2010年9月29日水曜日

ロングウォレットの制作 ・ その9(革チェーン)

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9月14日から手付かずだったロングウォレットの付属品・・・・・・  革のチェーンです。
結局、静岡に材料を持ち込んでの仕上げとなりました。
チェーンの長さは確認済みだったのですが、何だか長すぎやしないかと心配になり  別革でサンプルを作ってもう一度確かめようと思ったのです。

なんてね、これも間に合わなかった 言い訳でしょうかねぇ~

東京で裁断など下準備は急いで済ませてきた為  詳しい工程の写真はありません。(制作日誌に非ず・・・・ですね。)

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チェーンを外した時には Dカンはお財布本体に収納できます。

今回、まったく違う分野の?アイテムデザインとなりましたが  やっぱり色々と勉強になりました。
一般のバイカーズアイテムのロングウォレットとは若干違う様におもいますが・・・・・・・
まぁ、依頼者である甥っ子もとっても喜んでくれたので 良しとしましょうか

東京では夜、寒くて厚着で過ごしておりましたが  こちら(静岡)は まだまだ残暑が続いております。 
昨晩もタオルケットに エアコンが大活躍・・・・・・



夏の疲れを癒しに帰省したんですけどねぇ・・・・・・・・・・・。

  




2010年9月27日月曜日

ロエベのリメイクBag

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ご依頼のロエベBagのリメイク完成です。
横型のトートBagになりました!   もとのカタチはこんな感じ・・・・・・

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柔らかく仕上げた縦型のショルダーBagでした。
ご依頼はBagが自立できるように カタチをしっかり決めること  大まかなご希望はこの一点
布のようにカタチが崩れてしまわない様  本体に芯材を貼り付けました

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Bagを立てて置けるようになったので、底が痛まない様底ビョウを付けました。
ツートンの持ち手は要らなくなった 部分を再利用し、足りない長さ部分をミネルバボックスのタバコ(チョコ)をプラス
丁度、グリップ部分を配色にしたので ポイントになっています。

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以前の裏地がこちら・・・・・

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そしてこちらがリメイクした裏地
ロゴワッペンは捨てるのも・・・・・っと思い  付けてしまいました・・・・・・。 まっぁいっか!


明日、静岡でお渡しいたします。
何とか間に合って良かったぁ~~ 

そして今から急いで東京駅に向かいます!



いつもの事ですが、バタバタです・・・・・・・。




2010年9月26日日曜日

ロエベBagのリメイク制作 ・ その6(裏地)

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昨日の持ち手、こんな感じで完成しました。  グリップ部分はミネルバボックスのタバコ(チョコ)を使用
余った処で持ち手ベルトを再利用した為 長さが足りない分ミネルバで補足です。
”苦肉の策”っとはいえ、これがポイントになっていい味出してます!

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持ち手が完成したら次は裏地です。
以前の裏地に付いていた”ロゴワッペン” 捨てるのもなんだなぁ~って思い新しい裏地にも付けてみました。
いかがでしょうか?
裏地の内装はワッペンの付いた面には携帯ポケット、もう片側はファスナー付きポケットです。

さてさて、持ち手ベルトも完成したし  本体に持ち手を付けたら・・・・・・・・
いよいよ仕上げの革テープ付けになります。
明日、静岡にお持ちします。



頑張らなければ・・・・・・・・・。




2010年9月25日土曜日

ロエベBagのリメイク制作 ・ その5(持ち手)

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引き続きロエベのBagリメイクです。
解体時にBagの余分な高さをカットした Bag口の部分    口が伸びないように違う種類の革を芯として貼り付けていますねぇ
今回はこの要らなくなった口革部分を 持ち手ベルトに再利用します。

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持ち手ベルトに必要な長さは48cm  しかし、口部分の革だけでは長さが不足な為 こうしてグリップ部分にミネルバボックスを足して配色のベルトにしてみました。
中には芯を貼り、ミネルバのグリップ部分は漉きに工夫をして 折り曲げ線がヘタラ無いようにしてみました。

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持ち手の先の当革にもミネルバボックスを貼り付けています。

今回の革も 磨き仕上げが綺麗に出来ない為  端折りで始末しています。
後はベルトを半分に折って、しっかり縫い合わせ! 
パーツが出来たら本体に止めていきます。

東京、十五夜の真夏日は何処へやら・・・・・・・・・・  ここのところすっかり秋本番を迎えております。
一気に温度差ー10℃って!    

身体が参ってしまいますねぇ~




2010年9月23日木曜日

ロエベBagのリメイク制作 ・ その4(本体)

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引き続きロエベBagのリメイク。
解体し、高さをカットした本体に  自立できるよう全面に芯材を接着しました。
以前は布のようにフニャフニャしておりましたが・・・・・・ 芯を貼ることで写真のように自立できるようになりました。

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自立可能ってことは これからはBagを立てて置くことが多くなるので   Bag底が痛まない様に 底ビョウを付けました。
もちろん、底板も入ってます!

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そしてこちらは取替え依頼があったマグネット
付いていたモノは磁石が少し弱い感じの為  以前より少しだけ凹の溝が深いマグネットと取替えます。
マグネットの色もシルバーから銅色にして本体と馴染む色に変更。

東京、 昨日の十五夜の日に真夏日を記録!  一体”秋は何処~!”って感じ
一夜明けて  朝から”涼しい雨?”が降っておりますが・・・・・・・



これで本当に 涼しくなるんでしょうねぇ~






2010年9月22日水曜日

ロエベBagのリメイク制作 ・ その3(解体)

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約1ヶ月振りの再開になります。  こちらもリメイクBag
ロエベのショルダーBagをトートBagにリメイクするご依頼です。(写真は解体した状態)

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まずは裏地を慎重に外していきます。
裏地を外して両サイドのベルトを取っていきたいのです・・・・・・・

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これがサイドベルトの裏側
ベルトの当革も外したいので  飾りのビョウを頑張って外します!
全部取り除いた状態が最初の画像   今から出来上がりの線にカットしていきます。
カットした上の部分は この後持ち手にリメイクです。 なので無駄なく真っ直ぐカットしていかなければなりません。

しかし、内側にキルト芯があるとは想像していませんでした。 これにはビックリ!!
柔らかく仕上げたいから?  それとも”アタリ”防止なのか?? 

色々勉強になります・・・・・・・。

 


2010年9月21日火曜日

キタムラBagのリメイク

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ご依頼のリメイクBag、完成です。
大判の雑誌がらくらく入る縦型のトートBagにリメイクしました。

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元はこんな感じの 丸底のバケツ型Bag
まず底幅を10cmに狭めて・・・・・・

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横長底に変え、底板を入れビョウを打ちました。

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持ち手は丸ヒモタイプから肩掛けにも痛くない  平タイプの持ち手にリメイク。
楽に肩掛けできるよう 持ち手の付け位置を広げました。

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そして、塩ビ(塩化ビニール)が劣化し ボロボロ剥げていた裏地は・・・・・・・・

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ファスナーポケットと携帯ポケットが付いた  ベルギー製のジャガード生地に変更です。

ご依頼のこちらのBagはご結婚当初、ご主人様にプレゼントされた想い出のBagとの事
何十年もの”時間”がちゃんとBagに刻まれていますね・・・・・・・。
決してよそ行きのBagじゃぁないけど   これからは普段使いに どんどんお使い頂けると嬉しいです。

”Reborn"できたでしょうか?



来週、静岡でお会いするのを楽しみにしております・・・・・・・。






2010年9月19日日曜日

キタムラBagのリメイク制作 ・ その5(裏地)

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リメイクBag、完成に近づいております。
本体のカタチは完成、引き続き裏地作りに掛かります。
写真はファスナー付きのポケット   切替を利用し、中心にファスナーを付け上部は見返しの革で押さえるデザインになります。

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こんな感じにファスナーポケットが完成です。
ポケットの袋布は裏地本体とは縫い合わせず、振らした状態で付いています。
裏地縫代は端ミシンをかけることで 収まりが良くなります。  一手間ですが裏地をセットした時に違いがはっきり解るのですねぇ~

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片面にファスナーポケット、もう片面には携帯ポケットが付いています。
出来上がった裏地を内側にし、本体Bagにセット!
最後に見返しと本体をしっかり縫い止めればBagの完成となります。



あともう少しです・・・・・・・・・。




2010年9月18日土曜日

キタムラBagのリメイク制作 ・ その4(底付け&持ち手)

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リメイク、続きます。
まずは本体と底を縫い合わせ、底板と底ビョウを取り付けます。

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こんな感じで底ビョウを取り付けます。
底板を中にセットし、ポンチで穴を開け底ビョウをはめ込み    ビョウが傷つかないよう注意しながら打ち棒でしっかり打ち止めます。

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次に持ち手革が伸びないよう 内側に芯を貼り幅に折込ます。
今回は磨き仕上げが綺麗に出来ない革の為  サイドを折り込んで作る持ち手にしました。
磨きも大変ですが、曲がらず真っ直ぐに折り込んでいくのも難しいですね~ 

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持ち手を縫い合わせたら  本体の付け位置にボンドで仮止め
だんだんカタチになってきました。
底丸のバケツ型Bagから 大きめの雑誌が入る深型のトートBagに変身です。 

っと、昨日の作業日誌っとなりますが・・・・・・
この後、おやつに”おせんべい”を食べていましたら  何やら硬い異物が・・・・・・
いやぁ~な予感!  
そうです、おせんべいを食べていたら 奥歯の詰め物が取れてしまったのです!
早速、いつもの歯医者さんに連絡をして ちょっと痛いめにあってきました・・・・・・・。



削るのは痛かったけど、治療に通わずに済んで良かったぁ~
しかし、治療前に取れた”詰め物”を見ただけで  どこの歯なのか解るって・・・・・

先生、すごいなぁ~






2010年9月16日木曜日

キタムラBagのリメイク制作 ・ その3(解体&下準備)

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8月31日から約半月振りの再開です。
まずはBagの解体!  裏地と見返しを取り、本体を内側に返してから分厚い底を解いていきました。

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前回、資料のクラフトBagを作る為に仮のパターンを制作しましたが、解体したところで再度型紙の見直し&修正をします。
ほぼ同寸でしたが・・・・・・一箇所、底部分のカーブ線に5mmの誤差がありました。
この部分を修正し、新しい革の裁断に入ります。

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新しい革はこちら。  (下が以前の革)
新しい革は底と持ち手、見返しの3パーツ使用します。  以前の革はツルっとした表面の革でしたが 新しく使う革はシュリンク加工した革になります。
表情は違いますが、色がかなり近い革   持ち手が新しい革になっても違和感なく馴染む革の色です。

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そして各パーツの裁断も終了~!
これで下準備も完了、いよいよ底付けに掛かります。

ところで、ちょくちょく遊びにご訪問下さる方の中には   ”あれ、ロングウォレットは?  未完成のままかぁ~??”っと疑問に感じておられると思います。
ハイ、付属の革チェーンがまだ残っております・・・・・・・・。

デザイン、決めかねております・・・・・・・・・。



もうちょっとだけ、お時間下さいなぁ~

  


2010年9月14日火曜日

ロングウォレットの制作 ・ その8(革テープの仕上げ)

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ロングウォレット、仕上げに入りました。
これは外回りの縁をぐるっと 革テープで巻いているところです。

今回のお財布のデザインは、ミネルバボックスで作る通常のお財布の厚みと比べると 約1.3倍も厚みがあります。
これだけ厚くなると、針の通りもスムーズにはいきませんので   かなり時間が掛かってしまいました。

一針一針、慎重に進めていきます。

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無事、革テープを縫いつけたところで”コンチョ”を取り付けてみました。
コーナーに付けたDカンはこの後作る 革ヒモの”ウォレットチェーン”用のもの
いよいよ、最後の付属チェーンに取り掛かります。

しかし、まだちゃんとイメージ出来て無いのですねぇ~
いつもの事ながら・・・・・行き当たりばったりです・・・・・・・。



いけませんね・・・・・・・・。








2010年9月13日月曜日

秋祭り

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昨日は、地元商店街主催の秋祭りが開催されました。
各商店街別のお神輿や、可愛い子供たちのお神輿   和太鼓の演奏などなど・・・・・・・
まだ暑い中での秋祭りでしたが 季節は確実に秋へとすすんでいるのですねぇ~



そんな中、一組の商店街の”打ち上げ会”にお誘いを受けまして  早々、夕方からご一緒させていただきました。
写真は頂いた「紅白饅頭」です。 
少し呑みすぎた朝、目覚めのカフェ・オレと紅白饅頭で朝からおやつ気分?  

しかし、沢山アルコールをいただいのに・・・・・・・スッキリしております。
高級な銘柄をいただいたせいでしょうか? ご馳走になりました。

集まった会のメンバーは業種も様々

お祭り好きで都内のお祭りを渡り歩いている”サラリーマン”   
幻冬舎や講談社などから探偵本を出版されている”探偵のF氏と奥様”     
飲み会中、お仕事の依頼が来てソソクサと引き上げてしまった”葬儀屋さん”  
お話がとっても面白かったビルメンテナンスの社長などなど・・・・・・   

いつもならほとんど接点がない方々と数時間ではありますがご一緒でき   また、未知のお話がたくさん聞けて とっても元気をいただきました。



秋祭りの 不思議な一時・・・・・・・・  そんな一夜でした。








2010年9月12日日曜日

ロングウォレットの制作 ・ その7(本体セット)

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引き続きロングウォレットです。
コンチョが付くベルトパーツも完成し、無事本体に縫い付け終了!
早速、カード入れと小銭入れ、札入れポケットを、内側にセットします。

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表側はこんな感じ・・・・・・・
止めベルトの先には”コンチョ”が付きます。  
この”コンチョ”、仮止めしてみたのですが  普通に止めるとベルトに変なカーブができてしまうので、少々止め方に工夫をしたいと思います。
これも見えないところですが・・・・・・・全体の雰囲気が違ってきますのでね。

ミネルバボックスの革の性質もあるのかもしれませんけど・・・・・・・・。



やっぱり、作り方って  デザインや素材の持ち味で色々変わってくるのですね。

 
 


2010年9月11日土曜日

ロングウォレットの制作 ・ その6(当て革&飾りテープ付け)

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本体の表側に取り掛かりました。
丸い革が付いております。 まるで革ボタンのようですねぇ~
これは何かと言いますと・・・・・・・・・。

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こんな感じでコンチョボタンの受け金具がつきました。
丸い革は当て革。  通常は見えないように金具と同じ大きさにしたり、内側の見えないところに当てたりするのですが  今回はちょっと遊んでみました。
お財布を開く時、金具が目立ち過ぎてしまいそうで・・・・・・  ポイントデザインにしてみたのです。
当て革をすることで強度が付き、本体の革の負担が軽減されます。

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そして外回りにパンチングの飾りテープを仮止め
今から飾りテープを本体に縫い付けていきます!


いよいよ、本体の完成が近づいてきましたが
最後の仕上げ、革テープのパイピング巻きまで まだまだ気が抜けません。



緊張状態が続きます・・・・・・・・・。

  


2010年9月10日金曜日

ロングウォレットの制作 ・ その5(内装)

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引き続きロングウォレットです。
札入れと小銭入れのドッキングパーツ  各ポケットの縫い合わせが終了し、小銭入れを基本に余分なところをカットしました。 
こちらが小銭入れ側で表側になる面です。

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そしてこちらが本体と繋がる札入れポケット側  内側の縫い線はドッキングさせる為の縫い部分、結果ポケットとポケットの間に小さな内ポケットができるのです。
隠しポケットのようで面白いデザインです。
(ポケット周り この時点ではまだ磨き、化粧ネンで仕上げておりません・・・・・・・)

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こちらはカードポケット。
裏革を貼り付けてから余分をカットしたところ   サイドポケットの口部分をこれから縫い合わせます。

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各内装のパーツを本体内側にセットすると、こんな感じになるのですねぇ~
ちょっとカタチが見えてきましたね。

ここまできたら飾りテープを付けて 一気に仕上げてしまいたいところですが・・・・・・・
”コンチョ”なるモノを留め具に使用するデザインなのです。

さてさて、その”コンチョ”なるモノ、私は仕様経験0(ゼロ)の為  まずはこうして全体像が解るところまで進めてみました。 
実際の厚みを確認し、コンチョのベルトをどうするか? これからデザインしていくのです。(大丈夫かぁ~~)



どんな風にまとまるのかなぁ・・・・・・・・