2014年8月29日金曜日

革ポーチの制作・その13(携帯ポケットの組み立て)


昨日の続きから・・・・・ 
下準備が出来たところで、次は本番の組み立てに掛かります。
写真は途中まで縫い目を打ったコーナー飾りを、まずはポケット正面部分だけボンドで仮止めした状態。


ちなみにこちら、コーナー飾りの凹のところに お名前の刻印を入れました。


さて次は、写真のように携帯ポケットの厚み部分に、コーナー飾りを仮止めしていきます。
ここで肝心なのが”展開した型紙”の力が発揮できるのか?否?です。


早速検証していみたいと思います!
写真は平たい状態でみた 携帯ポケットとコーナー飾りの”ズレ” 1mmちょっとズレておりますが・・・・
この1mmちょっとのズレが、型紙を”展開”してワザと作った”余裕分”


直角に貼り付けたいので、写真のように台の角を使ってボンドで仮止め!


貼り付けた部分を裏からみるとこんな風に・・・・・・  重ねたコーナー飾りは、45度漉きしたギリギリの縁部分にのってますね。
イメージ通りです!


こちら、上から見た状態。
カッチリ、90度の直角に角が作られましたァ~ 


ここで型紙を”展開”したご説明をちょこっとだけ・・・・
角を曲げたりして平面を立体にすると、上に被さる方が距離が長く掛かります。
しかし、今回は底の角ポイントは変えずに、上側だけを長くしたかったので、角ポイントを起点に、1.5mm扇型に開きました。

この1.5mmは下側携帯ポケットの革の厚み分です。
扇型に開いたので、型紙が斜めに1.5mm下がって、飾りの上部分のみ1.5mm広がりました。
(理解していただけたでしょうか・・・・・?)


では、なぜ? 上だけ開いたのか?


答えは・・・・・・

底部分は1枚仕立てだからです。
なので、厚み分をプラスする必要が無いのですね・・・・・。


型紙って、奥が深い。