2013年1月29日火曜日

革の手縫い鞄教室(1月28日)



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集中受講3日目、最終日。
前日のキーケースの続きで、周りを縫い合わせたあとの仕上げの工程に入りました。
写真は断面を染色しているところ・・・・・・
染色剤を綿棒に含ませて、染色する断面にコロコロ転がしながら 色を染み込ませております。
作業としては、染色 → 磨き → 染色 を何度か繰り返し、最後に ”化粧ネン” をして仕上げていきます。

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ハイ、こんな感じで ”三つ折キーケース” の完成~!!
いくつか細かな修正点はありますが、全体的にはレベルUPしております。

今回の課題は、次の制作で一つでもクリアできるように頑張りましょうね。

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っでもって、キーケースが完成したところで 早速、次の課題に取り掛かりました。
次は刺繍入りのマチ付き名刺入れです。

刺繍のレベルはかなりの難度、 細かな刺繍なのでちょっと難しくなりますがチャレンジあるのみ!
宿題で刺繍を進めてくる予定ですが・・・・・・・・(ちょっと心配ですが・・・)  
まぁ、オリジナルってことで、問題ないか?


今月も神戸からご参加、本当にご苦労様でした。
ず~っと緊張、集中で、さぞやお疲れのことだと思います。

また、次回もお待ちしていますね。
(刺繍、楽しみにしておりますョ)






革の手縫い鞄教室(1月27日)



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集中受講の続き・・・・・・   
ペンペースと鍵チャームのキーホルダーが完成したところで、次の課題 ”キーケース” に掛かりました。
写真は、テンプレートを使って、本体型紙にパーツ位置を書き足しております。 

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次に、完成した型紙に合わせて各パーツを裁断!
直線が曲がらないように集中してます。 (呼吸は忘れずに・・・・・・  )

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金具を付けたり、断面を磨いたり・・・・・ 各パーツの準備が出来たところで、いよいよ組み立てです。
写真は見返しを付ける為、本体にボンドを薄く伸ばしているところ
準備が完了したら周りをしっかり縫い合わせしていきます!


ネジネンで縫い線を引いて、菱目打ちで縫い目を打って・・・・・・ 馬に挟んで一針一針
グルッと一周縫い合わせたところで、2日目は終了~


2日目の日曜日、10時間のレッスン   
本当にお疲れ様でした!!


ラスト一日、充実した一日になりますよに・・・・・・・







2013年1月27日日曜日

革の手縫い鞄教室(1月25日・26日)



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まずは金曜日のお教室の風景・・・・・・・   
パターンから制作したキーケース、 裁断 → 金具付け → 貼り付け っと進み、仕上げカット用の型紙を 仮止めしたキーケース本体に写しているところ・・・・・・
写した線に添って慎重にカットしていけば、後は回りをグルッと縫い合わせるだけ!
釦の刺繍も刺し終わって、次回教室ではキーケースも完成しますね。

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お隣では ”馬” に使用するベルトを制作中。
手縫い道具には欠かせない ”馬” 。 しっかり革が挟めるように、厚めのベルトなので縫い合わせるにもかなりの重労働!
ベルトが縫い上がれば、 あとは小さなパーツの組み立てを残すのみ
こちらも次回、完成します !

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日付変わって・・・・・・  昨日土曜日の教室風景
今月も頑張って神戸から、集中受講にご参加の生徒さん。
写真は、先月宿題だったペンケースとキーホルダーの仕上げに取り掛かったところ・・・・・・
ペンケースでは磨きの作業で苦労しておりましたねェ~

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ハイ、こちらが頑張って作った、ペンケースとキーホルダー   完成~!!
一生懸命磨いた ”切り目本磨き”  ピカピカ、ツルツルです。

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ちなみに・・・・・・ キーホルダーには お名前の刻印が入ってます。


ところで
初めてのクロスステッチ刺繍はいかがだったでしょうか?
革の刺繍細工を勉強したくて、わざわざ遠く神戸から通ってきておりますが
楽しむことが出来たかな?


さて、日曜日は 新しい課題 キーケースに取り掛かります。
前回の反省点を含め、今回もパターンから頑張りましょうねェ~







2013年1月26日土曜日

ライダースジャケット(修理品)



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ライダースジャケットの修理、無事完成しております。

うっかり修理前の画像を消去してしまいまして・・・・・・・・  
これでは何処を直したのか?  さっぱりわかりませんねェ~

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一番問題だった襟の部分、内側のところが擦れて合皮がボロボロ剥離していたところは、合皮はそのままで、革の当て革を大きくかぶせてボロボロしたところを隠してみました。
ちなみに・・・・・・・ 修理前の画像は2,3件前の記事を見て、違いをご確認下さいませ・・・・・・・。

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続いての修理部分は、こちらの胸ポケット
この部分はポケット口の両端がボロボロ剥離状態でした。
なので、こちらも簡単に ボロボロしたところを隠すように、大きく長方形に当て革をとってパッチしてみました。
すみませんが、こちらも違いは2,3件前の記事をご参照下さい・・・・・・・・

甥っ子のライダースジャケットは合皮製。
カタチ、デザインが気にって購入したものの、数年でボロボロ剥離してきたそうです。
しかし、大きく破損しているところはこの2箇所だけ・・・・・・  どうしても捨てられなかったお気に入りにジャケットなので、何とか修理してほしいっとの要望でした。

これが本革製だったら襟とか解体して、一から作り直したんですがねぇ・・・・・・  如何にせん、もともと合皮製。
本体の状態をみても、あと数年(2,3年)の寿命・・・・・  残念ですが今回は以上のことを考えて、「いかに簡単に見栄え良くお直しをするか」っが課題でした。

簡単な修理方法として、”当て革”を選択した次第です。


それはそれ、 いろんな意味で勉強になりました。

これであと、数年、頑張って着れるといいなぁ~






いまさらですが・・・・・・・。



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遅ればせながら、年頭の目標を・・・・・・・・ 
近い夢への目標 個展を実現させる!  
この為に早く作品作りに取り組めるよう、ご注文の制作を急ぐこと! (かなりの急務です。)

23日の水曜日、材料の買出しとお客様に会いに、久し振りに東京に行ってきました。
まずは、お世話になっているオーガニックコットンの「アバンティ」で渡邊社長と打ち合わせ
その帰りに寄った明治神宮で、お願いしてきた ”神頼み” です!

写真は壁面に飾られた書初めの展示風景・・・・・・・・ 西門側の壁面にずら~っと飾られていて、ちょこっとだけ”新春”を感じてまいりました。

ところで・・・・・・
社長に会うまでは、そんなこと、考えてもいなかったのですが・・・・・・  まぁ、遠い夢ではありましたけどね。
社長と会食しながら先日お送りした ”エルメス時計” の感想をうかがったり、自由が丘に出店した路面店での活動をお聞きしたり、また今考えている私のとりとめの無い話を聞いていただいたり・・・・・・・

そして、毎回 私の為に考えてくださる 「宿題」

宿題は、すぐにカタチになる鞄のご注文。 (いつもありがとうございます!)
そして、なかなか難しい、お時間をいただかなければならないご注文。(これは本当にカタチに出来るかわからないけれど・・・・・・  頑張ります!)
そして、私の遠い夢の一つ、 ある事(恐れ多くて文字にもできませんので・・・・・)を具体的に叶えてくれるご提案。

そしてそして、最後のお話で ”近い夢”のこと
「千駄ヶ谷と、自由が丘の店舗で、作品展をやりなさい」 っと一言・・・・・・・・・  

個展を開くには現状、2つの問題がありました。
一つはもちろん、展示する作品が手元に無いこと
もう一つは、作品が出来ても、展示スペース(場所)の問題・・・・・・  これは金銭的なこと、ロケーションの問題(私の作品に合っているのか?っとか) 等です。

一つ目の問題は、私が自分らしい作品を制作することで解決できることですが、場所の問題はなかなか・・・・・・・・難しいのです。
そう簡単なことではないとわかっていたので、まずは駄目もとで、良いものができたら社長にお願いしてみようっと前から考えていたこと・・・・・・・・・  そしてそれは、まだまだ先のことだとも思っていたのです。

正直、「へっ、本当にいいんですか?」ってぐらいに 拍子抜けした感じで (実際、言葉にしておりました。)
しかも社長からご提案いただけるとは・・・・・・・  有難い限りです。


ず~っと前からやりたかった 個展

ようやく、その時期(とき)がきたんでしょうかね・・・・・・・・・

4年後、本当に実現できますように・・・・・・・  


(これからも)日々、精進です!



2013年1月21日月曜日

ライダースジャケットのお直し ・ その4(襟付け)



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ライダースJKのお直し、続きます。
身頃の当て革が全て縫い付け終わったところで、いよいよ一番の問題箇所、襟部分の当て革付けに掛かりました!
写真は大きな当て革を、表襟上部にミシンで縫い付けたところ・・・・・・・  
ここは表側なので、ハンドステッチではなくミシンでパイピング仕上げ風にしてみました。

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ちなみに、内側はこんな感じ・・・・・・・・・
中途半端に張り付いた合皮を、出来るだけ剥いでみました。  綿布がむき出しになった状態です。

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表側と繋いだ当て革を内側に返し、こんな感じで剥離した部分を包み込んでみました。
写真は襟端を折り込んで本体にまつり付けているところ・・・・・・・
テーラージャケットのような作り方で、これも洋裁の始末の方法になります。
端っこを折らないと、切り口の断面が首に当たって痛くなりますからね・・・・・・・  大変ですが、ここは考えて着心地優先!

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最後に、予め菱目打ちで作っておいた縫い目を、襟本体に ”星止め ”のように返し縫いして土台としっかり止め付けます!

無事、完成しております。
予定は昨日完成するはずでしたが・・・・・・・・
進めていくうちに、他の箇所にも剥離を見つけてしまいまして・・・・・・・

まぁ、やるなら徹底的に!です。

さて、甥っ子は喜んでくれるかなぁ~  


私としては、大満足!  なんですけどね・・・・・・・・。
(反応が楽しみだヮ~)





2013年1月20日日曜日

ライダースジャケットのお直し ・ その3(見返しテープ)



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ライダースジャケットのお直し、続いてます。
胸ポケットの当て革、こんな感じでつきましたァ~   ”ハンドステッチ”が効いてますね。
デザイン的にも面白くて、思ったよりも良い感じの仕上がりです!

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さて、ポケット口のステッチが上手くできたので・・・・・・・ 
次にこちら、見返しの剥離部分も同様にハンドステッチで進めていきたいと思います。

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見返し部分には15mm幅の長いテープ状のものを当て革として使います。
写真は、テープの両端に菱目打ちで縫い目を作り、ボンドで仮止めしたところ
ファスナーに掛からないよう、まっすぐこんな感じ・・・・・・・ 

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そして、こんな風にジャケットの肉(生地)をすくいながら ”半返し” でしっかり止め付けていきます。
こうしておけば表面の合皮が剥離しても、ジャケット本体と縫い止めているので、当て革が外れてしまうことがありません。

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ハイ、こんな感じで見返しテープが付きました!

さて、もう片側もテープを付ければ、最後に一番の問題だった襟部分の当て革付けに掛かります!


日々、剥離していく合皮・・・・・・・・  机にはこの細かな合皮が ”黒いカス”のように散らばっております。
もちろん、私の洋服にも・・・・・・・

このままでは部屋全体に、黒いカスが飛散してしまう!!

早く何とかしなければならないのです。

なので・・・・・・・
本日中の完成を目指します! (絶対に・・・・・・)






2013年1月19日土曜日

ライダースジャケットのお直し ・ その2(ポケット口の当て革)



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ポケットの口を型紙どおり裁断したところ・・・・・・・・
先日まで悩んでいた貼り付けのみっか、それとも縫い合わせするか?  
考えた末、簡単に ”ハンドステッチ” することに決めました!

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まずは菱目打ちで 縫い目を作って・・・・・・・・  こんな感じ!
これでポケット口の当て革パーツが完成~

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次にジャケット本体の胸ポケット部分に、ボンドを薄く伸ばして・・・・・・・・

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先ほどの当て革を貼り付ければ・・・・・・・
ハイ! こんな感じ!!
ボロボロ剥離したポケット口が隠れてしまいましたぁ~
あとはチクチク半返しで ”ハンドステッチ止め” をしていきます。


ハンドステッチがダサくならないよう、色々試しながらの作業となります。
これが上手くいけば、見返しのダメージも同じやり方でお直しできるのですが・・・・・・・・ 


まずは色々 試してみましょうかね。






2013年1月17日木曜日

ライダースジャケットのお直し ・ その1(型紙&裁断)



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こちら 甥っ子に頼まれたお直し、 ”合皮のライダースJK” 
例の如く 合皮部分がボロボロっと剥離してきております。 
特にヒドイのが襟の部分・・・・・・・・  汗の湿気や、擦れたりでかなりのダメージです。

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次に問題なのが、この部分・・・・・・・・  胸ポケット。
他にも内側、ファスナーの見返し部分などなど  
見えないとこですがせっかくなので、こちらもちょこっと手を加えてみようと思います。

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まずは 胸ポケットから・・・・・・・・
最初に剥離した部分をどうやってカバーするのか?  
色々考えた結果、こんな風にポケット口に別革のようにな飾り風にして、隠してみようと考えました!
隠す部分のサイズを測って作った型紙を、写真のように実際に当てて、アームホール(袖のカーブ部分)のカーブ線を描きます。

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こちら描いたカーブ線をカットしたもの・・・・・・・
これでピッタリにサイズになりましたァ~  
作った型紙で、ポケット口のパーツを裁断していきます。

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ミネルバボックスのネロ(黒)を修繕のサイズに合わせカットしているところ・・・・・・・・
写真の長いテープ状のものは、見返し部分に貼り付けるものです。

さて、各パーツの裁断は終わりましたが、いくつか悩んでいる箇所がございます。
まず、簡単に済ませたいっと考えておりまして・・・・・・  
何故なら、その他の部分もこの後、ボロボロに剥離してくる可能性が大なので、あまり手を掛けてもなんだなぁ~って思うのですね・・・・・・・・
今問題の部分をきっちり直せば、末永く使用できる素材ではないから(ここが問題なのです!)

困ったものです・・・・・・・

しかし、ただ 「貼り付けてましたァ~」って感じもやっぱりイヤなので・・・・・・・・


はて、さて、どうしたもんかいなぁ~ 

まぁ、やりながら考えますか・・・・・・・・。







2013年1月13日日曜日

革の手縫い鞄教室(1月11日)


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先週の金曜日、今年最初のお教室がございました・・・・・・・・ が?
例の如く、皆さんが帰った後 片付けはじめた時に 気が付きましたァ~  
久し振りだったからでしょうか? 写真撮るのを すっかり忘れておりました。 (よく言えば集中していた!ってことで・・・・)

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こちら、本日から手縫いの道具 ”馬” の制作を開始!
ほぼ木工作りのこちらの道具は、木工がはじめての方でも簡単に組み立ててもらえるよう、”馬キット”を作ってセットでお渡ししています。
板の断面を紙ヤスリを掛けて面を落としていき、革のカバーを張ったり、止めの革ベルトを縫ったり・・・・・・・
持ち運びが簡単なように、ネジで組み立てできる ”組み立て式の馬” になるのですね。

写真は板の面を落とし、挟み板に革のカバーを貼り付けたところまで
次回は止めベルトを作って、細かなパーツをボンドで貼り付けていけば、オリジナルの”馬”が完成します!
この”馬”が出来れば お家でも作品作りが楽しめます。 (あともうちょっとです!)


教室を始めてまだ5ヶ月ほど
参加してくださる皆さんと、色々お話をしながら、進めながら、この教室だから出来ることを”模索中”であります。
作って、使って、生活にも役立つ(使える技術)ことが学べる参加者主体の教室でありたいと考えています。

いずれは修理やリメイクなども・・・・・・・ なぁ~んて考えてもおります。

参加してくださる皆さん それぞれが考えていることを、カタチにできたら・・・・・・・
そんなこと、想っています。







2013年1月11日金曜日

エルメスの腕時計ベルト(ダイヤ&真珠)


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ご注文の腕時計ベルト、無事完成致しました。
今回は一緒にお預かりしたダイヤブレスレットを使って、ダイヤと真珠の飾りを施したブレスレット型の時計ベルトっとなりました。

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ちなみに、こちらがお預かりした腕時計とダイヤブレスレット
時計は本体とベルトのバックル金具をそのまま使用し、ブレスレットはカットして飾りとしてRebornしております。

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こちら飾り部分・・・・・・  
ダイヤブレスレットを二列に並べ、間に真珠と竹ビーズを組み合わせして、和装にも違和感が無いようにデザインしました。
いかがでしょうか?

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横からのアングル? こうしてダイヤのブレスレット部分はベルトとフラットな高さに埋め込んでいるデザイン
そもそもこちらのブレスレットは”爪タイプ”だったので、どうしても服に引っかかってしまうのですね・・・・・・・・ なのでだんだん使わなくなってしまったそうです。
そのお話を伺っていたので、このような埋め込み型のデザインになった次第です。

お預かりしていた期間は半年以上になってしまいましたが、実際、ベルトの制作期間は1日。
この埋め込み型のデザインを思いついたまでは良かったのですがね・・・・・・・
カタチにするには本当に色々考え、迷って、そして高価なブレスレットに手が出せずに・・・・・・ 
(カットしてしまったら後戻りできませんからね)


かなりお時間が掛かってしまいましたが、ようやく納得のいく作品に仕上がりました!
信用してお預けいただけた事、本当に感謝しております。
(お待たせして、申し訳ありませんでした。)


すご~く大変だったけど・・・・・・・

すご~く、楽しかったなぁ~








2013年1月9日水曜日

腕時計ベルトの制作 ・ その5(仕上げ)



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ご注文のベルト、続いてます。
もう片側のベルト作りに掛かりました。
まずは飾りを作るため、残りのダイヤブレスレットを半分にカット!

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ハイ、こんな感じ・・・・・・・   見事に真っ二つです!
これをサイズどおり四角く くり抜いたベルトにセットしていきます。
まぁ、詳しい作り方は企業秘密ってことでお許し下さいませ・・・・・・・・・

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ベルトの飾りが出来たら、いよいよ組み立て
写真はベルトの裏張り用の共革を、重なりの厚みを均等にするため、端を0漉き(ゼロ漉き)にしているところです。

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裏張り用の革と、飾りの付いた表ベルトをボンドで仮止めしたら・・・・・・・・
写真のように余分な両サイドの革を 仕上がりサイズにカット!
”距離が短い” っとはいえ、毎度のことながら 緊張する作業です。

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カットしてカタチを整えたら、菱目打ちで縫い目を打って、しっかり縫い付けていきます。
その後、磨きをかけて、化粧ネンをすれば・・・・・・・
ベルトの完成~です!

出来上がったベルトに軸金具を通し、早速 時計本体に取り付けます。

しかし こちらの軸金具、支障の無い程度に?ちょこっと曲がっているため
今回は写真のように 時計本体の裏盤を外してベルトを取り付けております。 
まぁ、デザイン的(時計の形)にベルトが本体の中に入り込んでいるので、もともと付けにくいカタチなんですけどね・・・・・・・・


まぁ、構想にかなりの時間がかかってしまいましたが
何とか、完成いたしましたァ~



本当に無事に出来て良かったです・・・・・・・・。







2013年1月7日月曜日

腕時計ベルトの制作 ・ その4(ダイヤ&真珠の飾り)

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一ヶ月振りの再開、エルメスの腕時計ベルトを制作しております。
お預かりしてからもうどの位になるのか?  ざっと半年以上になることは間違いありません!
(まったく褒められたものではございませんね・・・・・・・)
とにかく、高価なダイヤブレスレットを使っていますので やり直しが出来ないお品物・・・・・・・・・・
頭の中で描いたイメージが本当に可能なのか、何度も試行錯誤を繰り返し、ようやく飾り部分がカタチになりました。

くり抜いたベルト本体に、カットしたダイヤのブレスレットを二列に並べ、真珠と竹ビーズを施してちょっと豪華に飾り付けてみました。

いかがでしょうか?

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横から見るとこんな感じ・・・・・・・
真珠が付いている側に時計が取り付けられます。

さて、ここまで何とか辿り着くことができました。 もう片側も挑戦してみましょうか・・・・・・・
思い切って残りのブレスレットもカットします!
(これが結構、勇気がいるのですよ。)


年が明けて、4日から仕事始め。
昨年末から年明けまで、久し振りにのんびりと過ごさせていただきました。
(まだまだお正月ボケ状態ですがね・・・・・  )

今年一年、良い年になるように・・・・・・・


まずは 今年最初のお品物、きっちり仕上げられるよう 頑張ります!