先月の帰省時に、静岡のお客様から修理の為 お預かりしたオーストリッチのHand Bag。
無事、修理完了です! 修理の箇所は・・・・・・・・
Bag本体と後ろポケットの内布 どちらも塩ビの表面が剥げ落ちてきて、黒い細かい”カス”がボロボロ、粉のように出てきています。
長年、お使いになって愛着のあるもので 何より使い心地が一番良いBagの為、新しいものを購入しても結局このHand Bagに戻ってしまうそうです。
手順はまず、本体と後ろポケットを解体
取り外したものからパターンを起して内布を作ります。
作った内布をBag本体に組み立てて・・・・・。
後ろポケット、Bag本体に新しい内布が付きました。
これからはものを取り出す度に飛び散っていた”黒いカス”も、もう出てきません。 快適にまたHand Bagがお使いいただけることと思います。
修理のお仕事、久し振りですが、型崩れ防止の芯材の使いかたなど勉強になりました。オーストリッチの素材も初めてでしたが”革”っていう点では同じなのだと実感できました。
何十万もする高価な鞄を解体し、内側をのぞいて見るチャンスはなかなかありませので 修理のお仕事、できる限り続けていきたいと思っています。
ご相談やご依頼を受けたお仕事は基本的に”請ける!” そう決めています。
本心は出来るかどうか?心配なんですけどね・・・・・・
”出来るかなぁ~?”ではなくて ”どうしたら出来るか?”
私の中のお仕事はこうして毎回、自分を乗り越える課題なんでしょうねぇ・・・・・・。