2016年11月2日水曜日

コート袖口の修理

このところ 急に寒くなって来ましたね。
つい先日まで半袖Tシャツ着ていたのに、今週は厚めの靴下を引っ張り出して”冷え対策”を始めました。
冬はもう、すぐそこまで来ているのですね・・・・・・。

寒くなって思い出しました・・・・・春先、姉に頼まれていた”コート”

もうそろそろ、催促される時期 
なので、次のご注文準備に掛かる前に片付けることに致しました。(昨日無事完了~!)


姉のコートの袖口です・・・・。    かなり着込んでおりますね。
この擦り切れてしまった袖口に、革を巻いて修理することに致します。


袖口の長さを測り、巻き付ける幅を決めて革をカットします。
長さ31cm 幅は2.5cmの革テープが2本です。


両端を”斜め漉き”して、重なり部分の厚みを調整致します。


ハイ、こんな感じで革テープの準備が出来ました!
重なりを”荒らして” 上下に同数の”縫い目”を打っておきます。


っで、これを袖口に巻き付けていきます! 
後は、しっかり縫い合わせて・・・・・・


ハイ、こんな感じで出来ましたァ~!!

いつもと同じ縫い方ですが、一つだけ違うのは”糸の始末”
洋服はクリーニングするので、糸を焼いたりせずに”玉止め”にしておきます。


まだ出来立てなので、革がピンと張って馴染んでおりませんが
今シーズンが終わる頃には、柔かく馴染んでくると思います。


これで、もう少しは着られるかな?