2010年3月19日金曜日

2way Bagの制作・その2(ダーツのすくい縫い)

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引き続き ご注文のBagです。   予定通り何とか刺繍も完成しました。 
今回のお客様はお花関係のお仕事をされている方で、刺繍もお花。  バラの刺繍なのですが・・・・・わかりますか?

刺繍も完成しましたので、本日から本体の組み立てに取り掛かります。まずはカタチを作るダーツの”すくい縫い”

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ダーツをカット→縫い線引き、目打ち→菱ギリで穴明け 

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”すくい縫い”でダーツを縫い合わせする。

”すくい縫い”は革の厚みに糸を通しカット面をつき合せして縫い合わせる手法です。   縫代の重なりがありませんので、段差が無く、見た目もスッキリとした仕上がり。  なので私は良く使う手法です。

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革の厚みに針を通しているので 裏からみても縫い目はありません。  カットしたところがピッタリ張り付いている感じですね。

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こちらが縫い上がりの状態

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でもってこちらは頂点の丸みをカナヅチで形成した状態
頂点の部分が馴染んで丸くなっているのがわかるでしょうか?  尖がったものが綺麗にカーブしています。
こうしたカタチ作りの為に 革用のカナヅチはとても重宝します!本当は、木型とかもあれば尚、ベストなんでしょうけど・・・・・・・。

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そしてこれが本体前になります。 平面だったものがダーツのおかげで立体にカタチができました。
続けて後ろ本体のダーツも縫い縫い合わせていきます。
さて、今日はどこまで進めますか・・・・・・・?

希望は、パイピングと底マチを作って 本体縫い合わせまで行きたいのですが・・・・・・どうなりますやら・・・・・・。