2010年7月31日土曜日

名刺入れ(エンボスのイニシャル)


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ご注文の名刺入れ、完成です。革はミネルバボックスのネロ(ブラック)を使用   
ステッチ糸はモスグリーンの配色です。

表からの見た目はシンプルで飾りの無いデザイン ですが、 カブセを開くと重ねたポケットに凹凸のあるイニシャルRが細工されています。
これはお客様のご要望で ”自分だけの楽しみ”をポイントデザインしたものです。
開けた時の小さなお楽しみなのですね。


本体の名刺入れ用のポケットはマチ付き  
仕上げはいつもと同様、”切り目本磨き”で仕上げました。

シンプルなデザインは誤魔化しがききません! ましてや直線仕上げの小物はなおさらですね・・・・・・・・。
サイドの”フノリ磨き”もいつにも増して力が入りました。 

一つ一つの工程をきちんと作る  大事なことですね・・・・・・・・・。


何事も積み重ねです。











2010年7月30日金曜日

名刺入れの制作 ・ その3(組み立て)

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昨日の続き、最後の組み立て作業に入りました。
ポケットを完成させ本体に芯を貼り、裏張りの革を付け  マチと名刺ポケットを など曲がらないように気をつけボンドで仮止めしてあります。
これを一気に直線にカット!   何度やっても緊張します。

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上から見るとこんな感じです。

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カットした本体に目を打って、しっかり縫い合わせていきます。
中に入れた芯が綺麗な膨らみを作っていますね。 厚みも丁度良い感じです。

副資材も色々ありますが   たとえば紙だったり、スポンジだったり・・・・・・・時には革(床革と色々)とか
使い方は作り方同様、制作者の好みなんでしょうね。  
革の厚みやシルエットによっても副資材の用途はさまざま・・・・・・ 

接着剤も色々ありますし、まだまだ私の知らない優れたものがたくさんあるんだろうなぁ~
自分に必要になった時、きっと巡り会えるのだと考えます。  

それまでは日々精進です・・・・・・・。
何事も準備を整えておかなければいけませんね・・・・・・・。



名刺入れは昨日、無事完成いたしました。
本日、お客様にお渡しいたします。





2010年7月29日木曜日

名刺入れの制作 ・ その2(エンボス細工とポケット)

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引き続きご注文の名刺入れです。
今回の細工は”エンボス”  凸凹で立体感を作ります。  こちらは初めて挑戦した細工
以前から挑戦してみたかった手法です。 
まぁ、この方法が正しいやり方なのか?って聞かれたら・・・・・・・・・  お答えのしようがありません。
もの作りは色々ですからね。

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Rのイニシャルが右下に入ったポケットになりました。
イメージ通りの凸凹感が 良い感じです!

お客様は30代の会社にお勤めの女性の方    シンプルで渋いものがお好みです。
Rのイニシャルは内側ポケットで、お客様曰く 「開けた時に自分だけが楽しむの・・・・・」  なるほど、お好みも色々ですね。  
自分だけの楽しみかぁ~  何だか楽しそうです!

さて、引き続き本体の組み立てに入ります。
順調に進めば、本日中に完成できるかなぁ?

東京は朝から久し振りの雨で いつもより過ごしやすい日となりました。
暑いことには変りありませんが いつもの暑さを考えると30度なんて問題無い!無い!

快適な今日のうちに 何とか仕上げまで頑張ります。





2010年7月27日火曜日

名刺入れの制作・その1(裁断)

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次のご注文の準備に入りました。  こちらは黒のシンプルな名刺入れになります。

まずは、革のどの部分を使うか    お客様のご要望はシボが無いところが良いとのこと・・・・・ ミネルバボックスはシボタイプの革ですからね~   珍しいご要望です。
表側になる部分はシボの無いところを捜して仮に型紙を置いていきます。  通常はこうした飛び飛びの置き方はせず、革と型紙の向きを見て 効率良くカットしていきます。

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こんな感じで荒裁ちが完了!
次はそれぞれの革の厚みに漉いていきます。  小物は革漉きがとっても大切な作業   気を抜くと均等に革が上手く漉けませんのでね・・・・・何度やっても緊張します。

7月も数日を残すのみとなりました。   早いですねぇ~
そして8月がそこまでやって来ています。

もっと暑くなるんでしょうか??

今年の夏の暑さ、乗り切れるのかが心配です・・・・・・



今日は土用の丑の日かぁ~   こうゆう時には やっぱり”うなぎ”かなぁ・・・・・・・・。








背中合わせ・・・・・・

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先ほど無事に東京に戻ってまいりました。

今回の帰省の大きな目的は、写真の”結婚式”なのです。  っと言っても私自身のことではありません・・・・・残念ながら・・・・・・・。

身内の結婚式に出席する為の帰省でした。 ”今時の”と言ったら怒られてしまうかもしれませんが、結婚式の内容もかなり変わってきているのだなぁ~と改めて感じた次第であります。

昔は厳かなイメージが強かった結婚式(家と家との何て表現したらよいのでしょうか?)  今では家との結びつきより本人たちを含めた友人たちとの結びつきがメインなんでしょうねぇ~   そんなことを強く感じた結婚式。


それはそれで楽しく、おかしく、面白く・・・・・・・・ 終始、笑いの絶えないエネルギーのある披露宴パーティーで、若い二人が一生懸命作り上げた温かい 良い結婚式でした。
本当はこれで東京に戻る予定でしたが・・・・・・・・・・・
同じ日、身近で不幸があり そのまま清水に残っておりました。

人生いつ、何が起こるかわかりません。 
一日一日を大切に過ごさなければいけませんね
改めて感じた日々であります。



個展の作品制作に集中したいと思いながら  結局、ご注文もお受けしている状態・・・・・・・・

何も進んでいないことに焦りを感じるどころか ”まぁ、いいかぁ”っと流していた私にとっては考えさせられる帰省となりました。



今後のこと、色々真剣に考えてみたいと思います。







2010年7月23日金曜日

静岡から・・・・・。

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静岡へ帰省途中  後もう少しで清水に到着する”由比街道”からの駿河湾です。
もうちょっと気の利いたベストショットが撮れている思ったんですけどねぇ~    残念です!
でも、空と海の広大さはお伝えできたでしょうか???

今回も月一でゆっくり過ごす実家への帰省。
お客様との”打ち合わせ”っと言いながら、本当は美味しいものを食べに? いや、食べさせてもらいに帰ってきているのです。

かじれるスネがあるうちは 思いっきりかじっていようと考える 私であります!  


家族が健康で暮らしていることは とっても幸せなことなのですね・・・・・。
毎月こうして”幸せ”に感謝し
静岡に帰省します。



そしてお仕事もちょこっと頑張ります。




2010年7月22日木曜日

ポシェットBag(修理&リメイク)

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ご依頼のポシェットBag、完成しました。
内容は裏地の取替え修理とショルダーヒモを調節できる斜め掛けベルトにリメイクです。



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もとはこんな感じの裏地と革の丸ヒモ
サイドマチに金具が付いていて  巾着Bagのように  口を明ける時に ヒモが収縮するようになっておりました。 
明ける時にショルダーヒモが短くなってしまうのですね~

お客様はこのBagを無理して斜め掛けしていたので きっとかなり不自由だったと推測
ベルトは吊りベルトにして 開閉時に長さが変らないように考えました。

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こちらがリメイク後のサイドマチ部分と斜め掛けベルト。

サイドの金具は取り外し、傷んでいた口部分はパイピング処理   ベルトも吊りベルトを連結させ調節用のバックルをつけました。
そして裏地は仕切りを外し、ファスナーポケットと携帯ポケット等をつけて完成です!

お客様は70歳代の方  これでBagを掛ける時も楽にご使用できると思います。

喜んでいただけると嬉しいですね・・・・・・・。



本日から来週初めまで打ち合わせの為 静岡に帰省します。
お問い合わせなどのメール返信には少しお時間をいただくようになりますので ご了承下さい。

    




2010年7月21日水曜日

ポシェットBagの修理&リメイク ・ その6(吊りベルト)

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連結ベルトに続き、ハトメに通して吊り下げるベルトを作りました。
この吊りベルトを本体のハトメにセットします。

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本体のハトメに通して  上部をしっかり止めると・・・・・・・

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 こんな感じで吊りベルトが付きました。
ベルトがハトメの穴に上手く通るよう、途中で折って丸ヒモのようにして工夫しました。
本体とベルトに余計な”遊び”が出来ないようにギリギリで止めています。  こうすることで鞄が上手く固定され安定します。

そうする事で革のベルトも痛みにくくなりますのでね

次はこの上側に長いベルト本体を付け
もう片側はこの”吊りベルト”とバックルが付いた”連結ベルト”を付ければ  ようやく完成となります。


完成が見えてきましたね
後は長い長いベルトを じっくり縫い合わせ 磨いていきます。


何とか間に合いそうです・・・・・・。





2010年7月20日火曜日

ポシェットBagの修理&リメイク・その5(ベルト)

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引き続きポシェットBagです。
昨日、無事に本体は完成!  次はベルト作りの作業です。
どんな感じでベルトをつけるか?   色々悩んだのですが、写真のように繋げていこうと思ってます。
問題だったハトメ部分は3点で吊るすことに・・・・・・・・
メジャーをベルトの長さに当てて、リング金具やバックルの位置を確認しています。  う~ん、イメージはバッチリです!!

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革を裁断し それぞれの厚みに漉いて下準備が完了。  
ベルトは1.5cm幅 にして最初の丸ヒモより肩に食い込む負担を軽減させることに

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まずは連結のリングとバックルが付いた連結ベルト部分を作ってみました。
なかなか良い感じであります。

引き続き、吊るしベルトを作ります。
問題はこの吊るしベルト・・・・・・ ハトメに上手く取り付けられるかなぁ・・・・・・・・
イメージ通りに出来ればとっても収まりが良いのですが、果たしてどうなりますやら・・・・・・・・



まずは1本、作ってみましょうか




2010年7月19日月曜日

ポシェットBagの修理&リメイク・その4(組み立て)

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もう片側のファスナーポケット、こんな感じになりました。
ファスナー口の革はこのあと使うベルトと同様に ミネルバボックスのオリーバーを使用しています。

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裏地と本体を組み立てる為、余分な見返しをカット
カットした分、ポケットも深くすることができ収納力もUPしました。 
またカットしてサイドのマチと高さを合わせることで、この後の処理を出来るだけ簡単にしたかったのですね・・・・・・・。

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見返しと裏地を接ぎ合わせてこんな感じです。
これを表に返して・・・・・・・・

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裏地がセットされました!
次はサイドマチを革テープで巻いてパイピング始末をします。

修理の時はなるべくカタチを残して 最小限の解きの状態で作っていきます。  その方が革の痛みが少なくてすみますのでね・・・・・・。
その代わりどこかを縫うにしても色々な規制があって なかなかスムーズに作業が進みません。
ましてや革素材は縫い直しが出来ないので一発勝負!  
修理の作業は気が抜けません。


本日の目標、本体完成とベルト作りまで   暑いけど集中してます! 


暑いけど頑張っている自分のご褒美っと言ってはなんですが・・・・・・
今日のおやつは冷たく冷やした”葛きり”です。


暑いのに  なんで食欲は落ちないのかなぁ~   不・思・議・・・・・・・。







2010年7月18日日曜日

ポシェットBagの修理&リメイク・その3(裏地)

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裏地作りに入ってます。  
こちらは解体した裏地、このカタチを再度採寸し本体のカタチと照らし合わせ新たに型紙を起こします。

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本体とマチのパターンが出来ました。 起したパターンで裁断をしながら、内装ポケットを考えます。

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まずは片側に携帯ポケットを付けてみました。
以前のポケットはマチが付いていないので、ポケットが付いていてもあまりモノが入らない状態   なので今回は口部分に余裕を付けてポケットを作りました。
さて、もう片側にはファスナーポケットを付けてみようかな・・・・・・・・  ファスナーが必要かぁ・・・・・・・・

先日、金具を購入しにお隣の駅までお出掛け  徒歩20分ぐらいでしょうかね、お散歩には丁度よい距離です。
往きは頑張って歩いて行ったのですが・・・・・・・・もう暑くて、暑くて!
駅ビルで涼んでから電車で帰宅です。(情けない・・・・・・)

本格的な夏はこれからなんですけどね    

もう、すっかり夏バテしております・・・・・・・・・。




2010年7月16日金曜日

ポシェットBagの修理&リメイク・その2(サイドマチ)

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ご依頼の続き。
サイドの金具を外し、薄い革を破かないよう注意しながら裏地も取り除きました。

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折り込んでいた縫代も痛んできているので 思い切ってカットすることに・・・・・・・・。

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内側にひっくり返して 金具で挟み込んでいたマチの部分を縫い合わせます。
革が剥がれて薄くなっている部分に補強テープを張って・・・・・・・・ こうして縫えば薄い部分も裂けてくる心配はありません。
サイドを縫って表に返すと・・・・・・

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こんな感じでマチの部分が完成です!
重たい金具が2つも取れて鞄も軽くなりました。 

昨日から考えていたポシェットのベルト
本当はサイドからベルトを付けて本体を支えたいのですが、ハトメのところを吊らないとこの部分が折れてきてしまいます。

以前のようにハトメに通して鞄の開閉をするのは機能的でないしなぁ~

ましてや、金具の摩擦で革が傷んでしまいますのでね・・・・・・・  色々考えてます。



・・・・・・・・・3点での吊り下げってどうなのかしら?  いけるかも?

  
  


2010年7月15日木曜日

ポシェットBagの修理&リメイク・その1(解体)

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外出準備をしながら次のご依頼の鞄をチェックしております。
オーストリッチのポシェットBagです。  こちらは裏地の取替えとショルダーヒモをベルトにリメイクするご依頼。  

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中の仕切りは取り外して大きく使用できるように作り変えます。
仕切りを挟む金具がこんな感じで付いておりますが・・・・・・・・・・この挟み込んである金具を外さないと解体出来ない状態です。
ど~なっているんだろうかぁ? ネジ止めかしら?・・・・・・・・・・

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少しずつ開いていきます。  金具は接着で止め、挟み込んであるものでした。
金具はもう再利用出来ない状態     さてさてデザイン、どうしようかなぁ~・・・・・・・
解体終了後、じっくり考えます!

本日は修理のお鞄をお届けに外出です。
東京、本日も晴天!梅雨の晴れ間    朝から暑くてもうグッタリしております・・・・・・・。

革って清涼感が0(ゼロ)な素材なんですよねぇ~
制作意欲がなかなか沸いてこないのが、この季節の苦しいとこであります・・・・・・・。

頑張らねば~






2010年7月14日水曜日

ミニパンフ作り

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ここのところ革制作そっちのけでこんな事しております。    販促物・・・・・・・です。 
新しいミニパンフレットを作りました。 

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バラ&リボンのパッチワークの長財布とクロスステッチ刺繍のトートBag&ハンドBag  そしてリバティの三つ編みBagを大きく載せています。 
こんな感じで三つ折りにして・・・・・・・・ コンパクトなミニパンフになりました。

作品をまとめたBookも一緒につくりましたので これから色々活用していけそうです。
外での打ち合わせの時などこのBookがあると大変便利なんですよ(実感!)
実物の作品が無い私には 今のところベストな販促ツールなのですねぇ~    なかなかお時間が取れないお客様には貸し出しなどして 早速活用しております。



やっぱり、”紙ベース”での見れるものは必要ですね・・・・・・・・。






2010年7月13日火曜日

修理品の続き・・・・・・・。

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もうちょっと修理品が続きます。
こちらも大きな鞄、そして大きな金具です。 この金具がとっても重たい・・・・・・・。
修理した箇所は6箇所  持ち手の握り部分と本体との接合部分

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持ち手の握り、こんな感じでほつれてきてます。 この部分を修理いたします。

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まずはほつれた糸の始末   糸を少しほどいて都合のよい所の内側でボンドを付けてカットします。 
糸は1mmぐらい残してカットです。

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そしてカットした糸先をライターでアブって焼きます。
こうすることで糸がほどけにくくなりますので、後は元の針穴に沿ってしっかり縫い合わせていけば・・・・・・・・・・

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こんな感じで修理の完成!
開きやすいところは2度縫い、頑丈にしておいたのでもう大丈夫です。

大きな鞄は大きな分、荷物が重たくなるので持ち手に余計に負荷がかかり 糸切れ、持ち手切れなどの修理が多くなりますね。
点で支えるのでは無く、全体で支えることが大切なんだなぁ~

改めて勉強になりました。


残りは後 一点!

本日中の終了が目標です・・・・・・・・・。





2010年7月10日土曜日

修理品

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次のご依頼にかかる前にちょこちょこっとBagの修理を・・・・・・・・。

Bagの修理は知人からのものがほとんどであります。 メインのお仕事では行っておりませんが、いろいろ勉強になることが多いので楽しんでおります。

こちらのBagは口金の外れ
口金を使った鞄にはよくある修理内容に思いますが、こちらのBagは・・・・・・・・・・・・
金具は差込タイプで縫い付けたり、ビス止めがあるものでもありません。 
そして持ち手のヒモは金具に付いていて、Bag本体の重さや荷物の重さなど  全ての重量が口金枠にかかってくるデザイン です。  

しかもBagはミニボストンほどの大きさでかなりの収納力があります。  Bagいっぱいに荷物を詰め込んだら大変な重さ・・・・・・・・・。  細い口金金具に挟み込むだけでは 支えられない力がかかりますねぇ~

今回は口金の外れを元に戻し、接着剤で固定してから口金でしっかり挟み込みましたが  また同じような使い方をしていたら同じように外れてくるだろうなぁ~
お客様にはその旨をお伝えし、再度の場合は本体に持ち手をつける”リメイク”をご提案してみましたが・・・・・・・・


電化製品も同じだと思いますが、購入した金額に対して何処まで修理代が出せるか?
色々と悩みどころでしょうか?

でもやっぱりこれって、デザイン重視で ”鞄の基本”は?
デザインは可愛いんですけどねぇ~ ・・・・・・・・

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そしてこちらのBag  こちらもちょっと不思議な作り方です。
何故ここだけ接がれているのか? 

中心についているデザイン金具がある為に、その部分だけ上下別々に縫い(正確には飾りステッチ)  それを接着剤だけで止めているのです。
一番力が掛かるところが縫い合わせていないなんて・・・・・・・・
ビックリです。

今回の修理もまた違った意味で大変勉強になりました。
デザインや作り、機能もそれぞれバランスの良い鞄を目指したところですね。