2015年2月26日木曜日

口金Bagの制作 ・その3(型紙修正&再組み立て)


昨日の続き・・・・・。  型紙を修正致しましたァ~
口金の開きをもうちょっと狭めて、金具と本体サイドのもたつきをスッキリさせたいと考えました。


前回の型紙から写真のように小さくして・・・・・・


修正した型紙をクラフト紙に写して・・・・・・


ハイ、カット!  これを組み立てていきます。


今回はより解かりやすいよう、口枠も巻き付けることに致しました。


ハイ、こんな感じ・・・・・・ これでしっかり口枠がセットできました。


動かないようにネジ止めして、開き具合などを確認致します。
前回のものより もたつき感はなくなり改善しておりますが・・・・・・・
やっぱりちょっと気になる・・・・・・


なので、クラフト紙に折り目を付けたところ(6mmほど)を削り、傾斜も深く修正致します。
ちなみに、写真は内側からみた状態です。

さてさて、これが最後の修正になりますでしょうか?


頑張って型紙の修正を続けます!

(今度こそ、理想のカタチにできるかな・・・・・  )







2015年2月25日水曜日

口金Bagの制作 ・その2(型紙&クラフトサンプル)


型紙作りに入りました。
写真は今回使用する、27cmの口枠   まずは口枠をネジで固定し、本体の付け止まり位置を決めます。


ハイ、こんな感じ・・・・・・  解かりやすいようにマジックで印付け


次に、印付けした位置の長さをメジャーで測っておきます。


そしてモロモロ(Bag口の開き具合、マチや底マチなどなど・・・・)のポイントのサイズを決定したら、原型っとなる型紙を厚紙に起こしていきます。
ちなみに・・・・ 左端のちっこいメモ紙が、測ったサイズから決めた各ポイントのサイズ
これを基に厚紙に原型を書き込みました。


次に、原型を使ってクラフトサンプルの型紙を作ります。
写真はカットした型紙です!
まずは 切り替えなどの細かなデザイン部分は入れずに、全体のサイズがわかるように作ります。
そしてこのクラフト紙を組み立てて・・・・・・


ハイ、こんな感じになりましたァ~
こちらが正面から見た感じで・・・・・


そしてこちらが、側面のマチの感じ・・・・・ (実際の口枠止めは、ネジになります。)


口枠を開くと、こんな感じ・・・・・・
かなり大きく開きますねェ~  もうちょっと閉じていても良いのかな?


本当は”床革”でサンプルを作るのが一番いいのでしょうが・・・・・

クラフト紙で組み立てたこちらのサンプル、これがけっこう簡単でしかもすぐ出来て便利なんですね。
この状態で修正箇所を確認したり、ポケットや切り替え位置などのデザインを、イメージしながら決めていけます。


さて、クラフトサンプルからいくつかの修正箇所が見つかりました。
引き続き型紙を修正し、サンプルを作り直し致します!






2015年2月23日月曜日

口枠届きました。


一昨日、昨日っと、先週のはじめに注文していた口枠などの副資材が無事届きましたァ~
口枠は今回使用する27cと、教室の課題用に制作する”ミニボストン”の20c、そしてサンプル用に24c、っと3サイズをお取り寄せ。


ちなみにこちら、現在「個人レッスン」中の、甥っ子が制作している小物に使用致します。
旭日50銭銀貨の”古銭コンチョ”でございます。 (ピッカピカ!)


そしてこちらは、今回の口金Bagに使う真鍮金具たち・・・・・・
半月カンがなんかいい感じなんですョ。



さて、無事 口枠が届きましたので、先日考えたデザインの型紙作りに取り掛かりたいと思います。
どんな感じになっていくのかなァ~ 
口枠が届く前のこの数日、いろいろ頭の中で作るイメトレしておりまして、不安がちょこっとございましたが・・・・・・ 

今は何故だか?ワクワクしております!  


不思議なもんですね・・・・・・



2015年2月22日日曜日

革の手縫い鞄教室(2月21日)


今月最後のお教室です。
まず最初のご紹介「手縫いの道具」を仕立てているのは、今月からご参加の方・・・・・
届いたばかりの”菱ギリ”を、オイルストーンを使って削っております。 
これ、結構な辛坊が必要! 時間と手間が掛かる道具仕立ては、どれをとってもかなりの忍耐が必要です。


2時間削り続けたところで、ちょっと一息。
次回制作する 一番最初の課題作「キーケース」の型紙を作っております。
ず~っと続く「道具仕立て」では、何だかつまらないですかね。 次回は小物作りを楽しみましょ~
(お疲れ様でした。)


そしてこちは前回の続き・・・・・  コインケースです。
組み立ての下準備も完了~ 最後の仕上げに使う共革テープを作っているところです!
残りはお家での宿題。 次回、くるみ釦を打ち付けて完成っとなります。



さてこちら、順調に進んでいた同じく”コインケース”作りでしたが・・・・・
留め用のベロの長さが5mmほど足りない問題が発生!!
急きょ、ベロの型紙を修正してパーツを作り直すことになりましたァ~


作り直した”ベロ”を本体に再度縫い付けていきます。
共革テープも出来て、仕上げの縫いに取り掛かるハズだったのに・・・・・・  でも、今回のことで、型紙の修正の仕方も覚えることができたので、まぁ、たまには?よいのかもしれませんね。

何か問題が発生しても、慌てず、騒がず、修正できる力があれば問題ないのですョ。


何事も、勉強! そう思えば気も楽ですから・・・・・


残りはお家での宿題で、よろしくお願いします!
次回、楽しみにしておりますね。


皆さん、お疲れ様でした!










2015年2月20日金曜日

革の手縫い鞄教室(2月20日)


本日午前中のお教室。
ミニポーチの続きです。  写真は底マチ部分を縫い合わせているところ
底が縫えれば表に返して・・・・ 本体が完成致します。


そして最後のパーツ、ファスナーの端に付ける飾りの”ベロ”作り
小さなパーツなのでね、ちょっと作業しにくいですが、型紙を写しているところです。
ベロをボンドで仮止めしたら、残りの縫い作業はお家での宿題でお願いします!


ちなみに・・・・  ベロを仮止めした状態のポーチですが・・・・
テープの編み込みが立体的でいい感じです!


さて、こちら・・・・  こちらも前回の続きで、ヌメの”簡単Bag”
アレコレ考えた末、紙袋のようなデザインに変更して制作することになりました。
修正した型紙を裁断しているところです。


簡単Bagの合間に、こちらも前回同様 ご主人のベルトの仕上げを致します。
剣先を作って、ベルト穴を明けて・・・・


最後に”化粧ネン”を引いて、完成です!! (お疲れ様でしたァ~)


そしてまたまた、簡単Bag。
縫い代を漉いた本体パーツ、余分な縫い代をカットしていきます。


準備ができたら、組み立てに掛かります。
写真は両側の縫い代をボンドで仮止めしているところ、縫い合わせはお家での宿題でよろしくです!

両側が縫い終わったら、底を縫ってしまえば本体は完成致します。
かなり簡単なBagですが、高級な革で作ってしまうのが面白いのですね。 

紙袋も革で作れば、お洒落なBagに変身です!



今から、完成が楽しみです。





2015年2月19日木曜日

口金Baの制作 ・ その1(デザイン&組み合わせ)



ご注文の準備に掛かりました。 只今、デザインを詰めているところです。
これ、以前から「姉」に頼まれていたもので、「いい加減作れっ」と期限を切られてしまいました。・・・・・ (最後通告ですね。)


取り急ぎ、姉の前で書いたラフデザイン・・・・・ (その場しのぎ?)
メモ用紙にちょこちょこっと書いただけのデザインで、あまり細かく色々なことを考えてない状態でした。(作り方の手順とか、始末の方法とかね)


っで、こちらが 色々考えながら、カタチにしたデザイン・・・・・
見本のウエストポーチBagを参考に
全面のデザインをちょこっと変えて、Bag口は口金を入れて、ミニダレスBag?のような感じにまとめてみました。
そして、ウエストポーチの機能はそのまま
ベルト通しにDカンを付けて、ショルダーベルトをジョイントできるようにまとめたデザインです。

アレ?カブセ使用のデザインなのに、後ろ側にカブセが抜けておりますなァ~ (いけませんねェ 今気づきました!!)


そしてこちらが、元となるウエストポーチのBag。
以前に登場しましたが、ど~も気が進まずそのまま保留状態になっておりました。
何故、気が進まなかったのか? 答えは革色。
姉の要望は”これ”と同じワイン色・・・・・  でもミネルバボックスにはこの色が無いのですね。(正確には、別注色でオーダー可能なのですが、ロットが御座います。)

仕方なく、ミネルバボックスのプルーニャ(パープル)で作ることに落ち着いたのですが、やっぱり気乗りがしなかったのですョ。


期限を切られて、追い詰められて・・・・・  ”本気”が出たんでしょうか?
ず~っと忘れていた革の存在を思い出しましたァ~

5年前にサライ商事でお勧めされて、購入した革を・・・・・  (写真の品)
買ったそのままの状態で(梱包された状態)、一度も開けられなかった”アテナのルージュ”です。
(ごめんなさい。)

まぁ、ビックリ!
こんなにピッタリの革色!  奇跡だわぁ~~ 

正直、ミネルバボックスの足元にも及びませんが、市販されている革に比べたら、結構イケてます。
この革が出てきたお蔭で、止まっていた制作が動き出しました。


ミネルバボックスのプルーニャ(パープル)と組み合わせて、カッコイイBagにしたいと思います!



姉ちゃん、待っててねェ~





2015年2月18日水曜日

ファスナー付のペンケース(パイピング仕立て)


教室用の課題作品になります。 ミネルバボックスのネロ(赤)を使った、ファスナー付きのペンケースです。
サイズは幅6cm×長さ20cm×高さ5.5cm ちょっと大き目サイズのペンケース


ポイントはこの”パイピング仕立て” 
共革のテープで作ったパイピングテープを挟み込んで仕立てた作り方です。
これ、結構高度な作り方・・・・・  私もあまり得意ではないのでね、お見苦しい箇所が多々ございますが・・・・  


こちらが”頭”の正面から写した、パイピングの感じ 


そしてこちらが、側面の様子です。


っでもって、こちらが”お尻側”になる 下側の正面です!
ぷっくりした丸みが可愛いカタチですねェ~


これ、ペンケースって名前ですが、まぁ 何でも入れて頂いてOK!なサイズ
教室用の課題なのでね、今回はこんな風に「手縫い道具」も入るように意識して作りました。
写真は、試しに入れてみた主要な道具たちです。


ファスナーが端まで付いているので、大きく口が開きとっても使いやすいのです。
取り出しにも便利!


ハイ、こんな感じに全部入りましたァ~



この課題用のペンケースは、Bagを作るための練習用の作品
いわゆる「部分縫い」的な制作物です。
突然、大物のBagを作るのはリスクが大きいし、やはり何度か練習してからでないと、綺麗な仕上がりのBagは作れませんのでね・・・・・


そしてこの作り方は大きさやカタチをちょっと変えるだけで、色々なアイテムに活用できる基本の制作方法
これをベースに色々なデザインが楽しめるのですね。
例えば、サイズを変えて持ち手を付ければ”ボストン風のBag”でしょ、縦横のサイズを変えれば”ポーチ”に早変わり!

一気に創作の幅は広がる作り方です。



これさえ覚えれば、ワンランク上の革小物やBagも作れますョ!











2015年2月17日火曜日

ペンケースの制作 ・ その4(組み立て準備)


昨日の続き・・・・・  パイピングテープ作りに掛かりましたァ~
写真は革を漉いて厚みを調節したテープの両端を、ガラス板を使って0漉きしているところ


0漉きが終了したら、ボンドを全面に伸ばして半分に折ります。(軽くカナヅチで叩いて圧着)
尚、0漉きした両端の”始末”は以前ご紹介したので・・・・  今回は割愛させていただきます。


テープが出来たらいよいよ、組立の準備です!
まず、本体の両端中心に引っ張り用の”ベロ”をボンドで仮止め


次に、パイピングテープにカーブの”クセ”を作って置きます。
これで、全てのパーツが揃いました。(ここまでが昨日の作業でした・・・・・)


っで、ここからが本日の作業
これから本体を組み立てる為に、各パーツをボンドで仮止めしていきます。
まずこちら、本体のカーブに合わせ、パーピングテープを曲げて同様のカーブを作ります。


ボンドを伸ばしたら、付け止まり位置を合わせてしっかり仮止め致します!
カーブ部分のテープが戻ったりしないよう、十分に”クセ付け”しておくのがポイント
また、中心線を合わせるなど、細かな配慮がパイピングを美しく仕上げるコツであります。


次に、切り替えパーツを位置に貼り付けて・・・・・・
こんな感じです。  何だかバニティーBagのフタのようなカタチになりましたねェ~ (面白い!)


ハイ、ここまでが本体組み立ての準備になります!
いよいよこれから、ぐるっと回りを縫い合わせていきますョ~


アッと、忘れておりました!
縫い目はボンドで仮止めする前の段階で、本体に開けておりますので・・・・・


では、昼食後  ちょっと一休みしてから最後の縫い合わせに掛かります。
目標どおり、本日中に完成できそうですね。
(どんな風仕上がるのかなぁ・・・・  楽しみです。)