2010年5月8日土曜日

口金Bagの制作 ・ その4(試作の修正)

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ご注文の口金Bagです。  いつものガマグチの発想からちょっと考え方を変えて一から作った試作
これで問題だった中の口金には引っかからないようになりました。 何とか基本型にはなりそうです。
しかし、ガマグチのパターンを変えた為、今度は本体に丸みが出ない・・・・・・・ 丸みが無いと余裕がないので、収納力も落ちます。  

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中には口金がもう一つ・・・・・・これが結局仕切りになってしまうので見た目よりものが入らない・・・・・・。
このままだと絶対使い勝手の悪いBagになってしまいそうですね。
それに、Bagに”雰囲気”がまったく感じられ無い!これではいけません・・・・・・・・

この基本の試作から底マチと本体のパターンを修正して見た目の大きさは変えずに もう少し”遊び”を増やします。  基本の試作パターンを切り開き、広げて余裕を作り出します。
この方法はどちらかと言えば、洋服のパターン作りになりますね。

試作品をみていると動き辛いシャツの背中に見えてきます・・・・・・。 見た目はピッタリのカタチだけれど、肩幅に余裕がなくて、曲線の身体のラインに上手く馴染んでないピチピチの腕が上がらないシャツのようです。
もう少しダーツを広めにして曲線と余裕を作ります。 一緒に、雰囲気も出せたら良いなぁ~


静岡のアトリエから東京に上京して職探しをしていた時期に、半年ほどアルバイトで「山本寛斎」のショー用の服を縫製していました。 ”寛斎”から届く複雑なパターンを直接見てカタチにできたこと、雑貨メーカーでの手芸との出会いなどなど・・・・・
今までの経験が革制作に大いに役立っております。  


どんなことでも経験したことに無駄は無いってことですね・・・・・・。 

きっとこれからも そうなんだろうなぁ~