2014年6月18日水曜日
パスケースの制作・その3(磨き&化粧ネン)
パスケースの続き・・・・・・ 上下のパーツ2枚 こんな感じに 裁断が完了しました。
次に、ポケット口や小窓の”磨き”の作業に掛かります。
こちら本体のポケット口になる部分。
まだ”磨き”前の状態 カットした断面がボソボソしているのがわかりますね。
この断面に床剤を伸ばし、柔かい布で磨いてから紙ヤスリをかけて、また床剤で磨く・・・・・
”磨き作業”を何度か繰り返すと、写真のようにボソボソした断面がツルツルになります。
綺麗に磨けたら、次は化粧ネン!
写真はネンを引く道具で、”玉ネン”をアルコールランプで適度に熱しているところです。
丁度よい熱さになったら、ポケット口の縁にネンを引きます。
まずは裏側から・・・・・
こちらが”化粧ネン”を引いたポケット口の写真です。
切り口の縁が熱で引き締まり 「角が取れた状態」になりました。
ちなみに・・・・・ 最後の仕上げ工程になるので”仕上げネン”っとも言います。
(まぁ、呼び名なんてどっちでもいいか)
もう一つ、ちなみに・・・・・・
今回は厚紙を敷いての作業になりましたが、これは革の厚みが薄い為、厚紙を敷いたのですね。
厚みがあれば、厚紙を敷く必要はありませんが、革が薄い場合はきれいにネンが引けないので、この様に工夫すると上手に化粧ネンが引けます。
(ご参考まで・・・・・・ )
裏側が引けたら、表側・・・・・・ (この順番も大事です。)
こんな感じになりましたァ~ まぁ、普通でしょうか?
っと、ここまでが下準備の磨き作業
本当は、小窓もネン引きしたかったのですけどね、ちょっと、いや、かなり難しいので あえて冒険は止めました・・・・・
いけませんね、失敗を恐れては・・・・・・ (いずれまた、チャレンジ致します。)
今日はここまで
明日は縫いまでの準備をご紹介致しますので・・・・・ お楽しみに。