2014年8月31日日曜日

革ポーチの制作・その14(内ポケット作り)


ご注文のポーチ続きます。
コーナー飾りは第一ポイントを無事クリアしたので、ここで一旦その他のパーツを作っていきます。
写真は内ポケットに使うサイドマチ。   重なり部分をもっとスッキリさせる為、マチ下部分を0漉きしております!


0漉きが終わったら、折り線にネンを引いておきます。
ネンを引くことで折った線がより安定するのですね・・・・・・


マチのパーツが出来たら、ポケット本体にボンドで仮止め!


表側から余分な縫い代はカットして・・・・・・  しっかり縫い合わせていきます。


断面を磨いて、化粧ネンを引いて・・・・・  ハイ、こんな感じに内ポケットのパーツが完成~
そしてこちらをポーチ本体にセットすると・・・・・


ハイ、無事 内ポケットが付きましたァ~


ちなみに・・・・・  こちらが裏側の状態です。


次にこのポーチ本体に、例の携帯ポケットを重ねます。
ここからが、第二のポイント・・・・・


さて、計算通りいきますか?
ちょっとドキドキ、ワクワクしております!


上手く出来ると良いなァ~



2014年8月29日金曜日

革ポーチの制作・その13(携帯ポケットの組み立て)


昨日の続きから・・・・・ 
下準備が出来たところで、次は本番の組み立てに掛かります。
写真は途中まで縫い目を打ったコーナー飾りを、まずはポケット正面部分だけボンドで仮止めした状態。


ちなみにこちら、コーナー飾りの凹のところに お名前の刻印を入れました。


さて次は、写真のように携帯ポケットの厚み部分に、コーナー飾りを仮止めしていきます。
ここで肝心なのが”展開した型紙”の力が発揮できるのか?否?です。


早速検証していみたいと思います!
写真は平たい状態でみた 携帯ポケットとコーナー飾りの”ズレ” 1mmちょっとズレておりますが・・・・
この1mmちょっとのズレが、型紙を”展開”してワザと作った”余裕分”


直角に貼り付けたいので、写真のように台の角を使ってボンドで仮止め!


貼り付けた部分を裏からみるとこんな風に・・・・・・  重ねたコーナー飾りは、45度漉きしたギリギリの縁部分にのってますね。
イメージ通りです!


こちら、上から見た状態。
カッチリ、90度の直角に角が作られましたァ~ 


ここで型紙を”展開”したご説明をちょこっとだけ・・・・
角を曲げたりして平面を立体にすると、上に被さる方が距離が長く掛かります。
しかし、今回は底の角ポイントは変えずに、上側だけを長くしたかったので、角ポイントを起点に、1.5mm扇型に開きました。

この1.5mmは下側携帯ポケットの革の厚み分です。
扇型に開いたので、型紙が斜めに1.5mm下がって、飾りの上部分のみ1.5mm広がりました。
(理解していただけたでしょうか・・・・・?)


では、なぜ? 上だけ開いたのか?


答えは・・・・・・

底部分は1枚仕立てだからです。
なので、厚み分をプラスする必要が無いのですね・・・・・。


型紙って、奥が深い。





2014年8月28日木曜日

革ポーチの制作・その12(携帯ポケットの下準備)


昨日の続きです。  ”45度漉き”が上手くいったところで、断面の”磨き”処理を致します。
コーナー飾りがセットされる、携帯ポケットも同様です。



ハイ、こんな感じ・・・・・  それぞれ磨いて、化粧ネンを引きました。


次に、携帯ポケットの”厚み分”を作ります。
写真のように裏側から、角ベラを使ってしっかり折り線を引いてしまいます。
表側から付けた線を折って、カナヅチでしっかり叩いて”クセ”を付けると・・・・・


ハイ、こんな風に携帯ポケットの厚みが出来ましたァ~
そして、コーナー飾りの底も同様に折り線を作っておきます。


下準備ができたそれぞれのパーツを、ちょっと仮セットしてみると・・・・・

ハイ、イメージ通りになりました。  (今のところは順調であります!)


ここでちょっと組み立てまでのイメージトレーニングをしてみます。
何度もクラフトサンプルで「おさらい」したはずなのに、やっぱり悩んでしまう手順なのですね。


ベストな方法にたどり着くまで、もうちょっと慎重に進めていきたいと考えます。


え~っと、ここをボンドで仮止めしたら、この手前まで縫っておいて・・・・・
ここまで縫ったら本体にセットして・・・・・・

あともうちょっとで スッキリするのですがね・・・・・  (頑張ります!)








2014年8月27日水曜日

革ポーチの制作・その11(コーナー飾りの下準備)


昨日からの続き・・・・・  コーナー飾りの刺繍、こんな感じに出来ましたァ~
向かい合わせになった リーフ柄の刺繍です。


そして一番の難関! 制作に取り掛かる前に、試してみた方法 ”45度漉き”に挑戦しております。
底側になる部分と、側面の部分では厚みが違うので、それぞれに合った厚み幅で ”45度漉き” にしています。
(かなり緊張致しました。) ・・・・失敗した時のことを考えて、刺繍前にすればよかったのですが・・・・


とにかく成功して良かった~ 表からみてこんな感じ・・・・・
45度漉きした断面は革の”厚み”が無いようで、見た目もスッキリしています。 


ちなみにこちら反対側・・・・・  まだ45度漉きしていないので、断面にはしっかり”厚み”が残ってます。


これをつき合せると こんな感じ・・・・・  ”厚み”で表面が離れてしまいます。


そしてこちらが、45度漉きした断面
つき合せると、斜め漉き部分がピッタリ合って、きれいな90度のコーナーが出来るのですね。


先ほども言いましたが、リスクを考えると45度漉きしてから → リーフ刺繍  の工程順が本当はベストでした。 (いまさらですけど)
まぁ、結果 一度で上手くいったのでよかったのですが・・・・・


もうちょっと頭を使って 制作しないといけませんね。


このポーチ、サイズは小っちゃいですが、いろんなことがたくさん詰まった
結構 ”手ごわい” ポーチなのですョ。

(気を抜かず、頑張ります!)




2014年8月26日火曜日

革ポーチの制作・その10(裁断&革漉き)


ご注文のポーチ、いよいよ制作に掛かりました!
まずは裁断から・・・・・  ミネルバボックスのタバコ(チョコ)を使用、裁断台に革を広げて大まかに型紙を並べたところです。


取り位置が決まったとこで、革漉きを行うパーツは粗裁ち
そのままの厚みで使用するパーツは写した型紙線に沿ってカットしていきます。


そしてやっぱり問題なのが ”コーナー飾り” のこのパーツ・・・・・・
型紙作りでも苦労したものは、全ての工程で手が掛かります。
今回は漉きの工程、他とはちょっと違う漉き方にしてみようと考えております。


ちなみにこちらが漉く前の裏側・・・・・・ 何にもしていない状態の革です。
ボールペンで直線が書いてありますが、これはここが漉きの境目となる目印(一応ですけどね)


っでもって、漉き機の厚みを調節して 境目を意識しながら漉いていきます!
ちなみに、斜め漉きではなく ”平漉き” 


パーツを漉いたら、型紙通りにカットします!


裏に返すと・・・・・・ ハイ、こんな状態~ しっかり段差が付いております。


型紙と合わせると・・・・・  ハイ、バッチリ型紙と同じように段差が出来ましたァ~


この段差部分は、上側が前ポケットと重なる ”コーナー飾り” で、下側が ”本体底” になる部分です。
できるだけシャープな感じ?(スッキリかな?)に仕上げたいので、重なる部分の厚みを調節したのですね。

まぁ、頭の中でのイメージですが ”段差” がポイントになるような気が? 致します。
本当にあくまでも 「思いつき」っていいましょうか・・・・・ 

この「思いつき」がピッタリはまってくれると 良いのですが・・・・・


さて、このままコーナー刺繍に進んでいきたいと思います!
どんな感じになるのやら・・・・・ 今から楽しみですね。




2014年8月25日月曜日

ケーキを囲んで・・・・。


昨晩の一枚。 
 
我が家から歩いて5分の姉の家で、夕飯を兼ねた”お誕生日会”が開かれました。
(メインは大人たちの焼き肉&日本酒会なのですけどね・・・・  )

イチゴのケーキには合計4本のローソク、2年前の8,9月に生まれた二人分のローソクです。
しかし 2歳になったばかりのふたりでは、息を吹きかけて火を消すことはなかなか出来ないのですよねぇ~
可愛く口を尖らせて、一生懸命フーフーしてもやっぱり無理!!
結局、お兄ちゃんが横から消しちゃいましたァ~


二人共、早くケーキを食べたくって 身を乗り出して催促しています。

ってゆーか、ど~見ても 先を争って陣取り合戦? してますねェ~
片手でフォークをしっかり握りしめ、負けないようにしっかり踏ん張って・・・・・ 女の子ふたりにお兄ちゃんはタジタジです。

和食店を営んでいる実家では、滅多に日曜日のお休みがありません。
やっぱり商売柄、週末のお休みがとりにくいのが現状

そんな日曜の久し振りのお休みに、4家族が集まっての楽しい夕食会でした!


何でも無いことですけど、幸せを感じますね・・・・・・ 

(日々、感謝です。)




2014年8月22日金曜日

革の手縫い鞄教室(8月22日)


本日午前中のお教室・・・・・ 暑い中、ご参加ありがとうございます。

あれ?これは本当に革の教室なのだろうか?? っと疑うような光景ですが・・・・・・
はい、革教室です! 只今 ミニBagの裏地の仮止め縫いをしているところなのですね。
前回まで制作していた”Bag型名刺入れ”は無事完成。 今日はお家で進めていたミニBagを進めます!


こちらが完成した”Bag型名刺入れ” ミネルバボックスのボーネ×タバコの組み合わせ
教室見本のボーネ×パパベロと比べると、落ち着いた大人のイメージですね。
無事完成、お疲れ様でしたァ~


先ほどしつけしていた裏地をミシンで一気に縫い合わせていきます。
これで裏地が完成~ ミニBag、頑張って一気に仕上げて下さいね!(楽しみにしております。)


そしてこちらはグラスケースの続き、最後のポケット付けに取り掛かったところ・・・・
写真は本体にポケットのマチを仮止めしております。
簡単そうで、ここが一番のポイント! 結構難しい作業です。


ボンドで仮止めした箇所を、丁寧に切り揃えていきます。
先ほどと同じで、こちらも結構、いえかなり難しい作業です! 集中して無事作業終了~
続きの縫い合わせは、お家でゆっくり進めてくださいね。

沢山の宿題になりましたが、無理せず進められるとこまでで大丈夫ですョ。

次回は完成を目指して 頑張りましょ~ぅ!!
(楽しみにしております。)





2014年8月20日水曜日

革ポーチの制作・その9(制作準備)


ご注文の制作に掛かるその前に・・・・・
革用に型紙をもう一度、手直ししております。 (最後、最後っと言いながらもう何度目でしょうね)
写真は、型紙を修正しながら、頭の中で考えている方法が実際できるのか?
心配になって思わず、試してみているところです。


いつもの”斜め漉き”っとはちょっと違い、2枚合わせの90度の角を上手く作れるのか(1枚45度漉き)を試しにやってみたのですね。
実際は10㎝にも満たない長さなので、まぁ何とかなるかぁ? (あまり自信はありませんが・・・ )
これも挑戦あるのみ! 頑張ってみることに致しました。


(気が済んだところで、型紙に戻り修正の続き)
大きくは変更していないのですが、結局 全ての型紙を手直ししました。
特にこちらの ”コーナー飾り” の型紙は、一番気になっている ”重ねる” ことで生じる厚みの問題
この問題を解決する為、サンプル用型紙を洋裁方式で ”展開” してみたのですね。

上がサンプルの型紙で、下が展開した本番用の型紙です。(わかりにくい・・・・・ )
これを重ねると・・・・・・
 

ハイ、こんな感じ・・・・・
重なりが多くなるコーナー側を ”開いて” みました。 開いたので、2mmほど下に下がりました。
底の長さを変えずに、この下側に下がった分 上が1.5mmほど広がったのです。(距離が長くなる)
これで、正面にかぶさるコーナー部分に余裕が生まれるので、見た目もスッキリするはずです。(予定ですけどね・・・ )


他にも携帯ポケットなど、底を5mm下げて、サイドを1mm出して・・・・・
かなり細かな数字ですが、サイズ感が大事なものはこうしたミリ単位で修正していきます。

数ミリですけどね、この1mmが本当に大切なのですョ。


刺繍のデザインは昨日、完成しております。
型紙の見直しが終わり次第、裁断&下準備に掛かります!


あともうちょっと、型紙の手直し続きます。




2014年8月19日火曜日

ラグランチュニック(完成品)


簡単ブラウス、無事完成致しましたァ~
使った生地はインド綿の@400/m ぐらい? だったように記憶しております。
地元の生地屋さんで5年以上前に購入していたものです。
 

そして、ちょっと横側・・・・・


首回り全体に、ゆるくギャザーが入っております。
縫い代の始末は、バイアステープでくるんで落としミシンで処理してあります。


そしてこちらが、バックスタイル・・・・・
身頃のハギ合せが後ろ中心のみで、そのハギを利用した後ろ開きになります。
(こちらが前でも良い感じ・・・・ 次回はそのバージョンも作ってみよぉ~っと)


こちらが後ろ開き・・・・・
バイアステープは持ち出しより長く取り、リボンで留めるような仕様
このリボンテープは、首回りの縫い代をバイアステープで始末しながら、そのまま続けてテープ状に縫っていく簡単な作り方
釦やスナップなどの付属品を揃えたり 付けたりする手間が無いので、私もよくやる始末の方法です。


袖口の始末は三つ折り始末


同様に、裾の始末も三つ折り始末・・・・・
アイロンで折って、ミシンで端っこをダッダッダ~っと縫えば完成!


いやぁ~、久し振りの ”洋裁” 心から楽しめましたァ~
(本当はもっともっと、作りたいものがあるのですがね・・・・・・ 我慢、我慢! )



さて、よい気分転換が出来たところで また本日からお仕事、頑張ります。