2014年2月28日金曜日

ファイルカバーの制作・その11(背表紙付け)

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ご注文の続き・・・・・  写真は背表紙のパーツを磨いているところ
磨きのあとは、玉ネンを使って ”化粧ネン” を引いておきます。

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そしてこちら・・・・・  前後本体を中心で接ぎ合せたものに、先ほどの背表紙をボンドで仮止めしていきます。
接ぎ合せた中心部分から、背表紙幅の ”銀面” を荒らしていきます。
こうすることで、ボンドの付がよくなるのですね

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ボンドを伸ばし背表紙を付けたら こんな感じで目を打ちます。
後は真っ直ぐ、目に沿ってしっかり縫い付ければOK!
ファイルリングのアタリがなるべく表側に響かないよう、本体に背表紙を重ねて厚みを出しました。
まぁ、実際使ってみないとわからないですが、これだけの厚みがあれば、リングも気にならないのでは?・・・・・・

っと考えております。(どうかな??)

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ハイ、こんな感じで背表紙が付きましたァ~
厚みのあるしっかりした作りなので、これなら安心。


さて、本体は順調に進んできておりますが、デザインポイントの刺繍がなかなか進んでいかない状態
確かに、久し振りの細かな刺繍・・・・・  仕方が無いっと言えばそうなのですが・・・・・


とにかく、一針一針 刺し込んでいくしか手はありません



地道に頑張ります!!







2014年2月26日水曜日

ファイルカバーの制作・その10(組立ての下準備)

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ご注文の続きです。
写真、ちょっといただけませんが・・・・・
コーナーの飾りを両サイドに縫い付け、前後本体の貼り合わせをする準備に掛かっているところ
重なり部分の銀面を荒したところに ボンドを伸ばしていきます。


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ハイ、こんな感じで前後本体が仮止めされましたァ~
この接ぎ合せたところは、背表紙が重なって隠れる部分  なのでコーナー付けの糸始末も玉止めになっております。


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表面は隠れてしまうので、今回は裏側の縫目がきれいにみえるよう、いつもとは逆に裏面から目を打っていきました。


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こちらが裏面から縫い合わせた状態
いつもと違って縫い目がまっすぐで、斜め入りしていないのがわかりますね。


ちなみに・・・・・・
丸キリで薄く引いた線が、背表紙が重なるラインです。
この後、背表紙の断面を磨いて 始末していきます。



さてさて
予定どおり、無事に作業が進みました!
引き続き、順調にことを進めるためには カブセの刺繍もそろそろ完成させなければいけませんねぇ・・・・・・

 


頑張ります。











2014年2月25日火曜日

ファイルカバーの制作・その9(コーナー飾り)

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ご注文の続き・・・・・  ワンポイントの刺繍が2つ出来上がりました。
次に、このパーツの断面を”磨き処理”に掛かります。


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向かって左側が磨いたパーツ、右側の上に重なっているほうは未処理のもの・・・・・


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そして最後の仕上げ ”化粧ネン” を引いて、断面の処理が終了~
もう一枚のパーツも同様に処理していきます。


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次に、完成したパーツを本体付け位置に縫い付けます。
写真は仮止めのため、本体の銀面を荒らしたところ・・・・・・  
こうしてボンドの付きがいいように、革の表面をカッターなどの背を使って軽く傷つけていくのですね。


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ハイ、こんな感じ・・・・・
表側の片端に、補強も兼てのコーナー飾りがつきました!!

いかがでしょうか?
前回よりは わかりやすい?  気がいたしますが・・・・・


この後、目を打って 縫い付けに入ります。

 

本日の目標~  
背表紙付けの下準備まで完成させます!!








2014年2月24日月曜日

革の手縫い鞄教室(2月21,22日)

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先週末のお教室の様子です。  
各自、それぞれの作業に集中しておりますね。


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まずはこちら・・・・・  ベルトにポンチで穴を開ける準備をしております。
どこが良いのか?  いろいろ考えてベルトの中心に丸キリで印付け中~  本当にこれが最後の作業です!


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ハイ! こんな感じに完成~  一番短いベルトの状態ではハンドBagのように持てますね。
これを肩に掛けて抱えるような形でも中々よい感じ!


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っでもって、一番のお気に入りがこちらのスタイル
ベルトを伸ばして、斜め掛けした形です。
ちょっと短めが”今”な感じですね~   崩した雰囲気がまたオシャレです!

さて、初めての立体制作はいかがでしたか?  楽しんでもらえたかなぁ?
次回はまた、新しいことに挑戦しましょうね!


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そしてこちら・・・・・  同じBagを制作中
本体の組み立て縫いが終わり、これから表にひっくり返すところです。
革に傷がつかないよう、丁寧に少しづつ返していきます。


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ハイ、こんな感じで Bagが誕生しましたァ~!!
生まれたてのBagです。
次回はバックル部分の作業に掛かっていきましょうね。


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 こちらは今月から参加の方、まずは練習を兼ねて 最初に”馬”を作っていきます。
写真は馬にはめるベルトに、ボンドを均一に伸ばしているところ・・・・・・  ボンドの伸ばし方は切るように! 
素早く伸ばしていくことがポイントです。 (頑張って下さいね)


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金、土と2日間続けてのご参加。 お疲れ様です!
昨日から引き続き、道具作りに集中しています。
写真はオイルストーンを使って、市販の菱ギリを仕立て直ししているところ・・・・・
地味な作業ですが、これから一生使っていく道具、あともうちょっとで完成です、頑張ってください。


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さて、こちらは・・・・・  体験教室の課題 ”鍵のチャーム付きキーホルダー” を作っております。
来月のお誕生日のプレゼント用に、道具作りの合間をぬって制作中であります。
イニシャル刺繍も出来上がり、あともうちょっとのところまで進みました。 
次回の完成を目指します! 
(楽しみですね)



金曜日の朝、浅田真央選手のフリー演技をテレビで見ておりました。
本当に素晴らしい、美しい・・・・・

もちろん、教室でもオリンピックの話で盛り上がりましたョ。



本当に、いいもの見せていただきました。(感謝)







 

 


2014年2月20日木曜日

ファイルカバーの制作・その8(ワンポイント刺繍)

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ご注文のファイルカバー続いてます。

ず~っと気になっている”あのシワ”のこと・・・・・   
いろいろ考えておりましたが、やっぱりいざとなると迷ってしまい足踏み状態
そんな中、ワンポイントの刺繍が入る部分と合わせて、ちょこっとひと手間加えてみることに致しました。
写真はコーナーに配置するパーツ、当初の予定ではデザインに含まれていなかったパーツです。


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その小さなパーツに リーフのワンポイント刺繍を刺してみました。
いかがでしょうか?


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っでもって、このパーツはどこにセットされるか?っというと・・・・・
ハイ、こんな感じ・・・・・・

これだけじゃ~ よくワカラン!  ですよねぇ


このパーツ、小さいながらも大きな2つの問題を解決してくれるっであろう? 大事なパーツ!
もちろん、1つは”あのシワ” 、そしてもう1つはお客様からのご要望でプラスした、コーナー刺繍の裏始末の問題
確実に2つ目の刺繍問題は解決致しますが、シワ問題は完成してみないと・・・・・・ って感じですが・・・・・


何もしないでいるよりも、ちょっとでも改善できる方法があれば、チャレンジあるのみ!


試してみる価値はあると、考えています。



さてさて、どうなることやら・・・・・・  
楽しみです!









2014年2月19日水曜日

新しいルーター、届きました!

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昨日、新しいルーターが届きました。  
ルーター本体もさることながら、まぁ細部にまで”コダワリ”を感じる品物であります!

 
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こちらがルーター本体、 本当に美しいフォルムです!
名刺入れより小さいサイズ、スリムで無駄のないデザイン

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この丸い部分が電源スイッチ  
ここを押すと、電源、電波などのランプが点灯します。


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保護カバーに入れるとこんな感じ・・・・・   その他の付属品も、かなり拘っていますョ。


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そしてこちらが、パッケージ(表側)


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っでもってこちらが 内側・・・・・・  全部取り出さないと見えないところなんですけど・・・・・・
エンボス加工してあります。


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箱の開封は隠しマグネット!  
箱の中に添えられた、保証書などの取説が納められた紙ファイルには・・・・・・
「 インターネットライフが快適でありますように 」  っと ・・・・・・・


いやぁ~ やられました!

見事な演出&プレゼンです。



さすが、2013年 Good Design受賞の代物ですね



ちなみに、このMobile Slim(ルーター)無償で頂きました・・・・・・・ 

 

いいのかなぁ?
(有難いことですけど・・・・・・  )






2014年2月18日火曜日

ファイルカバーの制作・その7(粗裁ち裁断)

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ご注文の続き・・・・・・   先週、型紙を仕上げてから各パーツの厚みなど、完成をイメージしながらいろいろ考えました。
結局、頭の中で考えていても答えが出ない!
アレコレ考えて無駄に時間が過ぎていくのも もったいないので、おおよその見当を付けて裁断することに致しました。

まぁ、どっちに転んでもいいように・・・・ ってことでしょうか?


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革はミネルバボックス、色はシックなオリーバ(モスG)です。
写真は見返し部分を裁断しているところ・・・・・
出来るだけ革の無駄をださないように、ギリギリのとこまでつめていきます!


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ハイ、こんな感じで粗裁ちが終了~
裁断しながら やっぱり悩んでしまうそれぞれの厚み・・・・・・
全体のバランスが上手くとれていることが絶対条件!  さてさて、どうしたものやら・・・・・・


取り合えず、最初から動かない(考えの変わらない) 本体から始めてみましょうか

 

ちょっとずつ進みながら、考えてみます。









2014年2月14日金曜日

ファイルカバーの制作・その6(型紙修正)

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昨日の続き・・・・  残りのカブセ部分を作って、クラフトサンプルが完成致しました。
ちょうど、書類ケースのように見えなくも無いかぁ?
装飾はカブセのところに刺繍が入る予定です。


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開くとこんな感じ・・・・・  
ファイル本体から飛び出た資料は、このカブセ部分で保護します。
また目一杯入れて資料の厚み約2㎝ほどですが、それ以上になってもカバーできるよう、余裕を1㎝プラスしておきました。


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進んでいくにつれ、細かなところの変更もいろいろ出てきました。
当初は安易にスナップ釦を付ける予定でしたが、実際のファイルの重さを体験すると、スナップ止めでは心もとない気がして・・・・・  
ファイルの持ち方によっては一気に力が掛かるところ、ここはひとつ 大事を取ってマグネット釦に切り替えます。
写真はマグネット釦を付けるパーツの型紙を作っているところ


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そして作った型紙を本体に写していきます。
この写した位置が、受け側凹のマグネット釦の付け位置になるのですね。
何だか子ブタの鼻のようですがねェ~


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背表紙も作って・・・・・
ハイ、本番用の修正パターンが完成いたしました!!

いよいよ、本題の制作に取り掛かっていきます。


まずは裁断から・・・・ っとその前に
大事なことを忘れてました、さてさて厚みをどうするか?

 

また、ちょっと考えなければいけませんね。






ファイルカバーの制作・その5(クラフトサンプル)

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ご注文の続き・・・・   昨日のファイルの採寸から、もう一度型紙を引き直してみました。
若干、厚み分の余裕を5mmほどプラス
どんな感じになるかは、この後のお楽しみ・・・・・


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さて、作り直した型紙でクラフトサンプルを作ります。
写真の大きな四角いものが本体部分、長細いのが見返し部分
パーツは四角いもので、ものすご~っく単純でシンプル!


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ハイ、こんな感じ~
見返しのポケット部分にファイルを差し込んで使用します。
ブックカバーと同じ仕様ですね。


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ファイルをセットしてから数回、開いたり閉じたりの動作を繰り返します。
すると・・・・・  ファイルリングの近くに折りじわが・・・・・
これはどうして”シワ”ができるのか? っというと
閉じている時のファイルの厚み分が、開くと平面になって無くなってしまうから・・・・
(こんな説明で理解していただけるのか??)


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つまりこんな感じ・・・・  閉じていると2㎝の厚みがあるので、閉じた場合の一周の長さは47㎝
っで、ファイルを開いた状態のサイズは45㎝ ・・・・  ここで2㎝の差がでます。
この2㎝(厚み)がダブつく原因っとなるのです。

もちろん、ブックカバーも同じです。 


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そしてこちらがダブついていない時の状態・・・・  なぜか?
これは見返しポケットに差し込んだファイルが、上手く動いて(スライド)くれるとシワにならないのですね


この状態にいつもなるように、サイズの余裕をどのぐらいにするか、っが一番難しいところ・・・・・



もちろん、滑りもスムーズにいくよう  色々考えなくてはいけません。
まぁ、閉じた時のピッタリ感も同じぐらい大事なんですけどね・・・・・



落としどころをアレコレ考えてみましょうか
(本番はまだまだかなァ・・・・・)











2014年2月13日木曜日

ファイルカバーの制作・その4(採寸の見直し)

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ご注文の準備に入りました。
何と、今年初めての制作になります・・・・・   (色々とありまして・・・・・   )
写真は昨年11月12日以来っとなる ファイルカバー
苦戦している私を見かねて、お客様がわざわざ送って下さったものです。 (ありがとうございます。)


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お話ではお送り頂いたファイルに、目一杯資料をセットしてご使用っとのこと
同じような条件にしようと、ちょっと持っているファイルをセットしてみましたァ~
いかがでしょう?   ファイル本体からA4サイズのレフィリが若干飛び出ているのがわかるでしょうか?
そ~かぁ~ こうゆうカタチだったのですね!
ファイルをお送り頂いて、本当に助かりました。


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当初イメージしていたファイルとはちょっと違うけど、デザインはカバー先を折り返した”フラップタイプ” なので方向性は問題ナシ!

色々な方向から、サイズをもう一度 測り直しております。


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え~っと、書いた本人にしか わからないものですが・・・・・・・
挟み込むファイル本体のサイズや、厚みを含めた巻き込んだときのサイズなどなど

採寸の見直しが出来ました。
これを元に、もう一度 クラフトサンプルを組んでみたいと考えます!



ようやく本来の制作活動に掛かることができました。


長い間 お待たせして 本当に申し訳ございません。
スピード感を持って すすめます!