指ぬきの続き・・・・・・
表と裏の革を型紙が入る大きさに粗裁ちし、厚みを漉いてから表裏をボンドで仮止めします。
写真は表側に型紙を写し、写した線に沿って裁断したところ
次に、縫い目を作っていきます。
まず ”ネジネン”で縫い線を引き、2本目の菱目打ちを使って縫い目を打っていきます。
そしてここからが小技・・・・・ すくい縫いの目の刺し方になります。
まず、打った目に菱ギリを差し込むのですが、写真のように表革の厚みの半分ぐらいに刺すのですね。
決して裏側まで貫通させてはいけません。
縫い目を作ったら、こんどは”縫い合わせ”
写真のように作った縫い目を合わせ、指ぬきの裁断面をつき合せで接いでいきます。 この時のポイントは”糸の引き” 強すぎても弱すぎてもダメなのですョ。
なので、このポイントは数をこなして、感覚を掴むしかありません!
”すくい縫い”の裏側(内側)は こんな感じ! 裏側もフラットな仕上がりになります。
そして、同じようにもう片側も”すくい縫い”をすれば・・・・・・ 完成~~ っとなります!!
写真は完成した指ぬきを、カナヅチで思いっきり叩いているところ
出来たものを壊しているように思えますが・・・・・・
実は指に馴染むよう、叩いて革を柔らかくしているのですね。
決して失敗したので・・・・・ ってことではありませんので
ご安心を。