ご注文の長財布の型紙作り。 2年前に表側だけリメイクした印伝のお財布です。
表の刺繍部分はオイルが出てきて艶が増し、良い雰囲気になってきているのですが その他の革部分が擦り切れたり革がはげてきたり・・・・・かなり痛んできたので新しいお財布を制作することとなりました。
長年ご愛用のお財布、お客様にとってはこの形が一番使い易いので ご依頼も同じカタチのものをご希望です。
デザインはシンプルでコンパクト 装飾もなければ、遊びも無い・・・・・良い意味で 無駄なものが一切ないとっても日本的なデザインです。
日本の工芸品には カタチのデザインに無駄が無く、突き詰めてそぎ落とした美しさを感じます。
個人的にこうゆう機能的でシンプルなものが好きですし、目指すところでもあります。
一箇所だけ変更を・・・・ カブセの裏側にあるカードポケットは普通のポケットにし、小銭入れの側面にカードポケットを付けることにしました。 これは、カブセに”カードのアタリ”が出てきてしまうので、それを避ける為です。
その旨をお伝えすると、お客様も”アタリ”が気になっていたとのことで、了承いただきました。
今日の目標は刺繍の完成まで・・・・・ 刺繍も新しい、バラの柄で刺していきます。
新柄はどんな風にできるでしょうか?楽しみでもあり、不安でもあり・・・・・ とにかく挑戦ですね。下準備、ちゃんと済ませておかないと大変なことになりますから・・・・・
本当はもう、お尻に火が付いてる状態です!