2015年3月31日火曜日

口金Bagの制作・その11(見せかけベルト)


昨日の続き・・・・・  下側のファスナー付けができたところで、前胴のポケットに付く”見せかけベルト”を作ることに致しました。
写真はバックルを付けるベルトに、マグネット釦のセット準備をしているところ。


バックルのピン穴のすぐ下にマグネット釦が付きましたァ~


っで、このベルトをバックルにセットして・・・・・・


ハイ、こんな感じ・・・・・・


次に、カブセに付ける側のベルトのパーツに掛かります。
ん??? あれ、何かが足りない・・・・・  ここまで来て何だかおかしい事に気がつきました!
そう、バックル側に大事なベルト通しが無いではありませんかァ~!!


せっかく縫い合わせまで終わっていたのに・・・・・・
解いて最初からやり直して ”ベルト通し”を付けました。

結局、ほとんど進まず・・・・・  残念。
急いでいると、やっぱりいいことはありませんね。


次の作業”カブセのメッシュ”は
「落ち着いて」 じっくる進めてまいります。





2015年3月30日月曜日

口金Bagの制作・その10(ファスナーポケットの下準備)


ファスナー付けの準備に掛かりました。
デザインは上下の切り替えを利用して、大きなファスナー付のポケットを作ります。
写真はファスナー口を共革で巻いて”玉縁”を作っているところ・・・・・・


ハイ、こんな感じのファスナー口になりましたァ~


近くで見るとこんな感じ・・・・・・
ちなみに、口巻きの縫い合わせは、ミシン縫いで付けました。(やっぱり作業が早い!)


次に、ファスナーにポケットの袋布を付けていきます。
まずは最初に、ファスナーのサイズ直し・・・・・・  今回は”喰切り”を使ってスパッと”ムシ”を外しました。(これもやっぱり便利!)


サイズを直したファスナーに、ポケットの袋布を縫い付けます。
作業をやりやすくする為、まだ袋は縫わずに”振らした”状態です。


前胴にファスナーをボンドで仮止めし、写真のようにしっかり縫い合わせていきます!
一応、クロム鞣しでも 見えるところはこのように”手縫い”しております。


ハイ、こんな感じに下側にファスナーが付きましたァ~

いかがでしょうか?


っと、次は上側のファスナーを付けたいところですが・・・・・・
その前に、作業の手順を考えて、ポケットのベルトやカブセのメッシュなど、細かなパーツを進めていきたいと思います!


ファスナーポケットの完成は、もうちょっとお預けです。





2015年3月29日日曜日

口金Bagの制作・その9(前胴ポケットの組み立て)


昨日&本日午前中までの作業です。 (考えてる時間が長くて、あまり進んでおりませんが・・・・・)
裏地付きのポケットの口を、共革のテープで巻いていきます。(写真はボンドで仮止め状態)
この後、テープを”手縫い”していけば、ポケットパーツの出来上がり!


出来上がったポケットパーツを、前胴にセットしていきます。
写真は縫い代に切り込みを入れて、付け位置にボンドで仮止めしたところ
ポイントは縫い代が重ならないよう、各パーツの縫い代には”差”を付けておくこと。(今回は0.5cmの差)


そしてこちらは、中心の切り替えパーツ。
ここでいつものミネルバボックスを使っております!
写真は磨いて、化粧ネンを引いて縫い目も打った状態のパーツ


ちなみにこちらも、重なる部分は”斜め漉き”して厚みを調整しておきます。


そして、この切り替えパーツをセットしていくのですが・・・・・・・ 
写真のようにセットする中心部分(左右のポケット)に、気になる「段差」があります。
これ、仕上がりに影響してしまう嫌な「段差」の為、無くすことに致します。


っと言っても、かなり簡単な方法
写真のように、同じ厚みの革を当てて、隙間に合うように適当?にカタチをカット!


ポケット口の高さに合わせて、当て革をカットして・・・・・  
ボンドでしっかり貼り合せ。   これで「段差」の処理が終了~  (簡単ですみません。)


そして中心の切り替えパーツをボンドで仮止めして、縫い合わせれば・・・・・・


ハイ、こんな感じ前胴ポケットの組み立てが完成~!!
中心の段差を無くしたお蔭で、変な窪みも無く、フラットな状態に仕上がりました。

ちなみに、今回の立体ポケットのデザインは
ポケットの縫い代を、切り替えパーツで挟み込んでいくポケットになります。


さて、次はファスナー付け!
考えているような「玉縁付け」ができるのか??
楽しみのような・・・・・  不安なような・・・・・・


取りあえず、チャレンジ致します!







2015年3月27日金曜日

口金Bagの制作・その8(前ポケット)


前ポケットです。 心配していた”漉き”は、あっさりクリア!
ミネルバボックスとはちょっと違いますが、コツをつかめば何とかなりましたァ~
写真はポケットの外回りを、グルッと一周”斜め漉き”したものです。


そして最初に留め用の「マグネット釦」を付けて・・・・・・
ポケット本体に力が掛かるので、今回は伸び止め用に1枚革を挟んでおきました。


表はこんな感じ・・・・・・
ちなみに、伸び止め用の革は表に響かないよう、中心部だけをボンド付けしております。


っでもって、マグネットの金具が裏地に引っかからないよう、薄い革を貼って予防しておきます。


次に、裏地をボンドで仮止め!
写真を見ると、かなり裏地がひきつって見えますが・・・・・・  これも計算のうち!


ちなみに表はこんな感じ・・・・・・
裏地とは逆で、かなりゆとりがございます。  まぁこれも、計算のうち!


次に、ポケット本体とマチを縫い付けていきます。
今回はミシンも併用しての制作!  ミシン縫いで問題の無いところは、こんな風にミシンの”力”を借りて、効率アップしていきます!


ポケットのカタチを整えて・・・・・・
ハイ、計算通り! 表側のゆとりが程よい膨らみになりましたァ~


ちなみに・・・・・・  引きつった裏地はこんな感じ・・・・・・
こちらも計算通り! 通常に整っておりますね。  


洋服作りもそうですが、厚みのある革に裏地を付ける場合は、若干裏地側のサイズを小さく致します。
もちろん、使用する革の厚みや性質、またデザインなどでも色々ですけどね。

この若干ってところは、1~2mmだったり、5mmだったり・・・・・
これこそ、”経験”で身に付けていくものだと考えます。


だから、失敗も大事なのですよ。 
(時々なら・・・・・   )




2015年3月26日木曜日

口金Bagの制作・その7(クロム鞣しの裁断)


前ポケットの裁断に掛りました!
今回、この部分はミネルバボックス(タンニン鞣し)では無く、5年ほど前からず~っと在庫していた”クロム鞣し”の革を使うことに致しました。  (カラー重視の為)

っで、一番大きな”胴前”の型紙を、いつも通りにカットしてみたのですが・・・・・・
早速失敗!  数ミリ小さくなってしまいました・・・・・
そう、すっかり忘れておりましたが、これがクロム鞣しの特徴「伸縮性」
いけませんねェ・・・・・・  (発熱のせいかしら??)


そこで、今回は思い切ってボールペンで「線描き」
口巻きなどに使用する直線テープは、写真のように革に直接型紙を写し、定規でしっかり押さえてカット!


同様に、カーブ部分を包丁でカットすると・・・・・
あれれ?? やっぱり綺麗にカットできませんね。
”銀面”が逃げてしまうのか? ところどころ”銀面”がガタガタ荒れています。(解かりずらいかな?)


そこで、もう片側のカーブは”ハサミ”を使ってカット!してみました。
写真では?な感じですけど・・・・・ 比べると”ハサミ”の方がかなり滑らかです。 


一応、カットしたパーツを型紙と合わせてみても・・・・・  問題ナシ!
なので今回は直線は”革包丁”で、カーブ線は”ハサミ”っと使い分けての裁断です。


ハイ、こんな感じ・・・・・
これで「クロム鞣し」を使うパーツの裁断が終了~!


さて、次の心配事はこの後の”漉き”の作業
果たして、ミネルバボックスのように上手く出来るのかしら・・・・・・?



まぁ、泣き言をいっても仕方が無い!
早くこの「クロム鞣し」を克服できるよう、がんばるゾォ!!


(空元気です・・・・  )






2015年3月25日水曜日

口金Bagの制作・その6(前ポケットの型紙)


昨日の続き・・・・・  前ポケットの型紙作りに入りました。
この前ポケット部分、取りあえずって感じのラフデザインだったので、正直これでよいのか?ず~っと悩んでおりました。
一晩、考えた結果 切り替え枠を利用した”立体ポケット”に変更することに致しました。
まずは、基本の原型に平面図を描き込んで・・・・・・


描き込んだ原型から、ポケットの型紙を写して・・・・・  
ハイ、こんな感じの下膨れ型ポケットになりましたァ~ (プッくり可愛いカタチ)


次に、カブセに付く留め用の”見せかけベルト”
写真は原型に描いたベルトにバックルを重ね、マグネット釦の位置を確認しているところ



そして”余裕分”(折り返しや厚み)を入れたバックル用のベルトに、確認したマグネット釦の位置を描き込みます。


ちなみに・・・・・  原型に重ねると、こんな感じになります。
マグネット釦が付くので”見せかけのベルト”っとなるのですね。


そして最後に、ポケットに受けの釦位置を写して前ポケットの型紙が出来上がりましたァ~


後付けできるポケットのカブセは、また考えが変わるかもしれませんのでね・・・・・・
今は手を付けずにそのままにしておきます。


さてさて、メインの型紙が何とか完成致しました!
明日は裁断、頑張ります!!


イメージしたポケットはどんな感じになるのか?
ものすご~く楽しみです。
(上手くできるよよいのですが・・・・・・  )





2015年3月24日火曜日

口金Bagの制作・その5(型紙)


久し振りの「もの作り」です・・・・・。  
前回、クラフトサンプルが完成して止まっておりましたが、ようやく本番用の型紙制作に掛かりましたァ~
写真は後ろ本体の型紙です。


これをカットして、こんな感じ・・・・・・
今回は後ろ本体に、前の切り替えパーツをドッキング!  個性的なカタチの型紙になりました。
(後ろはこれで良し!)


次に前本体。
まずファスナーの付け位置を決め、ファスナーを挟んだ上下の型紙を作ります。
切り替えのカーブは”ルレット”を使ってカーブ線を写していきます。
ところで、ルレットは洋裁の型紙を写す道具。  なんだかんだと、洋裁道具はいろいろ役に立ちますョ。


っと同時に、ファスナーポケットなので、当然袋布と向う布(ポケット部分)が必要になります。
今回は切り替えに合わせて、同じカーブ線にしてみました。


ここでまとめ・・・・・・
まず向う布とファスナーを一緒に縫い合わせます。


次に、胴前となる下側のパーツをファスナーに付けて・・・・・・
外回りの縫い代を縫い合わせれば、ファスナーポケットの完成です。

今回は胴前が袋布の役割を兼ねおりますが、例えば、もう一枚別に袋布を胴前の下に挟めば、ポケット布を”振らす”ことができるのですね。


さて、これで前本体の土台ができました。
ここから、メインの前ポケットの型紙を作っていきます!



ところで、昨日は突然高熱(38度)が出まして・・・・・
こりゃ、インフルエンザか? っと焦って病院に行って参りました。
(検査の結果は陰性でした!よかったです。)


季節の変わり目、皆様も体調管理に十分お気を付け下さいませ・・・・・・