんと砥げたか? それが解かるまで、なかなか難しいのですが・・・・・ 何度も繰り返して習得して下さいね。
革包丁研ぎが終わったら、続きの制作に掛かりました。
こちらはペンケース、仕上げの縫い合わせ準備に入りました!
カーブの部分は2本目を使って、縫い目を打っていきます。 縫い合わせはお家での”宿題”でお願いします!
そしてこちらも前回の続き・・・・・ ミニポーチの制作です。
写真はファスナー付けの準備の為、口を磨いて、仕上げをしたところに、菱目打ちを使って縫い目を打っているところです!
黄色に赤い刺繍が映えますね~ 個人的に好きな配色です!
次回はいよいよファスナー付けです! ”宿題”もよろしくお願い致しますね。
革制作を始めたきっかけは人それぞれ・・・・・
最初に掲げた目標を、今月叶えたMさん、おめでとうございます! (また、次の目標も教えて下さいね。)
皆さんの”夢”も叶うよう、ちょっとでもお手伝いできたら、嬉しいですね・・・・・
2014年11月22日土曜日
ミネルバボックスの編込みベルト(共革テープ)
ご注文のベルト、無事完成致しました。
サイズは長さ106cm(バックル含む)で、ベルト幅は3.5cmです。
使用したのはミネルバボックスのネロ(ブラック)で、中芯入りの3枚仕立てになります。
そしていつも通り、総手縫い仕立てです!
デザインポイントはこの共革テープの編み込み
動きを出したかったので、テープの幅を変えて変化を付けております。(中心は太)
横から見るとこんな感じ・・・・・
せっかくの編み込みが沈まないように(目立つよう)、存在感を出す為 共革テープを厚めにして作りました。
その甲斐あってか、凹凸がハッキリわかりますね。
そしてこちらが”形見”のバックル
アルファベットのHを模った、存在感があるお品物です。
後ろはこんな感じ・・・・・・
バックルはこんな風にベルトを挟み込むカタチで、バックルに付いたギボシに穴を掛けて、締めるタイプのものです。
ベルト断面は”切り目本磨き”仕上げ 最後は”化粧ネン”で引き締めました。
予定通り、無事完成致しましたァ~
お約束の期限に間に合って、ホッとしております!
数年間、大切に保管していたお祖父様の”形見”のバックル
これで身に付けて頂くことができますね・・・・・・ 本当に良かったです。
バックルに負けないよう、ガッシリとしたベルトに仕上げました。
この”編み込みベルト” 気にいて頂けると良いなァ~
2014年11月20日木曜日
ベルトの制作・その4(貼り合せ&仕上げ作業)
昨日の続きから・・・・・
長いベルトの貼り合せが完了~ 表と裏の間に中芯を挟んだ3枚仕立てになります。
編み込みなのでね、一応伸びとか心配ですから、伸び対策で芯を挟みました。
写真は、貼り合せた両サイドの断面をしっかり圧着する為、ローラーを掛けているところです。
編みテープがあるので、今回はカナヅチではなく久し振りにローラーを使いました。
しっかり圧着できたら、写真のようにベルトの幅をカットしてカタチを整えるます。
綺麗に仕上げる為には、一回でカットできるよう革包丁はしっかり切れるものを使用するのがベスト!
その方が磨き作業が簡単に済みますのでね。
剣先はこんな風に、「押切り」して少しずつカーブを作っていきます。
革が厚い場合はこのようにしてカタチを整えます。
次にネジネンで縫い線を引いたら、菱目打ち縫い目を打っていきます! (やっぱりベルトは距離があるなァ~ )
”目”が打てたら、頑張って縫い合わせです!
全部縫い終わったら、最後に磨き作業
写真は台を使い断面を磨いております! ちなみに上側が磨いた部分で、下側はまだの部分です。
長い長い距離、いつもの何倍も磨いていきます。
磨きが終わったら、締めの”化粧ネン”を引いて・・・・・ 完成~っとなります!
まだまだ磨きの途中ですが、本日中の完成を目指します!
これで何とか、お約束の期日には間に合いますね・・・・・。
2014年11月19日水曜日
ベルトの制作・その3(共革テープの編み込み)
編み込みベルトの続き・・・・・・
長~い長~いテープの”磨き”作業が終了致しました!
両サイドを磨いたので、3本で計7.2mも頑張りましたァ~ いやぁー長かった。 地味な作業って根気が必要ですね・・・・・・。
テープが出来たら、次に編み込み作業。
最初に細いテープ2本を差し込んでいき、次に中心の太いテープを編んでいきます。
編み込みのポイントは、一目一目 テープの引き具合を注意しながら編み込んでいくこと・・・・・・
長い距離なのでね、慎重に慎重に進めて行きます。
必要な長さまで編み込み出来たら、裏返してテープのゆるみをチェック!
十分注意して編み込みましたが、やっぱり手直しは必要です。
写真はちょっとづつゆるんでいたテープを、始めから少しづつ引き締めているところ・・・・・ 革テープを伸ばさないように、引き締めていきます。
全体のバランスを確認したら・・・・・
ハイ、こんな感じに編み込みベルトのパーツが出来ましたァ~
これで長さはおよそ1.2m
必要な長さのカット位置を、印付けしておきます!
メインの編み込みが無事出来たら、次は芯を挟んで裏張りをしていきます!
ボンドでしっかり仮止めしたら、後はひたすら長い距離を縫い合わせていけば完成~っとなります!
お約束の期限が迫っているのでね、明日には何とかさせないといけません。
編み込みベルト、明日の完成を目指します!
2014年11月18日火曜日
ベルトの制作・その2(裁断&下準備)
昨日の続き・・・・・ ご注文の編み込みベルトです。
型紙が完成したところで、裁断にはいりました。 パーツは本体ベルトの表と裏、そして編み込み用のテープが3本で計5パーツ。
編み込むことで、どれ位長さに変化がおきるのか?
長さが足りなくなるといけませんのでね、出来上がりより15cmほどプラスしておきました。
裁断は全て直線、簡単なようでこれがまた難しい~ 単純なものほど粗が目立つのですョ・・・・・
カットしたパーツはそれぞれの”厚み”に漉いておき、その後 各パーツの下準備に掛かります。
写真は表側の型紙を写しているところ・・・・・・
そしてこちらは、編み込み用の共革テープ
床剤を使って、断面を磨いているところです!
このテープ磨き、結構な時間が掛かります。
まだまだ当分この作業・・・・・・
これまた単純な作業ですが、キチンとしないと後で後悔することになりますから、粘り強く続けます。
根気がいる作業が続きます・・・・・・。
2014年11月17日月曜日
ベルトの制作・その1(部分試作&型紙作り)
教室の課題制作は一時中断して、次のご注文の準備に掛かりました。
写真のバックルはお祖父様の形見のお品物で、このバックルに合う”お洒落なベルト”っとのご依頼です。
お客様の年齢は30代前半。
フォーマルなスーツにご利用されるとの事ですが、人とは違ったデザインをご要望
そこで、解かりやすいように簡単な部分試作を作って打ち合わせ・・・・・ 無事、デザインも決定致しましたァ~
その場でいつも使っているベルトを見せていただき、仕上がりサイズをメモしたものです。
こんなんで大丈夫かぁ??って心配になるほど、簡単でなんとも雑な図ですが・・・・・・
問題無し! これで大丈夫なのですね。
型紙制作の前に、確認しなければならない点がいくつか・・・・・
そのうちの1点、バックルの穴の確認で、開ける大きさはいくつなのか? また一番心配なのは、このデザインで穴開けって問題無いのか?
こんな感じでちょっと試して、問題点を確認していきます。
同時にベルトの厚みも再確認できました。 これ以上厚みがあると、ピッタリしない感じですね・・・・・ 要注意です!
以上の点を踏まえ、ベルトの厚みや芯のバランス、そして編みテープの厚みなどなど・・・・・
全体像が決まったら、いよいよ型紙作り!(剣先部分のみ)
写真は中心線を折って、左右対称の型紙を作り始めたところです。
え~っと、剣先はこんな感じで・・・・・・
型紙はボールチップを使っているので、スッキリカット出来るよう今回は革包丁を使ってます!
剣先のカタチが決まったら、サイズ通りに穴位置を開けていきます。
この時、中心線から絶対ズレ無いように、十分注意をしながらポンチで穴明け
穴明けが完了したら、こんな感じで確認! 何とか無事 中心に開けられましたね・・・・・・。
今回は数mmズレても目立ってしまうアイテム
デザインもそうですが、サイズの決まったバックル止めで位置がズレてしまっては台無しですからね・・・・・・。
この穴位置も同様
編み込んだテープの中心に、キチンと穴が開くように編み込んでいかないとダメ!
ベルトとは言え、結構ハードルが高いデザインです・・・・・。
上手く出来るかなァ~
不安半分、楽しみ半分・・・・ そんなところでしょうか?
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