2011年5月23日月曜日

名刺入れの制作 ・ その5(仕上げ)

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引き続きご注文の名刺入れです。
仕上げの縫いに入りました。 本体ポケットからカブセの部分を縫い合わせています。

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それぞれのポケット口など 力の掛かるところは返し縫い(2度縫い)をして補強しております。

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そしてカブセのコーナー部分、 ここポイントです!
向かって右角はボンドで仮止め・・・・・・左角は縫い合わせしています。  違いが判りますか?
左角は縫い糸にテンション(糸の引き方を調整)を掛けて より内側に引いているのです。
裏革を張り合わせる時にも 内側にクセを付けておきますが、縫い合わせる時にもこうして”手加減”を加えてカブセのカタチを整えているのです。
いい感じにカーブしていますョ!

っと、ここまでは昨日終了しております。

本日はいよいよ最終の工程、”磨き”の仕上げにかかります。
紙ヤスリで削ってフノリで磨くを何度か繰り返し、最後に化粧ネンを引いて完成になります。

本日仕上げて、今晩 寝かせます! 
何となくですけど・・・・・・・・・一晩寝かせることで落ち着く気が致します。
私は勝手に”熟成”って思っているのです・・・・・・・・・・。

革(素材)から名刺入れ(カタチ)の自覚が生まれる感じがするのですょ


個人的な意見ですけどね・・・・・・・。