2013年11月29日金曜日

ハンドBagのリメイク品 ・(4連のキーケース)

DSC07894

予定どおり無事、キーケースの2色が完成致しましたァ~
ハンドBagのカービング部分を再利用して制作したリメイク品です。

DSC07878

こちらが内側・・・・・・
カービングの革にミネルバボックスを組み合わせた定番デザイン。
キーフックは4連のアンティークゴールドを使用(2本バネスナップも同色)しております。

DSC07902

 っでもって、こちらが最初のラフデザイン。
ハンドBagの前後面を再利用してリメイク品を4点制作する構想であります。


図のように今回のキーケースはBagの中心部分を使用
比較的、革の状態も”まぁまぁ”な感じで、問題も無く予定どおりでございました。 っが!
残りの2点で使用予定の両サイドの状態がヨロシクナイ・・・・・・・・

そう、劣化がかなり進んでいるのですね。


端っこのところは、手で簡単に裂けてしまう状態

さてさて、どうしたものか・・・・・・・



昨日から、い~や、解体して真実を知ってしまったその日から!!

ず~っと考えているのですね。(大げさァ~)



でも
ほんと、どうしたものか・・・・・・
早く答えを見つけなければ いけませんね。







2013年11月27日水曜日

ハンドBagのリメイク ・その6(キーケースの制作③)

DSC07831

リメイクの続き・・・・・・
金具を取り付けて、内側に貼り付けるパーツが出来上がりました~
次に、この内側のパーツと表側の革(リメイクするハンドBagの革)を、しっかり貼り付けしていきます!

DSC07838

ハイ、こんな感じ・・・・・
内張りするときのポイントとは、左右の折り線を意識して、内側に癖付けして貼り付けます。
貼り付けの順番は、中心のキーフック部分を平らに貼り付けてから、両側を貼り付け!
最後に余分な革をカットして、カタチを整えます。


DSC07847

次に、口巻き用に作っておいた共革テープを、外回りにボンドで仮止め致します。
写真は最後の工程、口巻きテープを縫い付けているところです。
ちなみに、ちょこっと写っている”道具の馬”は、先日制作 したものです。(良い感じですョ)


先ほど、無事グリーンの1ヶが完成いたしました!
続けて、もう1色のチョコの作業に掛かります。


本日の目標
キーケースの完成を目指します!
(頑張るゾォ~ )







ハンドBagのリメイク ・ その5(キーケースの制作②)

DSC07812

キーケース制作、前回の続きです。

内側のパーツが出来たところで、キーフックとスナップ釦の金具類を取り付けていきます。
まずはキーフックから・・・・・・  
止め具のカシメ用に穴を開け、金具を挟んでカシメをセット!
打ち具を使ってカシメを潰していきますが、この時キーフックがズレたりしないよう注意。

DSC07818

次にこちら、凹スナップの取り付け
今回は2本バネのスナップ釦を使用、こちらも専用の打ち具でしっかり打ち込んでセット!

ここでワンポイント!
2本バネの付け方の注意点は、スナップのバネと開ける方向を同じにすること・・・・・・
開閉がスムーズに行えるので掛かる負担が少なくなる = 壊れにくくなる。 
お試し下さい。 

DSC07864

そしてこちらの凸パーツも、専用の打ち具でしっかり取り付け
打ちつけた後、金具を持って引っ張ったり、回したりしながら、グラついたりしていないか確認します。


さて、こんな感じで無事、金具付けが終了~
続けて本体組み立てに掛かっていきます。


あともう少し・・・・・・・
最後まで気を抜かずに進めますョ。





2013年11月24日日曜日

革の手縫い鞄教室(11月22日)

DSC07852

一昨日のレッスンになります。
お二人共引き続き、2wayのミニBag制作に集中しております。

DSC07858

さてこちら、いよいよ本体の組み立てに入りました。
写真は底マチと本体の間に、細いパイピングを挟みながらボンドで仮止めしたところ・・・・・
所々のクリップは、仮止めボンドが剥れないように固定しているのですね

今からこちらをしっかり縫い付けていきます!

なにせ、パイピングの幅が2mm(出来上がり)とかなり細めなので、ちょっとでも縫い位置がズレたりすると大変なことに!
パイピングの幅が一定になるよう、慎重に、慎重に、菱ギリを通していきます。
急がず、丁寧に作業を進めてくださいね。

DSC07859

そしてこちら・・・・・・
お家で時間の掛かる刺繍を進めながら、教室ではその他の作業を進めていきます。
写真は粗裁ちした革に、底マチの型紙を合わせてカタチを整えているところ
少しずつですが、組み立ての下準備が進んでおりますね。

刺繍作業はとっても時間が掛かる作業です。
いや、時間だけでなく、凄く根気のいる作業・・・・・・
だからお家で、じっくり掛けてやりやすい様に進めて下さいね。



目標は年内ってことで・・・・・・・

無理せず、進めて下さい。






2013年11月21日木曜日

ハンドBagのリメイク ・ その4(キーケースの制作①)

DSC07771

昨日の続き・・・・・・ 裏張りする付属の革、ミネルバボックスのパーツを粗裁ちしました。
次に、まだ粗裁ち状態のこのパーツを、革漉き機でそれぞれ丁度良い厚みに調節していきます。
今回リメイクするBagの素材は、カービング用の革なのでしっかり厚みのある革、この革を漉き機にかけることは不可能?(もし何かあったらこまるのでね・・・・  )

なので全体の厚みは、裏張りするミネルバボックスで調整していきます!

DSC07792

DSC07797

そしてこちら、漉き機にかけて厚み調節したパーツを、型紙どおりにカットしているとこです。
その他の細かなパーツも同様にカットしてカタチを整えます。

DSC07799

きれいに裁断した後は、細かな部分の調整・・・・・
写真は革包丁で、外回りを斜め漉きしているところ
外回りを配色のパイピング仕上げにする為、厚みが均一になるよう”ひと手間”の作業です。

DSC07807

調整した各パーツを、こんな感じに内側本体にボンドで仮止めし、しっかり縫い付けていきます。
ハイ、これで組み立ての下準備が完成~!

さて、ここまでは順調に進んでおります。
予定どおりです。

  

この調子で・・・・・

次は、いよいよ組み立てに掛かりますョ。







2013年11月20日水曜日

ハンドBagのリメイク ・ その3(解体&裁断)

DSC07748

1年半振りの再開になります・・・・・・。 (本当に申し訳ございません!)
 昨日から下準備に掛かりました。
まずは汚れているBagを、硬く絞った布で水拭きして表面を綺麗にします。

DSC07754

今回リメイクに使用するのは、カービングが施されている表面部分のみ
まずは使用するカービング部分を、斜刃を使って切り離していきます。
(前後に模様が入っているので、裏側のもう1枚も同様にカット)
これで解体が終了~

DSC07764

早速、解体したBagにキーケースの型紙を置いて、裁断に掛かります。
キーケースはBagの中心部分を使ってのリメイク、なのでデザインの中心がズレないよう、しっかり確認してから裁断!
世界にたった一つの素材なのでね、絶対失敗できないのがリメイクの難しいとこです。

緊張するな~

DSC07786

ハイ、こんな感じで解体したBagの中心から、リメイクする1つ目、キーケースの表本体が裁断できました。
今朝から、付属の部分をミネルバボックスで裁断しております。


もの凄く遅れてしまった分
何とか一日でも早く、お届けできるよう頑張ります!





本日の目標

組み立て準備まで、進めます。








2013年11月19日火曜日

革の手縫い道具 『馬』 の制作 ・ その3(革貼り&ベルト)

DSC07671

”馬”作りの続き・・・・・・  
写真は挟み板に貼る保護用の革2枚と、ベルト用の革1枚
まずは挟み板に革を貼っていきますョ

DSC07692

最初に内側になる平らな方からボンド貼りしていきます。
革は板幅にカットされているので、板の縁に沿ってずれないように貼り付けます。
そして次に、外側の斜めカットした方の斜め下側までボンドを伸ばして(革のボンドも同じところまで)板を起こしながら、ビニ板に押し付けるようにしてしっかり圧着します!

DSC07681

ハイ、こんな感じ・・・・・・
上手くカットできなくて、紙で補修した部分もすっかり隠れてしまいましたね。
さて、斜め部分がしっかり貼り付いたら、残り部分を付けていきます。

 DSC07715

最後に、挟み板の開閉に使用するベルト作り
カットした革を半分に折ってボンドで仮止めしたものを、両端を重ねてしっかり縫い合わせします。
写真は重ねて縫い目を打ったところ・・・・・
こちらを縫い合わせて、組み立てた『馬』に差し込めば完成~です。

DSC07733

ハイ、こんな感じ!
仕上げに敷板の面取りをして、出来上がりです。


組み立て式の『馬』、無事完成いたしました。


試しに、ちょこっと使ってみようかな・・・・・・
(本当は教室用なんですけどね、品質確認ってことで)








2013年11月18日月曜日

革の手縫い鞄教室(11月16日)

DSC07719

土曜日のレッスン風景・・・・・・  本日が第2回目となるお二人。
前回の続きから一番最初の課題で、三連のキーケースを制作中であります。
教室の型紙を写してから、各パーツをカット!
紙ヤスリで磨いて、化粧ネンを引いて・・・・・・  キーフックの金具をカシメで打ちつけたりして本体組み立ての下準備を進めます。

DSC07717

写真はキーケースの留め部分、スナップ釦の頭に被せる飾りの革を準備しているところ・・・・・
パーツが小さいのでね、集中して作業を進めます。

DSC07723

そしてこちらが完成したパーツです!
簡単ではありますが、小さな刺繍も入っておりますョ
さてさて、ここまでで組み立ての下準備が完了、次は組み立ての作業に入っていきます。

続きはまた来月・・・・・・・  


全てがほぼ、初めての事ばかりで 最初は凄~く疲れてしまうと思います。
私もそうでした・・・・・  何度帰りの電車で寝過ごしてしまったことか・・・・・・


お疲れ様でした。
(レッスン日が楽しい時間でありますように・・・・・・。)









2013年11月15日金曜日

革の手縫い道具 『馬』 の制作 ・ その2(挟み板の形成)

DSC07663

”馬”作りの続き・・・・・
え~っと、肝心な土台部分は・・・・・・ 仕上がっております。
時間が無かったので、今回は土台部分の細かな作り方はご紹介できませんが(次回、機会があれば)
では、簡単にご説明を・・・・・・
挟み板の土台となる木部に、板をセットする穴を開けてそこにオニメナットをねじ込みます。
何故オニメナット?っというと、この”馬”は生徒さん用に考えたものなので、解体して持ち運びができるような作りなのですね。

ねじ込んだ穴に、写真のようにクッション用の厚めの革を貼り付けます。
これで、土台は完成~  
その土台を敷板にしっかり付けたものが写真の代物です。

DSC07708

その土台に、こんな風に挟み板をセットします。
ここでのセットは左右の高さを確認する為のものです。

DSC07643

っで、セットして高さを確認したら・・・・・・  約1,5mmほどの段差がありました。
この段差を紙ヤスリで削って形成しながら、高さを合わせていきます。

DSC07658

ハイ、こんな感じで高さ調整できました~  一緒にカタチも整えてありますョ
これで、挟んだ革もしっかり固定できて、縫いやすくなります!



板の形が整ったところで、次はクッションとなる革の貼り付けですが・・・・・・
続きは後日。

(お楽しみに・・・・・・・   )







2013年11月14日木曜日

革の手縫い道具 『馬』 の制作 ・ その1(挟み板下準備)

  DSC07673

教室用にもう一体 ”馬” を制作することにいたしました。
教室の為に考えた見本となる新型の”馬”が無い!ってことと、作り方のおさらいも兼ねております。

材料はみんな揃っているので、今回はちゃちゃっと作ることから始めますョ!
主な材料は敷板1枚、挟み板2枚、土台1ヶ、他ボルトやオニメナットです。(革はあるものを使用いたします。)

DSC07593

写真は”挟み板”となる2枚の板をノコで斜めにカットしたところ・・・・・・
きれいに線に沿ってカットする! でもこれがとっても大変なのですね
写真のようにちょっと段差がついてしまうのはしょうがない! よくあることです。
あまり気にせず、ここは補修していきますのでね、大丈夫ですョ

DSC07609

先ほどの段差部分に紙を重ねて貼り付けていきます。
少しずつ重ねて、段差がなくなるように・・・・・・  はみ出た部分はハサミでカット!
本当は”パテ”を使用すればよいのでしょうが・・・・・  今回の欠けた箇所は、紙でも問題ないので、ここは簡単な方法でいきます!
(場所によっては、紙では出来ない場合もありますので・・・・・  )

DSC07611

ハイ、こんな感じで段差部分の補修が完了~
欠けたところが上手く紙で埋まっておりますね。

DSC07616

次に土台にセットするボルト用の穴を2つ、ドリルで開けます。

DSC07627

ハイ、こんな感じ~
注意点は同じ高さに穴を開けること! 
ちょっとでもズレると、セットした時に左右段差が出来て上手く挟めなくなるのですね、気をつけます!


っとここまでが昨日までの作業
本日は挟み板を土台にセットして、実際の高さを調整しておりますョ。

  

馬作り、まだまだ続きます。








2013年11月12日火曜日

ファイルカバーの制作 ・ その3(資料作り)



DSC07555

ファイルカバーのクラフトサンプルが完成しました!
組み立てたクラフトサンプルに、クロスステッチの刺繍デザインを貼り付けて・・・・・・・
頭の中でイメージしたデザインが、こうしてカタチになりました。

いかがでしょうか?

刺繍のデザインは、お客様の好きなバラをモチーフにしてデザインしました。
カブセの形と、刺繍のリーフの曲線を合わせたところがポイントです。

DSC07581

そしてこちらがラフデザインの資料
本当に簡単で申し訳ないのですが・・・・・・   使用する各素材の見本を貼り付けております。



クラフトサンプル、ラフデザイン、そしてお手紙を添えて昨日お送りいたしました。
予定通りであれば、本日 お客様のお手元に届きます。
(お待たせしてすみません!)



気に入っていただけると嬉しいなぁ~






2013年11月11日月曜日

ファイルカバーの制作 ・ その2(クラフトサンプル作り)



DSC07491

ご注文の続き・・・・・  お送りする資料作りに掛かりました。
写真は完成した型紙を、クラフト紙に写しているところです。
今から頭の中でイメージしたものを、カタチに組み立てていくのですね。

DSC07493

こちらがカットした各パーツ
実際の制作の手順を考えながら、同じように組み立てていきます。

 DSC07540

まずはファイル本体から
ポリ板に見立てたクラフト紙に、A4サイズのビニールカバーをセットして、留めになるアルミ金具(コピーしたもの)を貼り付けます。
簡単ですが、これでファイルのクラフトサンプルが出来上がり~!

DSC07587

そして、組み立てたカバーに先ほどのファイルを入れ込んだのがこちら・・・・・・
表の表紙を開いた内側には、差込みポケットを付けてみました。
メモを挟んだり、何かと便利なポケットです。

DSC07569

ファイル本体の背幅部分がわかるよう、実際の素材で ”部分作り” をして付けておきます。
平面の線だけではわかりにくい部分も、こうしておけば一目瞭然ですからね。




さて、ここまでが一昨日までの作業
昨日はこのカバーに付ける刺繍のデザインをまとめておりました。
(続きは明日にでも・・・・・   )



刺繍デザインも完成し、資料も完成~
本日朝一で、お送りさせていただきました。



明日にはお手元に届く予定です。
気に入っていただけると 良いなぁ~









 




2013年11月9日土曜日

革の手縫い鞄教室(11月8日)



DSC07501

本日金曜日の午前中のレッスン。
お二人共おなじBagを制作しております。 バラの刺繍が入った2wayBagです。

DSC07503

本体の組み立て準備で、挟み込むパイピングの銀面をカッターの背を使って、荒らしております。
表面に軽くキズをつけることで、ボンドがくっつきやすくなるのですね。

DSC07516

そしてこちら、名刺入れの2つ目が完成しての次の課題(2way Bag)
最初の作業で型紙を写しているところです。
持ち手の長い型紙、ズレないように重石をのせて・・・・・  慎重に、慎重に・・・・・・

DSC07524
   
ちなみにこちらが完成した名刺入れ2つ
1つ目がエンジ色で刺繍したもの、2つ目がプレゼント用に制作した同色刺繍の落ち着いたもの・・・・・
どちら大変よく出来ております!

DSC07522

プレゼント用に最後の作業、お名前の刻印を入れて・・・・・  
無事完成~ です!



世界でたった一つの名刺入れ、ステキですね。
(きっと気に入っていただけますョ。)