数年前に制作したトートBag、 今回修理で3年ぶりに戻ってまいりました。
手元に届いたのは約1ヶ月前、気になりながらもここまで引き延ばしておりました。 早速朝から解体作業に掛かります。
修理の箇所はこの裏地全て。
ご要望でお客様の持ち物である 夏物の帯(正絹)を裏地に使用したのですが、あまりにハードな??使い方なのか? かなりの状態であります。(お見事!)
まずは こんな感じでBagの口巻きテープを一目づつ解いていきます。
解きながら この口巻きテープは再利用しようか否か? 迷います・・・・・・・・ ここはちょっと考えておきましょうかね・・・・・・。
ハイ!口巻きテープが全部取れました~
”夏地の帯”使用の為、補強の意味で薄手のドミット芯(綿芯)を添えておりましたが この状態を見ると 帯地に直接 芯を接着する方法がベストだったと思いました。
お客様は365日、毎日 このBagを使っておりました。
お仕事に、プライベートに、 国内外の出張にも・・・・・・・・ そして洋服にも、お着物でも・・・・・・・事実、ある番組での特集で、このBagを持っていろいろな国に出掛けているお客様を拝見しました。
(気に入っていただけて嬉しいかぎりです。)
しかし その方の使い方、使用頻度など、様々な状況を考えて 一番ベストな作り方を選択しなければいけません。
それが”オーダー鞄”の基本だと感じるから・・・・・・・
なのに・・・・・・・ まだまだですね。
やっぱり日々勉強です!