2010年6月14日月曜日

手縫いの道具

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東京、本日は雨・・・・・・・。 
昨晩遅くに降り始めた雨が 今もシトシトと続いています。 静かな朝・・・・・。
だからと言うわけではないが、久し振りに道具の手入れをしてみました。  革包丁が4本、豆カンナ、菱ギリ、丸ギリ・・・・etc
前回、ちょっと厚めで固めの革を裁断したせいか? すこぶる切れ味が悪い  なので今日は”粗砥”から砥いでいきます。
順番は粗砥で砥いだ後、仕上げ砥をかけて完成。

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研ぎ終えた革包丁。 上が斜刃で下が平包丁 私は特にこの2本を使います。   
研ぎ終えた包丁には椿オイルを薄く塗って 油膜で保護しております。 

手縫いの革道具と言っても種類は色々
私の制作している革作品はすべて「Cousu  Sellier」 クゥジュ・セリエ と言われるヨーロッパの伝統的な手縫い技法   ライダーズでよく見かけるカービングやレザークラフトとは使用する革も道具も少し違います。

クゥジュ・セリエではフノリを使った”コバ磨き”や”化粧ネン”と言われる  道具の玉ネンを使って行う革のコバを引き締めて強くする作業があります。

同じ料理でも 和・洋・中とあるように 革でも使う材料、道具がちょっとづつちがうのですね。
道具だけではなく、型紙や作り方、技法もかなり違う・・・・・・・。 



レザークラフト・・・・・・・   奥が深いです。