2014年6月17日火曜日

パスケースの制作・その2(裁断&小窓抜き)


昨日の続き・・・・・・  型紙完成後、裁断に掛かりました。 
こんな風に型紙よりちょっと大きめに粗裁ちするのは、この後 革漉き機にかけて、革の厚みを調節する為です。


こちらが漉いたもの・・・・・   カードがしっかりしているので、今回は1.2mmの厚みにしてみました。
写真は厚みを調節した革に、”丸ギリ”を使って型紙を写したところ
もちろん、小窓も忘れず写しておきます。


外回りの余分な革をカットしたら・・・・・
いよいよ 小窓抜き!  工具を写した線にしっかり合わせ、思いっきり”打ち棒”で叩きます。



こんな感じに2箇所、線上に丸くきれいに抜けましたァ~


次に、この2箇所の抜き穴をつなげるよう、直線をカットします!
この時も慎重に、下書き線からズレないよう 十分注意


ハイ、こんな感じに小窓が完成~  きれいにカット出来ましたね。


ここまでがまず第一段階の下準備、次はポケット口や小窓の縁(断面)の”磨き”作業に入ります。
簡単に言うと、後は貼り付けて、縫い合わせして、磨いて仕上げれば完成致します。



予定どおり、無事 完成致しましたァ~
今回は簡単な2枚合わせのケースなので、たまには詳しく 順を追ってご説明したいと考えております。

明日は磨き作業を、ご紹介をさせていただきます。