2012年11月30日金曜日

ミネルバボックスのiPadケース(クラシック)



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追加オーダー頂いた、iPadケース 無事完成致しました。
残回同様、ミネルバボックスのタバコ(チョコ)を使用しております。

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サイズは 19cm × 26.5cm × 1.5cm  
真鍮の錠前金具と飾りベルトがポイントの、クラシックなデザイン
iPadを保護するため、スポンジ芯を挟んだ 3枚仕立ての総革仕上げです。

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内側デザインはノートカバータイプ 
iPadに見立てたノートは、こんな風に見返しポケットに差し込んで収めます。

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 iPadを使用する時はポケットからiPadを取り出し

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ケースの錠前金具をかけて・・・・・・・・

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こんな風に金具の上に iPadをのせて使用します。
錠前金具の厚みが丁度良い傾斜になって、iPadが使い易くなるのですね。
(このステキなアイディアは、ご注文下さった方の”ひらめき”です。)

追加注文、ありがとうございました!
私に代わって、せっせとRebornの営業をして頂き・・・・・・・ 本当にありがとうございます。(感謝)

残りの宿題(エルメスの時計ベルト)も、頑張っております。



もうちょっとだけ、お時間下さい。







2012年11月28日水曜日

iPadケースの制作 ・ その7(仕上げ)



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いよいよ、iPadケースの仕上げ作業に入りました。
写真は縫い合わせた外回りに、紙ヤスリをかけて磨いているところ・・・・・・・
丁寧に優しくペーパーで削って、ノリで磨いて(固めて)いくのですね。

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磨きが完了したところで、角ベラを使って凹凸を浮き立たせます。
凹凸を出すことで平面に表情が生まれてきましたねェ~

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ハイ、こんな感じで縁の凹凸仕上げが出来ました!
ちょっとした手間で、さらに高級感がUPしましたね。 
 
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いかがでしょうか?
縁の最後の仕上げとして ”化粧ネン” を引いて・・・・・・・

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そして、そして、こんな感じで凸の金具を取り付ければ・・・・・・・ 

完成~!!


一昨日、無事予定通り 完成致しました。
今日は完成品の写真撮りと、腕時計ベルトの続きを予定しております。


無事に完成、良かったです・・・・・・・・・。





2012年11月26日月曜日

iPadケースの制作 ・ その6(本体組み立て)



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追加注文のiPadケース、昨日の作業から・・・・・・・・
じっくり休んで体調が回復したところで、もっとも集中する作業に掛かりました。
写真は本体の上下部分を整形の為、余分な革をカットしました!

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っでもって こちらの両サイド部分も同様にカット!
いつものことですが、一発勝負のためか、かなり緊張します。 失敗は許されないのですからね・・・・・・・・
そして このカットの良し悪しで、この後の磨きの工程にも差が出てくるのですねェ~
包丁の切れ味は重要なポイントです。

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カタチが整ったら いよいよ縫い合わせ。
写真はネジネンを使って、縫い線を引いたところです。

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縫い線を引き終わったら、こんな感じで 菱目打ちを使って縫い目を作ります。
使用したのは 10本目打ちです。
ここまでできたら、ぐるっと一周一気に手縫いしていきます!!

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ハイ、こんな感じで組み立て完了~です!!

っと、ここまでが昨日までの作業
本日中に完成させるべく、朝から仕上げの工程に掛かっております。

あともう少しのところまで ようやく辿り着きました・・・・・・・
最後まで気を抜かずに頑張ります。


本日の目標、iPadケースの完成です!







2012年11月25日日曜日

iPadケースの制作 ・ その5(本体組み立て準備)



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追加注文のiPadケース続いてます。
表側の組み立てが完成したので、ipadの保護の為 内側に芯を貼り付けます。
これは使用している革(ミネルバボックス)の性質もあり、革の補強にも役立ちます。
(使用している芯は・・・・ 企業秘密ってことで、お許し下さい。)

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そしてこちらは内側に付く ”見返しポケット”  
ポケット口以外の三面を、斜め漉きで処理しておきます。(張り合わせた時の厚み調整の為)

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ポケット口部分は磨いて、化粧ネンを引きます。
これで、見返しポケットのパーツが完成です!

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先ほど芯を貼って補強した本体に、裏革を貼り付け 完成した見返しポケットをボンドで仮止めします。
次に、カタチの成形の為、本体の四面を綺麗にカットしていきます!

さて、ここまでが昨日までの作業状況。
体調回復のため、昨日はここまで・・・・・・・・・
成形のカットは失敗できないので 体調を整えてから進めることに致しました。


本日は午前中、ちょこっとお散歩をしてから 作業に掛かっております。



もちろん、久し振りに ”ドリンク” をいただいてから・・・・・・ですけどね。
とにかくあともう少し・・・・・・ 集中します!!






2012年11月24日土曜日

iPadケースの制作 ・ その4(表本体の組み立て)



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iPadケース、続きます。
前後本体の飾りベルトも付き、各本体のパーツが完成したところで 表本体の組み立てに掛かります。
写真は片側本体に繋ぎとなる背革を、ボンドで仮止めしたところ・・・・・・

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仮止めした本体に ねじネンで縫い線を引き、 菱目打ちで縫い目を打ちました。
ポイントは飾りベルトの端目と背革の縫い目を ピッタリ合わせること
これを片側づつ縫い合わせて・・・・・・・・・

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ハイ、こんな感じに表本体の組み立てが完成~!です。

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ちなみに、こだわった縫い目の部分ですが・・・・・・
飾りベルトの横線と、背革の縦線が綺麗な縫い目のラインで揃ってますねェ~
当たり前ですが、前後の飾りベルトの位置がピッタリでないといけません。


ここまでが、昨日の作業状況。
本日は裏と見返しをセットして 仕上げの組み立て作業に入りました。

あともう少しなんですけどね、 集中力が続かない状態です。


久し振りに ”ドリンク” のお世話ってところでしょうか・・・・・・・・・ 

今日は早めに切り上げて、体力回復に努めます。





2012年11月23日金曜日

iPadケースの制作 ・ その3(後ろベルト&金具)

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追加注文のiPadケース、続きます。
本日は趣向を変えて・・・・・・ ハイ、こんな感じに ”後ろベルト” が付きましたァ~   っと、完成写真からUPしてみましたョ   いかがでしょうか?
一昨日の予定通り、21日までに後ろベルトが付きました。

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ではここからはいつも通り、順を追っていきますね。
まず、粗裁ちした後ろベルト(表)に 張り合わせる当て革の片側をゼロ漉きします。
こちらも表ベルトの時と同様、1cmぐらいを目安に先端を0~徐々に斜行していく 斜め漉きです。

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当て革パーツができたら、後ろベルト(表)にボンドで仮止め!
斜め漉きした側は、前回の表ベルトの時とは逆で ベルト内側になります。

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次に、粗裁ち状態の後ろベルトをこんな風に型紙に合わせ、余分な革をカットしてカタチを整形します。
これを後ろ本体に縫い付ければ・・・・・・・・  一番最初の完成写真! っとなるのですね。

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 ちなみに、こちらが ”凸金具” もちろんセットなので真鍮です。

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え~っと凸金具はこんな風に取り付けます。 (取り付けは一番最後)

ここまでが一昨日の制作状況でした。

さて、巷は本日から三連休ですが
こちらは勤労感謝の本日も休まず iPadケースの制作に 頑張ります!!



皆様、良き休日をお過ごし下さい。






2012年11月21日水曜日

iPadケースの制作 ・ その2(表ベルト&錠前)



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追加注文のiPadケース、続いてます。
写真は表側の ”飾りベルト&錠前” をつけるため、錠前と重なる余分な処を斜めにゼロ漉きしているところ・・・・・・・
重なり部分約1cmを先端を0にして、徐々になだらかな斜行にしていきます。

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こちらが取り付ける ”真鍮の錠前”  ピカピカで美しいですね~
極力、金具を使わないで済ませたいのですが、それでも金具を使用する場合は出来るだけ真鍮金具を使うようにしています。(カタチによっては難しい場合もありますけどね。)
再生可能な素材であることはもちろん、適度な”重さ&質感”が個人的に好みであるから・・・・・・・・です。
追加注文をいただけるとは思ってもいませんでしたが、サンプルとして2つ購入しておいて良かったァ~

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ちなみに、先ほどゼロ漉きしたベルトは こんな風に錠前と重なります。
斜め漉きした上に錠前の一部が重なりますが、重なり部分を漉いて厚みを調節しているので 金具の高さは一定(水平)です。

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次に、裁断面を磨いて”化粧ネン”したベルトを、表本体にボンドで仮止め
写真は 余分な革をカットして、きれいな直線にカタチを整えたところです。
この後、ベルトを縫って、錠前金具を取り付けます!

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ハイ!こんな感じに表本体に ”飾りベルト&錠前” が付きましたぁ~
錠前とベルト幅もピッタリ揃って、まずは第一関門突破ですね。



さて、ここまでが一昨日までの進行状況
今日は朝から ”後ろ本体&ベルト”の作業に入っております。

  

本日の目標、後ろ本体のパーツ完成!っを目指します。






2012年11月19日月曜日

iPadケースの制作 ・ その1(裁断)



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次のご注文の準備に入りました。 (え~っ、腕時計ベルトは道具が届いたら再開しますので・・・・・)
以前 制作したiPadケース、追加のご注文を頂きました。
早速、朝から裁断しております!

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新しい作業机で裁断中!
作業用と教室用、どちらでも使えるように購入したものですが 大きくってやっぱり便利
革を広げて、立って裁断作業ができるのでかなり助かります。 
まぁ、私が小柄なのでね、他の方にはちょっと低いかな?・・・・・・・って感じでしょうけど
これからどんどん、活躍していただきますので、よろしく!

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粗裁ちした各パーツは、革漉き機にかけてそれぞれ丁度良い厚みに漉いていきます。
写真のパーツは内側の”見返しパーツ” 
粗裁ちしたパーツを 厚み1.4mmに漉いてから型紙に合わせ、 周りの余分な革をカットしてカタチを整えいきます 。

その他 ベルトや背布の革の各パーツを 同様に準備していきます。
(ここまでが下準備の作業工程)
下準備の作業が済んだら、次はパーツ制作の作業です。

さて、ちょうどお昼の時間かぁ~
お腹も空いたし、ちょっと一休みしてからにしましょうか・・・・・・・


また、午後から頑張ります!










腕時計ベルトの制作 ・ その3(型紙)



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ご注文の腕時計ベルト、ようやく再開。    ・・・・・・っが、かなり苦戦しております。
写真はまぁ、言ってみれば完成のイメージ
ベルトにダイヤの粒がはめ込まれる感じです。

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そぉ、デザイン的にはとってもわかりやすい、シンプルなデザインなんですけど・・・・・・・
これを実際、カタチにするのがなかなか難しいのであります!
0.何mmの世界に突入しております。
ちょっとずつ0.数mm削って、これで3回目の型紙修正・・・・・・・

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試しにポイント部分の試作をしてみましたが、残念ながらやっぱりまだ上手くいきません。

結局、計るポイントって言うんでしょうか? 
重視するポイントの視点を変えて、もう一度サイズを計ってみることにしました。
その結果導き出された答えは・・・・・・・・・・  

”道具のサイズが合わない” でしたァ~


新しい道具が届くまで ちょこっと別の制作準備に掛かりましょうかねぇ・・・・・・・・。 
(イメージは出来ているのになぁ、ホントに残念です!)





2012年11月15日木曜日

革の手縫い鞄教室(11月14日)



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集中受講最終日。  今日は馬ベルトの縫いからです!
早速 頑張って縫っておりますが・・・・・・・  あまりの厚みで思うように菱ギリが入っていきません。
四苦八苦しながらも完成した”馬”がこちら~

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 じゃぁ~ん!!  無垢の木材にミネルバボックスのパパベロ(レッド)の赤が華やかですね~
そして木材と同じ色の生成りステッチが、これまたポイントになって可愛いです!

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次に制作しているのは 仕立てた革包丁のカバー
こちらも赤色で馬とお揃いです!
・・・・・・・ っが・・・・・・・・・・  革包丁は仕上がる前に タイムリミット。

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残念ながら今回はここまでの受講っとなりました。
スーツケースにショルダーBag、手には作ったばかりの”馬”をもって・・・・・・・・  
(解体可能の馬なんですけどね、一体は見本でそのまま、もう一体を作って使用するそうです。)

神戸までの長い道のり、気をつけてお帰りくださいね。

4日間、本当にお疲れ様でした。
また、来月も頑張りましょうね!!  


(あっ、宿題も忘れずに・・・・・・・・・。) 






2012年11月14日水曜日

革の手縫い鞄教室(11月13日)



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集中受講3日目、 本日の課題は”馬”作りです。
写真は”馬”の挟み板を付ける土台となる木材に、取り付け用のネジ穴をドリルを使って開けているところ
ポイントは付け位置がいかに正確に明けられるか・・・・・・・ 0.5mmのくるいでも、挟み板がズレてしまうからです。
慎重に穴が曲がらないよう、十二分に気をつけて開けていきます!

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そしてこちらが取り付ける挟み板。
同様に高さ、穴の位置などがズレないように ドリルで穴あけしていきます。

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挟み板の上部はこんな風に斜めにカット!   もちろん手ギリですョ
ガイドになるラインを引いて、なるべく曲がらないよう 注意してカットしていきます。

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手ギリしたところは紙ヤスリを使って、軽く磨いて(削って)おきます。
この段階ではまだ仮磨きって感じでしょうか?

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次に 組み立てた土台板に挟み板をセットし、ベルトを通して”仮組み立て”
挟み板を合わせたところで、左右の高さ、カタチ(カーブ)を作っていきます。
こうして全体のバランスを確認し、修正しながらカタチを整えていくのですね・・・・・・・・。

カタチが決まったところで次は挟み板に革を張り、ベルトを作っていく作業
あともう少しで完成するところですが・・・・・・・

Hさん、ここ数日の緊張からか?疲れもピーク!! (当然ですよね・・・・・・)
残りのベルトの縫いは 明日の続きっとなりましたァ~


今日は、(も?)ゆっくり休んでくださいね。


また、明日・・・・・・・・。