次のご依頼にかかる前にちょこちょこっとBagの修理を・・・・・・・・。
Bagの修理は知人からのものがほとんどであります。 メインのお仕事では行っておりませんが、いろいろ勉強になることが多いので楽しんでおります。
こちらのBagは口金の外れ
口金を使った鞄にはよくある修理内容に思いますが、こちらのBagは・・・・・・・・・・・・
金具は差込タイプで縫い付けたり、ビス止めがあるものでもありません。
そして持ち手のヒモは金具に付いていて、Bag本体の重さや荷物の重さなど 全ての重量が口金枠にかかってくるデザイン です。
しかもBagはミニボストンほどの大きさでかなりの収納力があります。 Bagいっぱいに荷物を詰め込んだら大変な重さ・・・・・・・・・。 細い口金金具に挟み込むだけでは 支えられない力がかかりますねぇ~
今回は口金の外れを元に戻し、接着剤で固定してから口金でしっかり挟み込みましたが また同じような使い方をしていたら同じように外れてくるだろうなぁ~
お客様にはその旨をお伝えし、再度の場合は本体に持ち手をつける”リメイク”をご提案してみましたが・・・・・・・・
電化製品も同じだと思いますが、購入した金額に対して何処まで修理代が出せるか?
色々と悩みどころでしょうか?
でもやっぱりこれって、デザイン重視で ”鞄の基本”は?
デザインは可愛いんですけどねぇ~ ・・・・・・・・
そしてこちらのBag こちらもちょっと不思議な作り方です。
何故ここだけ接がれているのか?
中心についているデザイン金具がある為に、その部分だけ上下別々に縫い(正確には飾りステッチ) それを接着剤だけで止めているのです。
一番力が掛かるところが縫い合わせていないなんて・・・・・・・・
ビックリです。
今回の修理もまた違った意味で大変勉強になりました。
デザインや作り、機能もそれぞれバランスの良い鞄を目指したところですね。