2014年11月17日月曜日

ベルトの制作・その1(部分試作&型紙作り)


教室の課題制作は一時中断して、次のご注文の準備に掛かりました。
写真のバックルはお祖父様の形見のお品物で、このバックルに合う”お洒落なベルト”っとのご依頼です。
お客様の年齢は30代前半。
フォーマルなスーツにご利用されるとの事ですが、人とは違ったデザインをご要望
そこで、解かりやすいように簡単な部分試作を作って打ち合わせ・・・・・  無事、デザインも決定致しましたァ~


その場でいつも使っているベルトを見せていただき、仕上がりサイズをメモしたものです。
こんなんで大丈夫かぁ??って心配になるほど、簡単でなんとも雑な図ですが・・・・・・ 
問題無し! これで大丈夫なのですね。


型紙制作の前に、確認しなければならない点がいくつか・・・・・
そのうちの1点、バックルの穴の確認で、開ける大きさはいくつなのか?  また一番心配なのは、このデザインで穴開けって問題無いのか?


こんな感じでちょっと試して、問題点を確認していきます。
同時にベルトの厚みも再確認できました。 これ以上厚みがあると、ピッタリしない感じですね・・・・・ 要注意です!


以上の点を踏まえ、ベルトの厚みや芯のバランス、そして編みテープの厚みなどなど・・・・・
全体像が決まったら、いよいよ型紙作り!(剣先部分のみ)
写真は中心線を折って、左右対称の型紙を作り始めたところです。


え~っと、剣先はこんな感じで・・・・・・
型紙はボールチップを使っているので、スッキリカット出来るよう今回は革包丁を使ってます!


剣先のカタチが決まったら、サイズ通りに穴位置を開けていきます。
この時、中心線から絶対ズレ無いように、十分注意をしながらポンチで穴明け


穴明けが完了したら、こんな感じで確認!  何とか無事 中心に開けられましたね・・・・・・。


今回は数mmズレても目立ってしまうアイテム
デザインもそうですが、サイズの決まったバックル止めで位置がズレてしまっては台無しですからね・・・・・・。


この穴位置も同様
編み込んだテープの中心に、キチンと穴が開くように編み込んでいかないとダメ!
ベルトとは言え、結構ハードルが高いデザインです・・・・・。


上手く出来るかなァ~  

不安半分、楽しみ半分・・・・ そんなところでしょうか?