2015年8月31日月曜日

ミニボストンの制作・その10(サイドポケットベルト)


ミニボストンの続き・・・・・・  二歩下がってから、何とか三歩進みましたァ~
ようやくサイドポケットのベルト作りに入りました。
革漉きが終わり、ベルトパーツの裁断が終了したところ  今回使用するパーツは3枚です!


こちらが土台になるベルト本体(表裏)2枚
裏側にはマグネット釦をセットしておきます。


そしてもう1枚がこちら・・・・・・
土台よりも1.6mm小さ目で、外回りは折り込んでカタチを作ってます。


表ベルトに先ほどのパーツを ボンドで仮止めしてこんな感じ・・・・・・
そして、重ねたパーツを縫い付けていきます。


次に、ベルトの表と裏をボンドで仮止めしていきます。


ボンドの仮止めは、ちょっとクセ付けしながら貼り付けていきます。(上側をカーブさせる。)
外回りをカナヅチでしっかり圧着させたら、余分な革をカットしてカタチを整えます!!
整えたら、縫い目を打って縫い合わせれば、ベルトパーツの完成~っとなります。


こちら、縫い穴を明けた状態のベルトですが・・・・・ (まだ縫い合わせしておりません。)
立体のサイドポケットにセットすると、こんな感じになります。


ちなみに、ポケット全体でこんな感じ・・・・・・


うん、うん、かなり良い感じですねェ~
イメージ通りのベルトのボリューム感! ・・・・・・ホッとしました。


裏地ファスナー付けのやり直しから、何とか一歩進みました!
でも、大変なのはここからなんですけどね。

次はこのサイドポケットを、本体にセットする大事な工程です。
これはかなり難しい作業になります!(絶対!)


とにかく、丁寧に進めていきたいと思います。





2015年8月28日金曜日

ミニボストンの制作・その9(修正ファスナー付けの準備)



一昨日制作していた裏地ファスナー付け。
昨日、本体に取り付けし、一部進めて見ましたが・・・・・・  
ここまで裏地が付いていると、本体と裏地どちらも作りにくいと判断致しました。


再度 裏地側のファスナー部分の修正をすることに・・・・・
っで、残念ですが、せっかく縫い付けしたファスナーと裏地を取り外しているところ
もちろん、裏地はちゃんと使いますのでね、無駄には致しませんョ!!

このままで何が問題か?っといいますと、裏地、本体どちらも中途半端なところでドッキングした為、サイドポケットの縫い合わせがかなり面倒になるからです。(これでも作れるのですけどね・・・・)
なので、裏側にもファスナー枠を別取りし、本体をカタチにしてから最後に裏地を取り付けるよう修正致します。


そしてこちらが、裏地側の”枠”まぁ、見返しになります。
コの字型の型紙で、パーツを2枚カット!


こんな感じで、中心でハギ合せ致します。
もちろん、繋ぎ部分は”斜め漉き”して厚みを調節しておきます。


ハギ合せした見返しパーツを磨いて化粧ネンを引いてから、ファスナーをボンドで仮止め!
縫い合わせの縫い目を打って、内側をしっかり縫い付けしていきます。
ここまでで、裏地側のファスナー処理は終了~です。
(裏地は最後に取り付けるよう、縫い目だけ打ってある状態です。)


そしてこちらは表側のファスナー枠


断面を磨いて、化粧ネンを引いて仕上げておきます!


っで、この”枠”を本体にセット! しっかり縫い合わせて・・・・・
最後に、先ほど作り直したファスナーとあわせれば、表本体にファスナーがセットされます!


ここまでがファスナー付けの準備
予定では、サイドポケット付けに取り掛かるはずでしたが・・・・・
やっぱり初めてのもの(デザイン)は難しいですね。


一歩進んで二歩下がる・・・・ かァ~?








2015年8月26日水曜日

ミニボストンの制作・その8(裏地ファスナー付け)


ミニボストンの続き・・・・・  写真は裏地になります。 
左右に付いているのがサイドポケットが付く部分で、中央の切り込み部分にはファスナーが付きます。


今回はYKKの5C(コイル)、スライダーはゴールドで頭合わせのファスナーを使用致します。
ちなみに、こちらの赤は定番色。
定番色以外は特注で、約2週間の納期が必要になります。(特注色を受けてくれるだけでも有難い!)
ファスナーは色や種類など、市販品でピッタリのものを探すのはかなり苦労致します。
もちろん、サイズ(長さ)もオーダー出来るのでとっても助かります。


写真はファスナー止まり部分
ファスナーサイズより1cm弱長くなるようカットしておきます。


切り込みの角には、ほつれ止めに木工用ボンドを少し付けて・・・・・
ボンドが乾くまでそのままです。


ボンドが乾いたら、幅2cm上がりで縫い代を折り込みます。
写真は、裏地にファスナーを仮止めしたところです。
準備が出来たら、端ミシンを掛けて・・・・・・・


ハイ、こんな感じで裏地にファスナーが付きましたァ~


ちなみに、こちらが表側
この上に革本体が重なるようになります。


さて、取りあえず裏地はここまで!
次は本体にファスナーを付ける準備を致します。
まだまだ、細かいパーツ作りが残っております。
ベルトとか、持ち手とか・・・・・・  (早くイメージを固めないと)


どうしたらイメージ通りのデザインになるのか?
作り方が問題なんですね・・・・・。



難しい~






2015年8月25日火曜日

革の手縫い鞄教室(8月24日)


昨日のお教室風景から・・・・・・  8月最後のレッスンになります。
まずはこちら、毎月一回横浜からご参加の方、本日は頼まれている”レッスンBag”を制作中~
2枚合わせのシンプルなデザインですが、一から(デザインから型紙まで)ものを作り出すのは思っている以上に難しいのですね。

只今、悩みながら”もの作り”を学んで、体感していく大事な時期なのです。だから間違ったことも大事な経験なんですョ
ここにきて「基本」の大切さを実感しているところ・・・・・  頑張って下さい!!


オリジナルBagと並行して、お家で同時進行していた”メガネケース”
可愛く完成しましたね、お疲れ様でしたァ~


そしてこちら、一昨日のレッスンにもご参加の方。
頑張って、玉ネンの仕立ての続きです!
あともうちょっとなんですけどね、なかなか難しい”道具の仕立て”・・・・・・ 本当に難しい・・・・・。


気分を変えて、次の課題作りに切り替えます!
2日間、頑張りましたからね、次は”ペンケース”になります。
まずは型紙を写して・・・・・・


”ペンケース”では、新しく手漉き(斜め漉き)を勉強致します。
まずは本番前に何度も練習してみます。
最初はなかなか上手く漉けませんが、コツを掴めば結構簡単! ポイントは革包丁を横に滑らせながら、革をすくっていくのですね。

何でも経験!
練習していけば必ず出来ます。 頑張りましょうね!



さて、今月も無事、終了致しました。
暑い中、ご参加頂いた皆さん、本当にありがとうございました!



来月も、お会いできるのを楽しみにしていますね。






2015年8月23日日曜日

革の手縫い鞄教室(8月22日)



昨日のお教室風景です。
前回の続き”キーケース”、本日の完成を目指して頑張っております!
最後の工程で刺繍した飾り釦を、本体にしっかり縫い付けているところです。
この後、全体を綺麗に磨いていけば・・・・・・


ハイ、こんな感じで課題作第一弾!”飾り釦のキーケース”の出来上がりで~す!!
焦らず、じっくりご自身のペースで制作した作品   目一杯使って、楽しんじゃって下さいね。(お疲れ様でしたァ~)


そしてこちらも前回同様”ミニポーチ型の小銭入れ”を制作中であります。
底マチも縫い合わせ、表に返して・・・・・・ カタチの整えていいるところ
 

ハイ、こんな感じになりましたァ~


残りの作業(ファスナー先のベロ付け)はお家での宿題で、よろしくお願い致します!
次回、完成作品を楽しみにしております!


そしてこちらも前回同様、地味~な道具作りが続きます。
写真は玉ネンの仕立てで、化粧ネンが綺麗に引けるよう、中心の溝を削ってカタチ作りをしています。
菱ギリ同様、こちらも難し道具の仕立てになります。 気を抜かず丁寧に進めて下さいね。


そしてこちらはオリジナルBagの制作
写真は、底マチの中心を接ぎ合わせていく作業で、厚みを削って調節しているところです。
お家での宿題、沢山ありますが・・・・・  出来るところまで頑張って下さいね。


こちらも前回の続きの作業”二つ折れ財布”を制作中~
写真はカードケースのポケット部分を、厚み調節の為 0漉きしているところです!
細かな作業が続きますが、じっくり進めて下さいね。
(馬蹄型のコインケース、また見せて下さい、楽しみにしております!)



以上、昨日は午前午後のレッスンっとなりました。
暑い中、皆さんありがとうございます!


さて、一日おいた明日(24日)も午前午後の通しレッスンです。
今日はゆっくり休んで、明日の教室に備えます!!

(夏バテ気味なんですね・・・・・。)





2015年8月20日木曜日

ミニボストンの制作・その7(共革テープの編込み)


昨日からの続き・・・・・。
いよいよ前本体の細工に掛かりました!
今回は”テープの編込み”でデザインしようと考え、色々計算(テープの幅などetc)
写真は厚みを調整した共革テープを各幅に裁断し、取りあえず片側端のみ0漉きしているところです。


こんな感じで編込んでいきます。
もちろん、テープは両側ともしっかり磨いて処理しておきます。


今回も中心テープを幅広にしたり、編込み幅を変えたりして”動き”を出しました。
最後に中心テープを編込んでいきます。


ハイ、こんな感じでデザインポイントの”編込み”が完成致しましたァ~~


この編込み、刺繍とはまた違った大変さが御座います。
計算上はピッタリ”編込み”出来るはずなのに・・・・・・  ちょっとしたことで、上手く仕上がらない!
例えば4mm幅のテープが、4.1mmとかでもダメなんですね。

今回も、2回修正しております。


1回目、ものすご~く酷い出来だったので・・・・  かなり焦りました。
革が高騰しているのに、裁断やり直し!! それは絶対できない!! ってね。

目先の欲もたまには功を奏すもので、必死にやれば何とかなるものです。



まぁ、何とかしないとプロとは言えませんので・・・・・


当たり前ってことですね。




2015年8月19日水曜日

ミニボストンの制作・その6(立体サイドポケット作り)


ミニボストン続いてます。  
昨日の作業から・・・・・   サイドポケットに取り掛かりました。
まずは立体のカタチを作るため、ダーツをカットして”すくい縫い”をしていきます!
尚、ポケットのカタチを崩したく無いため、裏側には芯を貼っております。


カットしたダーツを磨いて、化粧ネンを引いておきます。
写真は、始末したダーツに軽く縫い目を打ったところ。 
この後、断面の厚み半分に菱ギリを差し込んで、縫い目を作っていきます!


ハイ、こんな感じで”ダーツのすくい縫い”が出来上がりましたァ~
イメージ通りの丸みですね。


次に、ポケット口に挟むパイピングテープを作っていきます。
写真はテープの端を0漉きし、厚みを調整しているところです!


両端の始末が出来たら、半分に折ってボンドで仮止め!
カナヅチやローラーを使って、パイピングテープのカタチを整えていきます。
計算でいくと、パイピングの出来上がりは2mmなのですが・・・・・・・


テープの両端を折り込んで、ポケット口にボンドで仮止め致します。


そしてこちらが内側の裏地・・・・・
しっかりさせる為、共革で見返しを取りました。
こちらを先ほどのポケットに重ね、しっかり縫い合わせていくと・・・・・


ハイ、こんな感じでポケット口のパイピングが完成~!!
予定通り、2mm上がりのパイピングに仕上がりました。


っで、中心にマグネット釦を付けて・・・・・・
立体サイドポケットのパーツが完成!!です。


ここまでが、昨日の作業です。
毎日制作しておりますが、何せまだまだ手探り状態。
あっちに行ったり、こっちに戻ったり・・・・・ 作業も一つに集中出来ないのですね。



”生みの苦しみ”って感じですかね・・・・・・ 


まだまだ、苦しみは続きます。
(今日は、前本体を進めなければいけません。)






2015年8月16日日曜日

ミニボストンの制作・その5(裁断&後ろ本体作り)


ミニボストンの裁断に掛りました。
まだ迷っているところとか、手順にも確信が持てないので、取りあえず後ろ本体から進めて行くことに致しました!
なので、裁断も取りあえず半身だけ(ポケットも一組のみ)の裁断にしておきます。
(もしも・・・・ の時には半分だけ取り直せば良いのでね・・・・・  被害は最小限で済みますから)
かなり自信が無い!!


裁断したパーツを漉いて下準備が済んだところ


半身を磨いて化粧ネンを引き、もう片側の本体に重ね合わせます。
ボンドで仮止めしたら、縫い目を打って・・・・・・


ここでポイント!
折り山のところに入る一目は飛ばしておきます。
中心はまだ縫い合わせしないので、理由は後日・・・・・


そして折り山がしっかり折れるよう、折り山線を裏側から角ベラを使って、しっかりクセ付けをしております!


表に折り返し、カナヅチでしっかり折り山を作ります。


同様に、奥ひだ部分も角ベラでクセを付け、カナヅチでしっかり折り線を付けておきます。


本体上部の立ち上がり部分の準備ができたら、最後に型紙どおりに切り込みを入れていきます。
切り込みを入れ過ぎないよう、十分注意をしてから”ノミ”を入れていきます。


ハイ、ここまでが本体の下準備です!
まぁ、何とかなりそうですね。 良かった良かった。


クラフト紙では上手く出来ても、実際の革で同じように組み立て出来るとは限りませんからね・・・・・・
イメージしていたものが、果たして出来るのか??
今の段階では「組み立ては可能」ってだけで、思うようなものに成るかは、まだまだ未定であります。


取りあえず、何とかなりそうなので、表側のパーツも裁断しようと思います!


さて、ここでまた問題
ちょっとだけでも、細工がしたいのですが・・・・・・



まだ決めかねているところなんですね。
(だから進まない!)


イケませんね・・・・・。