2014年10月2日木曜日

革ポーチⅡの制作・その4(裁断&段漉き)


ご注文の続きです。
一部の型紙は除き(メッシュ部分)、それ以外をミネルバボックスに”型入れ”
問題ないことを確認したら、続けて粗裁ちしていきます。


ハイ、こんな感じに粗裁ち出来ましたァ~
次に、これらの各パーツを それぞれの厚さに漉いていきます。



前回のポーチ作りでもご紹介しましたが、今回もこちらの「コーナー飾り」の漉きをご紹介!
まず、粗裁ちしたパーツ(表)です。


そしてこちらが原皮(裏)の状態。
この型紙はコーナーと底が一体っとなったもの
なので重なりあうコーナー部分(上側)は、底よりちょっとだけ厚みを薄く漉きたいのですね・・・・・。
そう、ちょど角を直線で結んだ上側だけを漉いた、”段漉き”にしたいのです!


こんな感じで、粗裁ちのパーツを漉き機に掛けて・・・・・・


ハイ、こんな感じ・・・・・
粗裁ちだったパーツを型紙どおり整形し、”段漉き”部分を直線で引いてみると・・・・・
あれあれ?ちょっと漉けてないところがありますね。


解かりやすいように、ちょこっと囲ってみました。
所々 1mm弱でデコボコしておりますね・・・・・  これではいけないので、このデコボコ部分をなだらかにしていきます。


コルク台の角辺を使って、デコボコを削いでいきます。
この時のポイントは、革包丁の”切れ”が重要! (しっかり砥いだ状態のものを使用しましょう~)

包丁の刃を全面、しっかり面(漉いた面)に当てて少しずつ動かしていけば、凸部分だけ削れて漉いた面と同じ高さになります。
(包丁の使い方は、斜め漉きの要領で動かしていけばOK!)


活字より動画の方が 解かりやすいのでしょうけど・・・・

ご理解いただけたでしょうか?



引き続き、下準備を進めます。