2010年4月2日金曜日

長財布の制作・その1( 型紙 )

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ご注文の長財布の型紙作り。   2年前に表側だけリメイクした印伝のお財布です。
表の刺繍部分はオイルが出てきて艶が増し、良い雰囲気になってきているのですが   その他の革部分が擦り切れたり革がはげてきたり・・・・・かなり痛んできたので新しいお財布を制作することとなりました。

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長年ご愛用のお財布、お客様にとってはこの形が一番使い易いので  ご依頼も同じカタチのものをご希望です。 
デザインはシンプルでコンパクト   装飾もなければ、遊びも無い・・・・・良い意味で 無駄なものが一切ないとっても日本的なデザインです。

日本の工芸品には カタチのデザインに無駄が無く、突き詰めてそぎ落とした美しさを感じます。
個人的にこうゆう機能的でシンプルなものが好きですし、目指すところでもあります。

一箇所だけ変更を・・・・  カブセの裏側にあるカードポケットは普通のポケットにし、小銭入れの側面にカードポケットを付けることにしました。 これは、カブセに”カードのアタリ”が出てきてしまうので、それを避ける為です。
その旨をお伝えすると、お客様も”アタリ”が気になっていたとのことで、了承いただきました。

今日の目標は刺繍の完成まで・・・・・  刺繍も新しい、バラの柄で刺していきます。
新柄はどんな風にできるでしょうか?楽しみでもあり、不安でもあり・・・・・   とにかく挑戦ですね。


中旬から静岡に帰省の為、 その前に頂いているご注文を幾つか同時進行しております。
下準備、ちゃんと済ませておかないと大変なことになりますから・・・・・



本当はもう、お尻に火が付いてる状態です!