2010年6月28日月曜日

バラの長財布(革のパッチワーク)

 

ご注文の長財布、無事完成です!

革はミネルバボックスのネロ(ブラック)  バラの葉に使用したのは今回新色で仕入れたプルーニャ(パープル)を早速使ってみました。
そして新しい試みがこのバラを表現した ”革のパッチワーク”  花ビラを一枚一枚を重ねて立体感を出しました。


いかがでしょうか? バラのお花に見えますか・・・・・・。
花芯にはカットビーズを施してあります。  光の加減でキラキラ輝いて、こちらもポイントです。

今回、バラの縫い糸はリボンと同じワインレッドを使用して、お客様の華やかな雰囲気に合わてみました。   同色の黒糸を使ったら落ち着いた雰囲気になりますね。  
ちなみにお客様はピンクがお好き、ピッタリですね。



もう一つの初は後ろ側に付いたガマグチの小銭入れ。
口金は”浮き足”と呼ばれる薄型のもの   いつも使っている口金とは違うもので、マチを挟まずスッキリと仕上げたいアイテムにはピッタリの口金です。

以前からリクエストがあった”浮き足の口金” ・・・・・・・。
なかなか決心がつかずに避けていたのですが・・・・・・  何とか攻略?することが出来ました。
良い課題をいただきました、ありがとうございます。

調子にのって、自分のお財布も浮き足で作ってみたいと思います。


明日、お客様にお渡しいたします・・・・・・・。
また、いつか会えるといいなぁ~








2010年6月27日日曜日

長財布(浮き足)の制作・その10(浮き足金具)

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ご注文の長財布、仕上げに入りました。
縫いが完成した後、磨いてネンを引いて 本体組み立ての終了!
いよいよ浮き足の金具をセットするところです。

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こんな感じで 浮き足金具、セット完了!
実際、取り掛かるまで(パターンや手順など)の下準備に時間が掛かってしましましたが  いざ、金具の取り付けは思ったよりもスムーズでした。
挟み込み部分の革の厚みも計算通りで 厚過ぎず薄過ぎず、丁度良い感じ。
浮き足の口金で色々お財布のパターン、考えてみようかなぁ~   
まずは自分用のお財布なんか どうでしょうか?

疲れを感じて少し休憩を挟みましたが  予定通り昨日、無事完成致しました。
初めての浮き足金具、良い勉強になりました。

ありがとうございます・・・・・・・・。



完成品の写真は 後日、UP致しますね。






2010年6月26日土曜日

長財布(浮き足)の制作・その9(組み立て)

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ご注文の長財布、いよいよ組み立てにはいりました。
写真は丁度、浮き足の金具が付く小銭入れ部分  問題だった本体と小銭入れの接合部分もイメージ通りに完成しました。
後は浮き足の口金を上手にセット出来るかどうか?・・・・・・なのですね。


カブセ側の側面は縫い終わりまして、残すは細工部分のまわりを縫い  最後に仕上げの磨きとネン引きです。
本日中の完成を目指したいところですが・・・・・・・

ここまできてホッとしたせいでしょうか? 身体が重たい・・・・・・・・
集中力が続きません・・・・・いけませんねぇ~
決して深夜のWカップのせいでは無く     食べすぎでもありませんけど・・・・・・・



ここは無理せず少し休憩いたします。



暫し、夢の中へ・・・・・・ お昼寝します。






2010年6月25日金曜日

長財布(浮き足)の制作・その8(革の細工)

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ご注文の長財布、まだまだ続いております。
写真は今回のデザインポイントになります細工   ”革のパッチワーク”とでもいいましょうか?
いままでの刺繍や切り絵とはまた少し違った手法で表現したバラの細工になります。
こうゆうことしたかったんですね~

以前、Yahoo!ブログのほうでお話したことがありますが
長年勤めた雑貨メーカーで制作していた”布絵”を 革でもやってみたかったのです。 やってみたい願望があっても
そこはほら、技術といいましょうか・・・・・・・まだまだ革でのもの作りが自分の思うようには上手く出来なくて 辿り着けなかったのですね・・・・・・

ようやくです、イメージしていたものが こうしてカタチに出来たのは
とは言ってもまだまだですけど  新しい私らしいものがまた一つカタチになりそうです。

さて、細工が完成したらいよいよ組み立てです。
完成まであと一息! 問題の浮き足金具はどうなりますやら・・・・・・・・・。




2010年6月22日火曜日

長財布(浮き足)の制作・その7(組み立て準備)

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ご注文の長財布、すこしづつですがカタチになってきました。
写真は内装のポケット  昨日パーツを作った札入れポケットをカードポケットとセットしたところです。

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札入れポケットはマチ付き、そしてカードポケットの下側もポケットになっておりまして かなりの収納力です。

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そしてこれが今回の細工の一部分になります。
ミネルバボックスの黒の革に ワインレッドのカラーステッチが効いてます! リボンのステッチも雰囲気がでました。  大人でシックな感じです・・・・・・・・・。

作業状況、ここまでは まずまず順調。
しかし、やっぱり悩む浮き足のガマグチとの接合部分・・・・・・・・・・・
作業工程の順番を間違えると とんでもなく大変なことになりますのでね   色々慎重になります。


ちょっと進んでは、立ち止まって考える
日頃使っていない頭のエンジンは そう簡単には動き出さないのですねぇ~



まるでパズルのようです・・・・・・・・・。






2010年6月21日月曜日

長財布(浮き足)の制作・その6(パーツ準備)

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引き続きご注文の長財布です。
朝から各パーツ作りに入っています。 写真は札入れポケット本体と、浮き足ガマグチのマチ
どちらも薄く革を漉き、接着剤で2枚合わせで革を張り合わせています。

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パーツは荒裁ちの状態  なので圧着後、型紙に合わせてカットします。 

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こちらは札入れポケット  同様に型紙に合わせてカットです。        
こんな風に裏を見ても革なのです。 

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ポケット口やマチの上側を縫い合わせていき、磨きをかけて仕上げの化粧ネンを引けばパーツの完成です。

この後も引き続き作業を続けます。

先日、ブログにご訪問下さる方がご自身のブログのリンクにRebornのブログをのせて下さいました。
次の日、友人のブログを見るといつの間にかリンク集にRebornの名前がありました・・・・・・・。
ご好意、有難く、感謝しております。(紹介文まで本当にありがとうございます。)
しかし、私は自分のブログにどうやってリンクさせるのかわからないのであります・・・・・・・・・。

このサイドバーにどうしたらくっつけられるのか?  自分のHPすら貼り付けられないのであります・・・・・・・・。



まだまだ、勉強しないといけませんね~・・・・・・・・・。




2010年6月20日日曜日

マニー会・・・・・・。

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宴の後です・・・・・・・・・・・。  

昨日は雑貨メーカー時代の仲間と、年に一度の再会の日?集会?  飲み会?っか! 
会社を退職してからもう3年が経ちましたが 毎年こうして元職場の仲間と集まって近況報告会をしております。
退職して新しい職場で頑張っている仲間、結婚して赤ちゃんが生まれた仲間、新しい道を模索して次に羽ばたく準備をしている仲間・・・・・・・・そしてまだ在職中で忙しくしている仲間。


この会わなかった一年間のことを皆それぞれ話して   質問したり、励ましあったり・・・・・・・・
年齢はバラバラなのだけれど、何故か”人生の価値観”っとでもゆうのだろうか?そういったものが同じような気がする”仲間”であります。
大人になるとなかなか難しい”仲間作り”  色々なシガラミが生じてしまうけど、上司、スタッフの壁を越えて一つのチームだったような気がします。
イジメはもちろんのこと、変な遠慮や、ネタミや、利用(活用)なんてまったくない 

まっとうで平等な人間関係の”仲間”

だから良いものが作ってこれたのですよね~  

もうあの忙しさには戻りたく無いけど・・・・・・・・皆とはまた一緒に仕事がしたい! 
心からそう思っています。



あ~ 自分にそんな力があったらよいのですがねぇ~



 

2010年6月17日木曜日

長財布(浮き足)の制作・その5(細工)

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ご注文のお財布です。
型紙の修正も完了し 各パーツごとに荒裁ちしました。 
この後、革の厚みを調節する為 漉いていきます。
それにしても毎度のことながらかなりのパーツ数になりますね  鞄に比べると見た目は 小さいですがお財布というアイテム、侮れません!
使用する革の量及び工程数は鞄とほぼ同じ位    いえいえ、工程数はもしかしたらお財布の方が多いかもしれませんね。

さて、今回の細工は”革のアップリケ”っとでも言いましょうか?
刺繍や切り絵とはまたちょっと違うデザイン表現です。


これも制作してみたかった細工の一つ! 
カットした花ビラと葉っぱをデザインどおりに並べてみました。  完成イメージはこんな感じですね!

本日はお客様にステッチ糸のカラーサンプルをお送りします。
昨晩お送りした細工のイメージ写真とあわせて ご検討いただけると幸いです。 



さてさて、イメージ通りにいきますか・・・・・・? 今から楽しみです。

幾つになっても新しいことって”ワクワク”します。






2010年6月16日水曜日

第18回日本テディベアコンベンションのお知らせ

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昨日、友人から届いたお葉書・・・・・・  毎年開催されるテディベアコンベンションのお知らせです。
今年は7月24日(土)~7月25日(日)の2日間  会場は東京国際フォーラム で開催されます。  
毎年会場がグレードUPしております。 今年はいよいよ国際フォーラムですかぁ~ 凄いなぁ~
詳しい内容はこちらの 日本テディベア協会  のHPをご覧下さい・・・・・・

友人はオリジナルでテディベアや可愛い動物の縫いぐるみをで制作している 作家さん。 
以前 勤めていた雑貨メーカーの仲間で もうかなり古い付き合いになります。 
友人は私とは違い、昔から可愛いものが似合う人  生活スタイルそのものが縫いぐるみの世界観と同化しているのであります。  

写真のテディベアも友人が制作したもの・・・・・・・  私に合わせてあまり甘くないテディベアをプレゼントしてくれました。  見ていると癒されますねぇ~
毎回、ご招待状をどうもありがとう、今回も楽しみにしておりますね・・・・・・・。

これから制作の追い込みでしょうか?  体調に気をつけて頑張って下さいね!



友人の可愛い作品はこちらのHPでご覧いただけます。  「honeytrifle テディベアと手作りの世界」




2010年6月14日月曜日

手縫いの道具

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東京、本日は雨・・・・・・・。 
昨晩遅くに降り始めた雨が 今もシトシトと続いています。 静かな朝・・・・・。
だからと言うわけではないが、久し振りに道具の手入れをしてみました。  革包丁が4本、豆カンナ、菱ギリ、丸ギリ・・・・etc
前回、ちょっと厚めで固めの革を裁断したせいか? すこぶる切れ味が悪い  なので今日は”粗砥”から砥いでいきます。
順番は粗砥で砥いだ後、仕上げ砥をかけて完成。

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研ぎ終えた革包丁。 上が斜刃で下が平包丁 私は特にこの2本を使います。   
研ぎ終えた包丁には椿オイルを薄く塗って 油膜で保護しております。 

手縫いの革道具と言っても種類は色々
私の制作している革作品はすべて「Cousu  Sellier」 クゥジュ・セリエ と言われるヨーロッパの伝統的な手縫い技法   ライダーズでよく見かけるカービングやレザークラフトとは使用する革も道具も少し違います。

クゥジュ・セリエではフノリを使った”コバ磨き”や”化粧ネン”と言われる  道具の玉ネンを使って行う革のコバを引き締めて強くする作業があります。

同じ料理でも 和・洋・中とあるように 革でも使う材料、道具がちょっとづつちがうのですね。
道具だけではなく、型紙や作り方、技法もかなり違う・・・・・・・。 



レザークラフト・・・・・・・   奥が深いです。






2010年6月12日土曜日

長財布(浮き足)の制作・その4(型紙修正)

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ご注文の長財布です。 お客様との最終確認も終了し、いよいよ本番の制作に取り掛かります!

まずは試作用のパターンを再度見直し。   
必要な箇所の新しい型紙を作ったり、頭の中で制作過程をイメージして 問題が無いかを確認します。
この制作過程のイメージが中々大変な作業    ちゃんとイメージが出来ないと型紙も違ったものになってしまうのですからね・・・・・ 今回は小銭入れのガマグチに使用する浮き足の口金と本体との接合部分が難しい~

何せ、初めて作る”外付けガマグチタイプの長財布
お客様に見せていただいたお財布の記憶を辿りながらの作業となります。  似たようなものを作っていたら話は早いのですがね・・・・・・バラして解体したものでもないし・・・・・・・

全てはこんなんかなぁ~って、自分の想像力との戦いであります。

制作工程を考えながら、問題の部分はもしもの事も踏まえ  単体で修正ができるように組み立てます。
これも作る上では大事な作業。 
難しいこと考えると、凄~く難しい作りになってしまうので・・・・・・・・シンプルが一番です!

もの作り、完成の良し悪しは型紙にかかってます。
見えないところなんですがね・・・・・・・。

大切な作業です。




2010年6月11日金曜日

ミネルバボックスの新色、プルーニャ

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先週入荷しましたミネルバボックスの新色、プルーニャ。  深い紫色のシボタイプの革です。
以前はスポットの色でしたが今回から定番色に仲間入り  エイジングが進むと茶色がかった艶がでてもっと深い紫色へと育っていきます。
1ヶ月ほど待ちましたでしょうか? ようやくの入荷です。  早速、静岡での打ち合わせで長財布のご注文をいただきました。  ありがとうございます!今から制作が楽しみであります。
そして今回も浅草今戸にあるサライ商事にお出掛け。
大量に入荷したとの情報を聞きつけ、目の保養に行ってきました。

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今回も今戸に向かう大きな交差点で建設中の”スカイツリー”をパチリ!  前回も同じ場所で3月に撮影しましたが どうなのだろうか?  随分と進んでいるのかなぁ?  

比べて見るとブルーのところから さらに進んでますね~  近くで見るともっと凄いのだろうなぁ~

また、次回も撮影してみましょうか・・・・・・・・。 



サライ商事では入荷したドイツシュリンク(H社使用の革)を見せていただきました。
人気の高い革、ほぼ全品売り先が決まっていて中々手に入らない革。 しかし今回はオレンジが多少あるとのこと・・・・・・目の保養のつもりが・・・・・・・・・・迷うなぁ~
「少し考えます」っと言って 注文品だけ仕入れて帰ってきました。

でも、やっぱり迷うなぁ~・・・・・・・・。
見てしまうと我慢するのが難しい・・・・・・・・



いけない、イケナイ、甘い物と一緒だわぁ~



日々・・・・・・。


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足柄インターから見える”今日の富士山”です。                
そして足柄山付近の風景~

毎月の帰省時に利用しているのは高速バス。  東京~清水間を2時間半ぐらいで移動できる便利な交通手段
この3日間、清水からは富士山がきれいに見えなかったけど こうして近くで雄大な姿が見れて良かった良かった! 思わず拝みたくなるから不思議であります・・・・・・。
足柄インターで昼食を買ってバスの中でお昼を食べるのがいつもの習慣
そして本日は、お客様に頂いたクリーム大福が食後のおやつとなりました。

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こちらが先日頂いた”クリーム大福” 2008年モンドセレクションを受賞した 静岡では有名な大福であります。
頂いた中から 生クリームと抹茶クリームの2つを鞄に忍ばせ、車中で美味しくいただきました! 

ご馳走様でした。  残りは家族におすそ分けです・・・・・・。

ここのところ、美味しい頂ものが続き ”おやつ”には不自由の無い日々が続いております。
嬉しい反面、真剣に”糖尿病”が気になってしまう私です・・・・・・・。


体調管理は自己責任ですからね・・・・・・・・。
甘いもの ほどほどに気をつけます。(やめられないのよ~)



2010年6月9日水曜日

セリーヌのリメイクBag

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ご依頼のリメイクBagが完成しました。  昨日、無事お客様にお届けできました・・・・・・・・。

リメイク前のBagはバケツ型の巾着Bag   生地や革がしっかりしている分、巾着部分がちゃんと閉じずに 少し使いづらいBagでした。
リメイクのご依頼は縦長ポシェットの斜め掛けBagで
後ろにポケットとBag口をファスナーで開閉し マグネット止めのベルトを付けたいとのことでした
そして出来るだけ材料を再利用してリメイクするのをご希望

今回新しく使用したのは 底、口ファスナー、ファスナーマチのみ
使える部分は全て使用し、完成したリメイクBagです。

来週行く 旅行にこのBagが間に合えば良いな って密かに思っていたそうです。
私にプレッシャーをかけないように 黙っていてくださったお客様・・・・・・・・
お気遣いありがとうございます・・・・・・・。  間に合って本当によかったです。



良い旅のお話をまたお聞かせ下さい。

楽しみにしております。


 


セリーヌBagのリメイク・その6(ポケットとベルト)

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リメイクBagの続きです。 
写真は後ろのファスナー付ポケット、サイドに付いていたファスナーを再利用して使い勝手の良いポケットにしました。

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 そしてポケットの袋布もこうして内布を再利用。

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そしてベルトも再利用です。  中間地点についているバックルを取り外して・・・・・・



底革を利用して連結のベルトを作りました。 
リメイクBag、できるだけ素材のリサイクルも考えて制作します。



昨晩遅くに静岡入り。
本日、お客様にBagをお渡しいたします。
時間の配分が上手くできずに制作が間に合うかどうかのギリギリの状態でした・・・・・・・。



久し振りの徹夜明けです・・・・・・・・。








2010年6月4日金曜日

セリーヌBagのリメイク・その5(裏地作り)

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 引き続きご依頼のリメイクBag。  
元々裏地に使われていた生地(ファスナー付き)をそのまま裏地にリサイクルします。  しかし、生地の高さが足りない為 内側ポケット袋の片側を底の切替部分にし、高さをたしていきます。

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上下縫い合わせ、マチ代わりのダーツを縫って・・・・・・こんな感じになりました。
後は裏地本体の前後を縫い合わせれば  裏地の完成です!  
そのままファスナーポケットに活用できました。 

残ったポケット袋のもう片側は 本体後ろ側に付くファスナーポケットの内袋にリサイクル
無駄がないよう工夫しながら制作するのがリメイクの良いところ  ”頭の体操”になりますね。
使えるものは使い切る!!  とことん、追求させていただきます・・・・・・・。

先日、サライ商事さんから革の入荷連絡をいただきました。
5月に入荷予定していた新色のプルーニャ(パープル)がようやくイタリアから飛んできましたよ~待ってた、待ってた!!
早速午後、取りに伺います! 大量に入荷した革を目の前にしたら 誘惑に負けてしまうかも・・・・・・・目のホヨウだけで済ませたいところなんですが・・・・・・・。

お待ちのお客様にもご連絡をしなくてはいけません。

新色のプルーニャは どんな鞄 が似合うのかなぁ・・・・・・・・・・。






2010年6月3日木曜日

セリーヌBagのリメイク・その4(パーツ裁断)

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引き続きご依頼のリメイクBagです。
慎重に解体したBagを各パーツごと問題なくきっちり裁断できるか?  まずは解体した革や部品を痛みがないか確認してから裁断します。

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本体の下側に使用されていた切替のヌメ革  両端と上部をカットし、今回も切替のポイント使いをします。
下側に開いてしまっている針穴はそのまま活かして同じところを手縫いしていきます。

当初の計画では底の大きな四角いヌメ革で リメイクBagの底部分と口止めのベルトを裁断しようと考えていたのですが・・・・・・・・。
デザイン的なことえを考えるとこの革では柔軟さが足りない・・・・・・・残念ながら底部分は別のヌメ革を使用して、口止めのベルトのみにリサイクルします。
早速ミネルバのヌメをカットして今日一日、天日干し!  どこまでアメ色にエイジングしてくれるかなぁ~

セリーヌのメインの生地はど~んと本体にしか使用しないので裁断も難なくクリアなのですが
その他の細かなパーツは中々難しいですね。  計画していた通りにちゃんと使えるのか? 全ての裁断を終了するまでは気が抜けません。 



慎重に進めていきます




 

2010年6月2日水曜日

セリーヌBagのリメイク・その3(解体)

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リメイクのご依頼です。  20年ほど前に購入したセリーヌのBag
厚みのあるバケツ型のショルダーBagを  斜め掛けポシェットタイプのBagへリメイクします。
まずは全て解体していきます!

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本体Bagから表側のメイン生地をきれいに剥がします。 
ラバーで特殊に加工されているからでしょうか?? 生地の痛みはまったくありません! これなら問題なく全て使用可能ですね。
付属のファスナーも切替のベルトや 底の部分も使えるところは全てリサイクルします。

まだ解体が完了していないので、革の全てが問題無く、使用可能か判りませんが  出来るだけ使い切るようにしたいと考えております。

足りなければ新しいヌメ革をたしていきますが、出来るだけそれは避けたい!
20年の時間をかけて雰囲気のあるアメ色にエイジングしたヌメ革です  シミやキズも新しいBagの”良い味”になるのですから・・・・・・・・・・。

革を痛めないよう注意をしながら解体をしていきます。
どんな風に新しく生まれ変わるのか・・・・・・

糸を解きながらワクワクしています。